ハンモックで泊まりたい!。ハンモックの魅力にやられちまった人ならば、誰でもそう思うもの。…でも、最近、ハンモックに寝転がると背中が寒い気がする。そう、それはコールドバットシンドローム。ハンモックは生まれが熱帯なので、日本では寒さ対策が必要なのだ。今回はケツ冷え症候群に対抗する夜の味方。防寒できるハンモック、アクセサリーをご紹介します。(文:スナフキンN)
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ハンモックでナイトをフィーバーしたい
やあ、1億2千万人のBBGファンのみんな!ハンモックバカ一代のスナフキンNです!押忍!
ハンモック、それは万人を魅了する魅惑の布。
南米の熱帯夜だろうと快適なリゾートナイトに変えてしまえるマジックアイテム。
…でも最近、ハンモックで野営する時に寒くない?
それは数々のハンモッカーを苦しめ、ハンモック泊のハードルを上げ、なおかつハンモックの魅力をさらに増進させる永遠の課題とされている難病。
ハンモックの歴史はこの「コールドバットシンドローム」(ケツ冷え症候群)との闘いだったのだ。
ハンモックは服やスリーピングバッグの背中側を包み込むから、ロフトを潰して暖かい空気の層を保持することができない
しかもその下は常に流動する空気と触れ合っている。
これが熱帯夜にはすこぶる涼しい理由なんだけど、盛夏以外は何らかの対策が必要。
ひと昔前、防寒グッズは基本的にMYOG(Make Your Own Gear=自作)するもので、情報は英語ばかりだし、シルナイロンが縫えるようなミシンなんか持ってない。
耐久撥水15dリップストップナイロンってどこで買うんだよ!?
しかし、ハンモックの有用性が世間様に知られてきた昨今。
満を持して大手メーカー各社からケツ冷え対策ハンモックやウルトラライトで幅広なハンモックが発売された。
今回は日本で無理なくハンモック泊ができるギアをレビューしちゃいます。
実際にナイトをフィーバーしてみた
勿論、BBGはカタログスペック紹介で終わるわけがないのだ。
ちゃんと寝て各アイテムの持ち味を検証しちゃいます。
ビッグアグネス グースクリークデラックス
縦長295cm×横幅142cm。
重さ312g(実測327g)。
スペックを見ると何の変哲もない普通のハンモック。
しかし、こいつの秘密はなんとスリーピングマットがつけられるスリーブがついているのだ!
お手軽に幅広いシーズン使えちゃいます。
ケツ冷え症候群対策の一番シンプルな方法にスリーピングマットをハンモックの中に敷くという方法がある。
地面に寝る時と同じく背中からの冷えをマットで防ぐのだ。
でもアウトドア用ハンモックのスベスベの生地は敷いたマットがツルツル滑る。
特に暖かいダウンやインサレーションの入ったエアマットは気を抜くとスッポーンと滑って落ちちゃうんだ。
そこでハンモックには新規参入のビッグアグネス。
素直にマットを固定するスリーブを装備しました。
というか、これは…おパンツ?
ビキニギャルがハンモックで寝そべってるように見えてきたぞ。
なんだか可愛らしい笑
マットスリーブ付きのハンモックの中では312gと軽いほうなのが売りかな。
- エアマットを固定して寝てみた
実際に一晩寝てみたところ、スリーブで固定されたマットはずれることもなく眠れました。
実はボクはグースクリークデラックスを見た瞬間、気がかりなことがあった。
そう、スリーブは真ん中にマットを固定するんだよね。つまり、斜め寝に対応していない。
真っすぐ寝ると腰がバナナのように曲がって次の日ひどい腰痛が…。
と、思いきや、浅めの角度で吊ると腰の負担は軽減されてた。
勿論、まっ平らで寝られるわけでもないので、腰は曲がるけど、2泊位までの山行なら大丈夫じゃないかな?
普通は浅くキツく吊ると肩や体の側面が圧迫されて、ゴリゴリに凝る。
だからボクは布がしぼんで真っすぐ寝るピーポッドスタイルが苦手なのだ。
しかし、スリーブで固定されたマットはそれを抑え込んで、ハンモックは体に直接触れない。
だから肩にストレスはないんだね。
クローズドセルやインフレータブルではなく、極厚エアマットがおすすめ。
アクシーズクイン ウキグモ
縦長250cm×横幅142cm
本体重量(アンダーキルト含む)645g。リバーシブルキルト460g。
昨年末、国内ハンモックシーンを震撼させるギアが発売された。
寒い寒い日本の冬を凌ぐ為のハンモック。
アクシーズクイン「ウキグモ」である。
ウキグモは「ダウンモック」と呼ばれている。
その名のとおりハンモックにダウンのキルトを直接付けちゃった商品なのだ!
