クッカーカテゴリーの大本命!エバニュー Ti570CUPと仲間たち

夏山フェスで出会ってしまった「エバニュー Ti570CUP」。完全ノーマークだったエバニューのクッカーは気付けば僕の心を鷲掴みにしていた。たかがクッカー、されどクッカー。エバニューのモノづくりへの探究心とこだわりには、ジャパンブランドの底力を感じた!



スペック

容量 素材 重量
Ti570CUP 570ml チタン 55g
400FD 400ml チタン 50g
570CUP フタ チタン 22g

が、メーカーの公表値。実際は10gぐらい平気で誤差の範囲内じゃ!と言わんばかりに軽めに表記しているメーカーが多いなか・・・。

うおー!まじか!カタログ通りなんて初めてかも!!公表値ぴったり55g!!

くぅ〜!公表値50gに対して49g!こういうのが誤差っていうの!!っていうか公表値より軽いし!海外メーカーも見習って欲しい!

しぇー!!公表値22g!3アイテム計測して公表値とほぼ一緒なんてほんとスゴイ!!製品精度自動車部品並!!

やっぱりエバニューさんの真面目さには好感がもてるなー。

g単位で削ってるUL思考の人たちもカタログ鵜呑みにして買うと「全然公表値と違う!」ってことが海外メーカーには特にあるから気をつけなはれや!

エバニューさんは安心して買えまっせ!(きっぱり!)

 

特徴

これでもか!!ってぐらい、いいとこばっかりアピールするメーカーが多い中、見てよこのエバニューさんの口下手感。

クリックでメーカーHPへ

こんないい商品なのに多くを語らない・・・。

不器用なんで・・・って高倉健か!

でも真面目にいいモノを作ってる自負があるから、つべこべ言わないんだろうなー。

ますますエバニューのこと好きになっちゃうぜ!

余計なお世話かもしれないけど、口下手エバニューさんに代わって特徴を説明します!

 

目盛りが面白い

まず一番下の160ml、わかります??

そう、アルファ米に必要な水の量なんです。

その上の330ml、これはカップヌードル・リフィルに必要なお湯の量。

何となくで入れてた水の量もTi570なら水も燃料も無駄にすることがなくなります!

しかも、水の量を迷わないから時間も無駄にしない!

ALL HAPPY!最高!

 

取っ手が面白い

この中途半端なシリコンチューブは不良品ちゃうよ。

バーナーの炎で溶けちゃうのを予め防ぐためこんなに短いのよ。

このチューブ、好きな位置に移動できるのも面白い!

 

フチの処理が美しい

バリなんて皆無!

超精工にラウンドされているフチは、どこからでもお湯が注ぎやすく、湯切りしやすい!

滑らかなフチは口当たりがいいのもGood!

 

完璧なスタッキング

先行発売されていた「400FD」が完璧な形でスタッキングできるんです!

この完璧なツライチスタッキング見てよ!

美しいでしょー。

Made in JAPANを感じるなー。

で、ここにフタをするわけなんだけど、このフタがなるほどポイント。

フタが本体の内側にセットされるのがよくあるクッカーなんだけど、

このフタは上から被せるタイプ。

つまみも倒れずちゃーんと立ちます。

フタみるだけじゃピンとこないと思うけど、かぶせてみると・・・

こんな感じ。

こうすることによって、極限まで薄くしたチタンコッヘルの強度を上げてるんですわ!

これならバックパックの中で潰れちゃうってこともなさそう。

ここにエバニューのアルコールストーブとゴトクが入ったら完璧でしょ!

当たり前のように入ります。

で、総重量がわずか174.5g!

固形燃料とかライターも一緒に入れることができます。

 

価格

こんな精巧な作りのMade in JAPAN チタンクッカー(Ti570)がなんと!!

2,592(税込)えーん。

トーカ堂の北社長もビックリの衝撃プライス!

 

超絶リフィルスタッキング

「TOAKS LIGHT TITANIUM 650ML POT」のレビュー記事でも紹介したNASAとの技術提携から生まれた「超絶リフィルスタッキング」

スタッキング細胞はあるんです!「TOAKS LIGHT TITANIUM 650ML POT」

2017.07.07

やはりこのままではリフィルをスタッキングすることは難しい。

だが、我々には「リフィル余分なとこカット技術」がある。

エバニューにも負けない精巧なカッティング技術。

う、美しすぎる。完璧なスタッキングじゃないか!!

ちなみに、この超絶カッティング技術、攻めすぎるとパッケージが開くから気をつけなはれや!

これぐらい接着面を残してカットするのがベストだ。

 

ガス缶いけんの?

アルコールバーナーもいいけど、やっぱり山行によってはガスバーナーを使いたいこともあると思う。

そうなると、ガス缶も収納できるといいなーってね。

当然入ります。

でもね、キャップ部分がわずかにはみ出るんですわー。

しかも、フタの中央部分が凹んでるから・・・

ちっきしょー!わずかに閉まらない!

ガス缶使えないんじゃー。と思ったアナタ。

今回もBBGはNASAの協力を得てガス缶の収納に成功したのである。

これが人類英知の結晶「ガス缶逆さ収納スタッキング GSS-110」だ!

