yamada packs(ヤマダパックス)と、言うガレージメーカーをご存知でしょうか?バックパックが注目を浴びていますが、私が気になったのはウエストバッグ!!ウエストバッグはそのブランドを映す鏡なり!!シンプルだけどコダワリ満載!!管理人愛用品のレビューです!!(文・コータロー)

ギアループで始めまして

yamada packs(ヤマダパックス)と、言うガレージメーカーをご存知でしょうか?

最近はイベント出店等で見かけた方も多いかと思います。

私が最初に知ったのは2022年のギアループマーケット。

去年も出店されていたので、ご挨拶&お買い物させて頂きました。

1986年生まれの山田耕右さんは群馬県出身。

公務員→PCTハイカー→山形県移住→DECEMBER(現DAIS)入社→独立

と、言う面白い経歴の持ち主。

山好き、釣り好き、そして何よりモノ作りが好きな方です。

ギアループでは朝から夕方まで、ずーっとお客さんのフィッティングをしていました。

めちゃくちゃ忙しそうで、注目度の高さを感じました。

[backpack40] 出典:yamadapacks HP

作っているバックパックは、いわゆる「ULザック」とはちょっと違うんです。

むしろその逆。がっしりしてて、腰荷重。

でも、重過ぎない。

個人的に立ち位置が似てると思ったのはグラナイトギア。

グレゴリー等のガッチリしたバックパックとウルトラライトなザックの中間に位置するザックでした。


バックパックに関しては他のサイトをご参考にして頂いて、今回私が紹介するのはコチラ!!

ウエストバッグです。

海外ではファニーパックと呼ぶんだとか。

こちらの製品名もズバリ「Funny Pack」です笑

山田さんのオールハンドメイドで

価格は税込¥6,000円でした。(2023年10月当時)


ファニーパックやサコッシュはそのブランドの雰囲気、作り手の思想を知るのに最適なアイテム。

いきなり高額なバックパックを買うのは気が引ける…!!

そんな人は、まずサコッシュやファニーパックでそのブランドを知るのがオススメです。

そんなこんなでyamada packsを知るためにFunny packを買ってみました!

各部詳細

それでは各部を見ていきましょう!!

見にくくてごめんなさい

まず、重量は107g。

持ってもほとんど重量を感じません。

そもそもファニーパックで重量うんぬん言っちゃダメです!

友達いなくなるぞ!!笑

生地は大好物のスペクトラ。

これはギアループ限定だったのかな?

X-PAC生地がスタンダードみたいです。

外観で特徴的なのは、大きくカーブしたジッパー。

ウエストに装着した時はもちろん、斜め掛けにした時も開閉がしやすい形状です。

なんと、右掛け用と左掛け用をそれぞれ製作するこだわりっぷり。

気合い入ってるなぁ…!!