もこもこダウン寝袋が浮かんでいるかのような寝心地。
これを大手メーカーが発売するとは恐れ入った。
地面寝に寄せたスリーピングマット使用に対して、ハンモックならではのスリーピングシステムがある。
それはハンモックをキルトで覆ってしまうこと。
単純ながらこれは効果的だ!
外付けダウンキルトやスリーピングバッグをハンモックに通したりというアイディアはすでにメジャー。
しかし、後付けのセパレートだとハンモック底面に密着させにくかったり、腰が曲がるか、圧迫感を生むかする。
そこで、ウキグモはアンダーキルトをハンモック一体型とすることで冷気の侵入をシャットアウト。
上面(お腹側)の防寒も少し特殊なのだ。
寝袋でなく背面の開いたキルトを使うのはよくある。
背中の開いたトップキルトだと、背中やケツを支点にして自由にポジションを変えられるので快適だからだ。
でも、それだと寝てるときにずれたりして冷気の侵入が…。
しかし、ウキグモのトップキルトは本体とジッパー接続される。
なので、はだけて寒い思いをすることがない。
ピーポッド(ダウンのチューブ型キルト)やスリーピングバッグにハンモックを通すとどうしても横幅が狭く、ちぢこまってしまうんだよね。
布から落っこちることもあった。
しかし、ウキグモはハンモックの横幅135cmを布団のようにフルに使える。
これによりハンモック本来の自由な寝方ができる。
そして、これがゴイスーな寝心地を生むのだ!
- 普通に寝てみた
超開放的!スリーピングバッグの狭苦しさがまったくない。
ハンモック全面にキルトがあるので、足や腕を自由に伸ばしたり曲げたりめっちゃ自由に眠れる。
ウキグモのキルトはハンモックの横面でジッパー止めされている。
全面が閉じて冷気の侵入とキルトの落下を防ぐから、中で動き回ってもその隙間が出来ない。
良質の羽毛布団のように(まんまそうだけど)体のシェイプに沿ってダウンがふんわり被さる。
正直、ボクはウキグモに対してそこまでいい思いは無かった。
「トータルウェイトが少し軽いだけのスリーピングシステム」そう思っていた。(アクシーズクインさんごめんなさい。)
しかし、一晩(クーラーガンガンで)寝てそれは打ち砕かれた。
こいつは最高の寝心地と温かさを提供してくれるハンモックなんだ!
ハンモックだけでなく、アウトドアの睡眠には多少の閉そく感がつきまとってきた。
それを高い精度で解消したウキグモはブレイクスルーと言えると思う。
まさに天国の雲に揺られているような感覚を味わうために「今から寒い山に行きたい。」そうとまで思った。
「凌ぐ」(やり過ごす)をはるかに超えた極上の寝心地だ。
シートゥーサミット ウルトラライトハンモックシングルXL
縦長300cm×150cm
重さ205g(実測215g)。
昨年衝撃のスケスケデビューを飾ったULハンモックシングルは超軽い(実測161g)かわりに、横幅120cm前後で若干窮屈だった。
そこで今年は快適に眠れるXLサイズ横幅150cmが出た。
これは一般的なシングルサイズ(140cm)よりも少し大きい絶妙なサイズ。
この広さなら中にマットを無理なく敷ける。
重さもシートゥーサミット独自のULストラップと組み合わせて実測282gと劇的に軽い。
こいつの一番の特徴はスケスケハンモックビューが楽しめるところ。
さらにスケスケ変態性だけでなく、実は重量と快適性のバランスの取れた逸品なんだよ!
シートゥーサミット専用ストラップは設営もとても簡単で、超軽量!