このフタの凹みはガス缶を逆さに入れることを想定したかのようなフィット感。

実際には少ーしだけ浮いているが、ガス缶のキャップを外せばほぼキレイにおさまる。

ちなみに、110のガス缶の種類によっても僅かだが高さが違うことが判明した。

イワタニプリムスのガス缶はそこそこはみ出すが、

SOTOのガス缶はわずかにはみ出す程度。

さらに底面のくぼみもSOTOの方が深いから、エバニューとのスタッキングを考えた場合はSOTOをおすすめしたい。

ちなみに、ガス缶じゃなくてバーナーもすっきりおさまります。

SOTOのウィンドマスターとゴトクがすっきり収納

 

収納袋問題

本来はこのスタッキング(Ti570)には専用のメッシュ袋が販売されている。

だが、ご覧の通りエバニューさんらしくないルーズ感。

ちょっと570用と言うには・・・美しくない。

何かビシっと決まる収納袋やケースはないものか・・・。

ケース探しの旅に出て三日目。私は朦朧とする意識の中、まさかのものが目に止まった。

ガス管のカートリッジカバー(ネオプレーン素材)である。

こんなものがフィットするわけないと思いながらも、Ti570に装着してみると

驚きのシンデレラフィッツ!!

このために作られたの??ってぐらいぴったりフィッツ!

これならガス缶を入れて多少フタが浮いてても無問題!

しかもカップの保護にもなっちゃうっていう!

隙間にライターだって入れれちゃうよ。

またサイエンスの表紙を飾ることになりそうだ。

 

フィールドレビュー

実際に現場で使ってみた使用感は、やっぱり細かいとこまで作り込んでいるのを感じた。

特にアルファ米用、リフィル用に刻まれた表示目盛りは便利。

疲れた時って脳みそ働かないから、水の量とか考えるの面倒だけど、これは意識することなく「無」の状態でもできちゃう。

水と燃料を無駄にしないで済むのもすばらしい。

フチのラウンド処理も素晴らしく、水切りの良さ、口当たりともに最高だった。

ハンドルやフタのつまみもしっかりストップするので、グラグラすることなくストレスを感じなかった。

 

個人的な要望

容量

必要なお湯の量は各自のスタイルで異なるため、必要ならデカいの使えよって話だが、あくまで僕の場合はということで聞いてほしい。

570mlという設定ではあるが、実際には吹きこぼれずにお湯を沸かせるのは一番上に刻まれた450mlぐらいが適量だろう。

そう考えると二人分のカップ麺のお湯(約600ml)を同時に沸かすのは難しく、また個人的なスタイルになるがドリップコーヒー(160ml)とリフィル(330ml)のお湯(490ml)をいっぺんに沸かすのも少々無理があった。

実際には出来ないことなかったが、かなり並々で、整地された平らな場所でないとこぼれてしまうだろう。

僕的には600mlぐらいの水が余裕を持って沸かせられる容量があるとソロでも2人の時でも使えて便利だと思う。

是非同じコンセプトで容量アップの商品を作っていただきたい。

 

ガス缶を無理なく収納したい

上の容量アップの要望にもかぶってくるが、やはり110のガス缶が無理なくスタッキングできるようになると使用山行も広がり便利だと思う。できればガス缶とバーナーが収納できると最高かな。

フタの凹み

フタの凹みが若干の収納減になっていると思う。凹んでなければガス缶も逆さにすることなく収納できるかも?

逆サイドにも目盛り

現場では平行が取りづらいので、逆サイドにも目盛りがあると手で持ってサッと必要量がいれられるかな?

取っ手ナシ

アルコールバーナーとの使用を想定しているのであれば、取っ手いらないかも。

取っ手のシリコンチューブが溶けないように短くなってたりと非常に工夫されているが、やはりアルコールバーナーの炎は取っ手をガンガン加熱します。

実際に熱いだろうなと思い、パックタオルを鍋つかみ代わりに使用したところ、取っ手の加熱が想像以上で持った瞬間に溶けて穴が空きました。

火力を調整できないアルコールバーナーではあることなので、熱くて持てないぐらいなら、割り切って取っ手なしでいいような気がする。

ガスバーナーで使用する人も考えると、取っ手の取り外しができるのがベストか!?

セット販売

これだけキレイにスタッキングできるのであれば、セットで欲しい人が多いと思うので、1つ1つ買うよりも少しだけお得になったセット販売もしてほしいなー。

 

まとめ

山で調理をしてこなかった自分にとって、クッカーカテゴリーには無頓着で登山を始めた時に購入したモンベルの「アルパインクッカー ディープ」を長年愛用してきた。

正直チタン製と比べれば重量はあるが、丈夫で壊れないため今まで大きな不満もなく使い続けてきた。

長年食指が動かなかったクッカーだが、「Ti 570」に出会って工業製品としてのクオリティの高さ、コンセプト、なによりエバニューさんの現場主義から生まれた無駄のない商品に感銘を受け、すぐ「欲しい!」と思い購入してしまった。

まじめで不器用、飾り気なし!アウトドア界の「高倉健」ことエバニューは今後も大注目のブランドだ!

 

エバニュー「Ti570Cup」

エバニュー「400FD RED」

エバニュー「570Cupフタ」

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ABOUTこの記事をかいた人

アツシオガワ

1979年生まれ。世界中を旅するアウトドアライター、冒険家。
 単独・無酸素で「槍ヶ岳」「燕岳」といった名だたる名峰を制覇。 著書「夢とザックはデカくてなんぼ」「料理とウェアは素材で決まる」など。
 と売れっ子アウトドアライターになった妄想をして楽しむ担ぎ系塩とんこつヒゲ男子。
 特技:アルプスマッサージ