カーブしたジッパーの恩恵で開口部もガバッと大きめ。

止水ジップでは無いので、開閉はとてもスムーズ。

私は非防水生地に止水ジッパーは不要派です。

内部にはキーループあり〼。

私はカギを無くしがちなので、必ず欲しいパーツです。

容量は1.3L。

500ml前後のペットボトルはもちろん、同容量のサイクルボトルも余裕で収まります。

試しに私が入れそうな小物を全部入れてみました。

左から時計回りに…

  • 財布
  • 自転車工具
  • ミンティア
  • サングラス
  • スマホ
  • リップ
  • イヤホン
  • 手袋

余裕で入ります。

まだ少し余裕があるので、行動食くらいなら入るでしょう。

背面はメッシュ生地。

ファニーパックは背面メッシュが省略されがちなので、嬉しい仕様です。

背面メッシュと本体の間にスマホサイズの秘密のポケット。

iPhone11余裕で入ります。

そろそろiPhone変えたい笑

本体下部に一つだけループがあります。

熊鈴を付けるのにピッタリです。

バックルは肉抜きされた軽量な物を使用。

テープは太めの38mm。

肩掛けにした時はもちろん、腰に巻いた時のホールド感もバッチリです。

何かと多く入れてしまいがちなファニーパック。

この太さのテープなら、少し入れすぎても安定感があります。

ロゴが入ったピスネームはサイドにさりげなく。

山田さんの故郷、群馬県の赤城山が描かれています。

カーブしたジッパー、ジッパーの細引きの通し方、テープの処理で何となく気付いた人もいるかもしれません。

私もそうでした。

「この人デイナが好きなんだな…」

お聞きすると、やはりMYSTERY RANCHの創業者デイナ・グリーソンが作るザックがお好きなんだとか。

デイナはミステリーランチの前に「DANA DESIGN」(デイナデザイン)と、言うバックパックメーカーをやっていました。

デイナデザインのバックパックは重く、フィッティングが難しい難点もありましたが

数々の革新的なディテールを生み出したブランドで、今でも熱狂的なファンやコレクターがいます。

今の50代以上のギア好きはデイナ好きが多いかもしれません。

ショップの店員さんにも信者が多いと思います。

デイナについては、信じられないくらい詳しい先輩達が沢山いるので

下手なこと言うとボコボコにされるので割愛します笑

はい!各部詳細に戻ります。

ファニーパックを上から見ると、ググッと弓なりにカーブしているのがわかります。

皆さんが持っているファニーパックと比べてみて下さい。

ここまでカーブしている物は、意外と少ないんじゃないでしょうか?

このカーブが私の隆起した腹にジャストフィット。

大変収まりが良いのです。

登りや、自転車に乗る時は足上げの邪魔になるので横に装着。

これまた収まりが良いのです。

基本的に人間の体に直線の部位は無いんですよね。

山田さんは人体や骨格についても色々と勉強されたんじゃないでしょうか。

フィールドにて

去年10月のギアループで購入。

それ以降の登山やサイクリングでは、ほぼフル出勤でした。

先ほども書きましたが、私は右の腰に装着するのがお気に入り。

揺れにくいし、足上げの邪魔になりません。

伊那のCLAMPさんに行った時も着けてましたね。

charipを楽しんだ時です。

伊那谷の絶景コースをアテンド!!Charip Inadaniツアー!!

自転車とファニーパックの相性は抜群。

バックパックを背負うよりも涼しく、快適にペダリングができました。

カーブしたジッパーは見た目以上に開閉しやすいです。

特に斜め掛けとの相性は抜群。

開口部が大きく開くので、中身も見やすかったです。

シンプルだけど、欲しい機能は全部揃っている感じです。

少し気になったのはこの部分。

ファニーパックの端の部分。

ここにサングラスとか細いモノが入り込んじゃう時があるんです笑

あれ!?サングラス落とした…!!

と、思ったらここに隠れてた事が何度かありました笑

パタゴニアのヒップボルトなんかもそうでしたが、この形状のファニーパックではあるあるです笑

もう一点は、ファニーパックのカーブが強いので

ウエストに装着した時、背面メッシュ裏のポケットがちょっと使いにくいんです。

よくも悪くもフィットしすぎちゃうんでしょうね。

私の腹が出てて、ポケットが使えていない可能性もありますが笑

パスポートとか、セキュリティ性の高い物を入れるには良いかも。

斜め掛けで使う時は全く問題無いです。

ここのポケットは絶対にあった方がいいですね。

便利です。

まとめ

それではyamada packs/Funny Packのまとめです!!

優れている点

  • シンプルで軽量(実測107g)
  • カーブジップは開閉スムーズ
  • 開口部が大きく開く
  • 腰に巻いた時のフィット感が素晴らしい
  • 太めのベルトで安定した着け心地

気になった点

  • 端スペースに小物入りがち
  • 腰に巻くと背面ポケットは使いにくいかも
  • 入手の難しさ

解説です!!

ファニーパックにどこまで求めるかで

評価と好みは分かれると思います。

私は「ポケットの延長」みたいなシンプルな物が好きなので

山田さんのシンプルなファニーパックが刺さりました。

過去の名品に対するリスペクトとオマージュが感じれたのも最高でした。

自転車とも相性良し!

デメリットは書いた通りなんですが

一番は「入手しにくさ」かもしれません。

山田さんはお一人で運営してますし、作られる数は限度があります。

現状、イベントで手に入れるしか無さそうです。

山田さんありがとうございました!

ただ、山田さんはフットワークがめちゃくちゃ軽いんですよね笑

さすがPCTハイカーだけあって、車で数百キロの移動とか苦じゃ無いのかも笑

最近は全国でイベントやポップアップに出店しているので、お近くの方は是非会いに行ってみて下さい!!

最新情報はyamada packsのInstagramをチェック!!


以上、yamadapacks / funny packのレビューでした!!

山田さん自身のFunny Pack商品開発ブログも必読!!

押忍!!

yamada packs HP→コチラ