詳しくはULハンモックレビューを見て欲しい。
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昨年、シートゥーのハンモックデビューは衝撃だった。
オージーパイセンは他の新規参入メーカーのように無難な製品で様子見なんてしなかった。
尖りに尖りまくったスケスケハンモックを発表し、みんなのド肝を抜いた。
これには勿論、ハンモックバカ一代のボクも飛びついたよ。
そして現在も我が家の数あるハンモックの中で不動の位置を占めている。
付属のスタッフサックは袋の片方の端がオープンしてハンモックがスルスル出し入れできるのでとても便利。
専用の吊り紐をインしてコンプレッション出来るけど硬くなるのでそのままでザックの隙間にいれるのがおすすめ
- インフレータブルマットで寝てみた
一人用で一般的な140cmサイズよりも少し大きい150cm幅は広く快適に眠れる。
ハンモックに対してしっかり斜めに寝れるので、安定するし腰も曲がらない。
翌朝の体の強張りもないんだ。
マットを敷くとスケスケ特有の通気性は多少クリアされる。でも、マットがどうしても沈み込みで小さくなるので、出来れば60cm幅の大きなマットを使うといい。
クローズドセルなら、肩と腕の部分だけ10cm程度切れ端を足してワイドにするのもおすすめ。
生地がよく伸びるせいか、浅い角度で吊ると少し圧迫感がある。
だから、ピーポッドやアンダーキルトで覆うよりも、マットを敷いたほうがいいと思う。
少しザラザラな20dモノフィラメント生地は、マットをしっかりホールドしてくれる。
しっかり無理なく眠れる、正統派ハンモックに仕上がってました。
ハンモックブリス スカイベッド
縦長318cm×135cm 重さ660g(本体実測550g)
去年やっと国内展開が始まったオーストラリアのハンモックブリス。
その意味は至福のハンモック。
スカイベッドは泊まるためのハンモック。
頑丈な本体に加えて袋状のマットスリーブが標準装備。
宙に浮かんだベッドの快適性を持っているのだ。
こいつもスリーピングマットを固定する袋状のスリーブが付いているんだけどその方向は斜め。
ハンモックの基本、腰に負担のかからない斜め寝に対応してるのさ。
袋状のスリーブは厳冬期用の極厚のインサレーションマットでもきっちり飲み込む。
それだけでなく、ハンモック自体寝るのに最適なひし形にデザインされているんだ。
ハンモック泊をコンセプトにしている製品は専用設計の左右非対称が多い(ヘネシーハンモックやニーモテトラポッド等)。
常用するのに不安のない厚手で丈夫な生地。
これなら多少気を抜いた使い方をする長旅でも安心だ。
- エアマットをスリーブに入れて寝てみた
ポジションを探さなくても「ここで寝ろ」というスリーブがあるので、迷わず位置を決められる。
なんと横向きに眠れます!寝返りが打てちゃいます!まるでカタログ画像のようにフラットに寝ることができちゃいます!
ボクは地面寝の場合はエアマットから滑り落ちる事が多いんだけど、スカイベッドなら適度にホールドされて快適。
ウキグモが宙に浮いた羽毛布団なら、スカイベッドは宙に浮いた寝台。
この安心感は貴重なのだ。。
ENO スーパーサブ
縦長286cm×横幅188cm
重さ270g(実測266g)
ULハンモッカーの定番だったSUB7。
その軽量コンパクトさを継承しつつ、大きく使いやすく進化したのがスーパーサブ。
超広い188cmのダブルサイズはスーパーなリラックスを与えてくれる。
以前、紹介したこともある広末涼子ことスーパーサブ
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ウルトラライトでなおかつのんびりできるダブルサイズ。
ふわふわスベスベな生地はとても優しい肌触り。
同メーカーストラップでの設営も簡単で、今回紹介する中では優等生的なそつの無さを発揮してます。
とにかく横幅が広いので、斜め寝と言わず縦にも寝転がれるよ。
スベスベな生地なのに、そでテクノロジーのおかげか、足先がはみ出したりしない。
スリーピングバッグに入るとツルツル滑ってズルンといきがちなんだけど、それも防止されている。
このスベスベを味わうためにマットを使わずアンダーキルトを使うのもいいね。
- 寝てみた
とにかく広いので自由なポジションが取れる。
斜めに無理なく眠れるし、圧迫感が少ないので、アンダーキルトを使うとハンモックの持ち味の優しく包み込まれる感覚が満喫できる。
勿論、マットも敷いても十分な広さでストレスないよ。
大きく斜めに寝れるので、とてもゆっくり静かな揺れを味わうことができる。
これがとても気持ちいいんだけど、長くは楽しめない。
何故なら、気持ちよすぎてすぐに寝入ってしまうから。
ここをこうしてほしいな!
万物に完璧はあり得ない。それはハンモックも同じ。
「ここがこーなると、あっちがあーなって」と切りがないのは承知してる。
でも、ここがこうなったらいいなーってのはあるんだよね
ビッグアグネス グースクリークデラックス
- 腰部の負担をなんとかしてほしい。
ゆるく吊るとバナナのように腰が曲がって腰を痛める。
かといってきつく吊ると強い揺れで危ないし、余った布が顔に被さって邪魔。
きつく吊ったところで腰は曲がるしね。
ピーポッドスタイルが平気な人ならいいけど、毎日寝るにはきつい。
真っすぐ寝ることを提案するならブリッジ(ポール固定の吊り下げ式)にして、横幅を70cm位にして軽量化したら良かったのでは?
アクシーズクイン ウキグモ
- お値段をなんとかしてほしい!
税込みで¥69,984です。約7万円ですよ。
いくら就寝時の寝袋、行動時のダウンポンチョと兼用できるとしても、勇気のいるお値段。
ぶっちゃけハンモックは消耗品だとボクは考えているので、オールインワンにここまでのお金をかけられるかってところかな。
シートゥーサミット ウルトラライトハンモックシングルXL
- 浅く吊ったときの圧迫感をなんとかしてほしい
20dモノフィラメント生地の特性か、織り方なのか、きつく吊ると肩を生地に圧迫されて肩が凝る。
なのでピーポッド、アンダーキルトは使いにくい。
とても強靭な生地なんだけど、摩擦には弱い。
吊って座ると思いのほか下がるのでその拍子に地面と擦れると穴があく。
生地の摩擦が強いのでクローズドセルマットに体重が掛かるとズレないけれど、位置を直すのも大変。
広くて使いやすいから忘れがちだけど、ウルトラライト品なので取り扱いには少し注意が必要なのだ。
ハンモックブリス スカイベッド
- 重くて大きいのをなんとかしてほしい
厚手の生地に袋状のスリーブまで付いているから重い。
デフォルトの吊りロープセットだと660g(本体だけの実測は537g)と一般的なシングルサイズと比べても200g程度重い。
この重さだと、「吊れたら吊るか」で持っていくのはためらうよね。
ENO スーパーサブ
- もしもの保険をなんとかしてほしい
とても軽い生地は薄さが気になる。
ウルトラライトな装備なのでどうしても耐久性が犠牲になるのは仕方ないんだけどね。
リペアキットを同梱してくれていたら良かったかな。
マットが無くてハンモックが破れたら、最悪エスケープなのだ。
あなたにベストバイ
あなたにぴったりなギアをおすすめしちゃいます。
軽くて、難しい事なく確実に防寒したいあなた
- ビッグアグネス グースクリークデラック
他のスリーブ付きのハンモックは倍くらい重いので、軽く確実に使えるのは魅力。
ハンモックを浅く吊るのに慣れている人。腰が強い人にはおすすめ。
全体を寝袋で覆ってまっすぐ寝てるタイプの人には違和感がないかな。
ファストパッキングで寝心地は求めていない人もいいかもしれない。
アイテム | グースクリークデラックス | ||
メーカー | ビッグアグネス | ||
写真 | |||
サイズ | 295×142cm | ||
重さ | 実測327g | ||
耐荷重 | 136kg | ||
カラー | グリーン/レッド | ||
メイン素材 | 通気性軽量リップストップナイロン | ||
価格 | ¥13,800(税別) | ||
BUY NOW |
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最高の寝心地を求めるあなた
- アクシーズクイン ウキグモ
天上の雲に包まれるような最高の寝心地を求めるあなたはウキグモを選んで下さい。
ダウンハンモックはガレージメーカーや個人で作っている人はいたけれど、軽量性や操作性に限界があったんだよね。
それをアクシーズクインが作ることによって解消された。
回復手段としての睡眠ではなく、寝る事を楽しむ豊かな時間に変えてくれる。
価格は行動着や耐寒ブースト用のサブスリーピングバッグを買うタイミングに合わせればポチっといきやすいと思う。
アイテム | ウキグモ | ||
メーカー | アクシーズクイン | ||
写真 | |||
サイズ | 250×142cm | ||
重さ | ストラップ別1,105g(本体645g/トップキルト460g) | ||
対応温度 | 0℃ | ||
カラー | エビチャ/ニビイロ | ||
ダウン量 | 本体700FPWDD200g/トップキルト600FPWDD154g | ||
価格 | ¥64,800(税別) | ||
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厳冬期用のトップキルト「ウンカイ」も出てます。
アイテム | ウンカイ | ||
メーカー | アクシーズクイン | ||
写真 | |||
重さ | 448g | ||
対応温度 | -8℃(ウキグモと併用) | ||
カラー | カチイロ/シラチャ | ||
ダウン量 | 700FPWDD280g | ||
メイン素材 | 15dリップストップナイロン | ||
価格 | ¥35,000(税別) | ||
BUY NOW |
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軽く、小さく、UL上等!な、あなたシートゥーサミット
- シートゥーサミット ウルトラライトハンモックシングルXL
とにかく軽いので、ハンモック泊をメインに考えなくても「吊れたら吊るか」で持っていける。
スケスケを楽しみながら、「ULにも慣れてきたし、ここらで一点趣味性の高いものを導入して自分のスタイルを確立しようかな」って人にもおすすめ。
アイテム | ウルトラライトハンモックシングルXL | ||
メーカー | シートゥーサミット | ||
写真 | |||
サイズ | 300×150cm | ||
重さ | 実測213g | ||
耐荷重 | 135kg | ||
カラー | グレー/イエロー | ||
メイン素材 | 20dモノフィラメント | ||
価格 | ¥10,000(税別) | ||
BUY NOW |
*画像クリックでメーカーサイトへ
長く、遠くへ歩き出すあなた
- ハンモックブリス スカイベッド
スカイベッドをおすすめしたいのは旅人。
低山やロングトレイルを連泊するハイカー。
信頼できる耐久性の高い生地は、扱いが雑になりやすい長旅に向いている。
長旅の途中では吊れない場面が必ずある。
そのリカバリーで地面寝するにもスリーピングマットは無駄にならない。
藪を漕ぎ、川を渡って、長時間歩き続ける体力を、腰を痛めないスカイベッドは応援してくれる。
アイテム | スカイベッド | ||
メーカー | ハンモックブリス | ||
写真 | |||
サイズ | 318×135cm | ||
重さ | 本体のみ実測520g | ||
耐荷重 | 175kg | ||
カラー | ブラック・シルバー | ||
メイン素材 | リップストップナイロン | ||
価格 | ¥12,000(税別) | ||
BUY NOW |
*画像クリックでメーカーサイトへ
広くてスベスベ日帰りからお泊りまでな、あなた
- ENO スーパーサブ
軽くて広いので万人向け。
スベスベで柔らかい生地はとても気持ちいい。
日帰りハングからステップアップしたい人にも安心して使える性能。
ENOはアンダーキルトやトップキルトも多く発表しているから、統一して使ってもいいね。
アイテム | スーパーサブ | ||
メーカー | ENO(イーグルスネストアウトフィッターズ) | ||
写真 | |||
サイズ | 288×188cm | ||
重さ | 実測266g | ||
耐荷重 | 135kg | ||
カラー | ライケン・チャコール/チャコール・オレンジ | ||
メイン素材 | 30dナイロンタフタリップストップ | ||
価格 | ¥11,500(税別) | ||
BUY NOW |
*画像クリックでメーカーサイトへ
外付け防寒アクセサリー
ここまででも相当な情報量だったんだけど、このままアクセサリーも簡単に紹介しちゃうよ。
もう少しお付き合いください。
普段使っているハンモックにアンダーキルトや、カバー、ハンモック用マットを使う事で防寒できる。
寒さによって組み合わせて使って欲しいんだ。
アンダーキルト&カバー
ハンモック下部を覆って防風、保温するのが目的。
ハンモックらしい寝心地を損なわないよ。
ENO
ハンモック専門メーカーENOからアンダーキルトを紹介するよ。
バルカンはプリマロフト、ブレイズは撥水ダウン。エンバーは化繊が中綿に使われている。
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サーマレスト
今回紹介できなかったけど、サーマレストもハンモックを展開してるんだ。カラフルで結構好き。
そして、サーマレストらしくアンダーカバーは力が入ってます。
対応温度は公表されてないけど、左から右へ順に寒さに強いよ。
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スラッカーハンモックウォーマーは寒さによって他と組み合わせても便利。
ハンモック用マット
ハンモックの中に敷くマットはズレないように独特のシェイプをしているのだ。
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クライミットハンモックVにはインサレーション版もあるけど、国内には入ってないみたい。
ちなみにクライミットもハンモックを出してます。
こっちも国内未展開。
あとがき
横山光輝の三国志なみに長編になってしまったけれど、読んでくれてる人はいるんだろうか…。
しかし、スペックだけ並べて「はい、おしまい」なんてBBGで許される筈もないのだ。
本当ならば、一つづつ丁寧に紹介していきたいところだったんだけど、寒くなっちゃうからね。
今回紹介したギアも機会をみて使い込んだ詳細レビューをしたいと思っているので待っててください。
ハンモックって意外かもしれないけれど、ウルトラライトと同じく自分で自分のスタイルを開拓する文化なんだよね。
ハンモッカーの本当の戦いは冬だとボクは思っている。
幸いなことに、大手メーカーから精度の高い製品も出てきている。
知恵を絞って、試行錯誤してスリーピングシステムを構築してほしいんだ。
っと、ここまでかなりの駆け足というか、ウルトラマラソン状態でお送りしてきたけど、最後まで読んでくれてるあなた。
ありがとうございます。愛してるよ!
この冬は-20℃までハンモックで過ごそうと計画中、スナフキンNでした。
押忍!