楽しみにしていた登山が雨で台無し、そんな時どうしますか?諦めてお家でゴロゴロ?我々BBGは雨でも外遊びを諦めません!信州最大の湖「諏訪湖」ドーム船でのワカサギ釣りは、雨の日のアクティビティにもピッタリ。女性にお子様、初心者から飲兵衛まで全員まとめてかかって来やがれ!最近の趣味が“可愛い釣りガール検索”の鬼ころしSがお送りします。

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プロローグ 〜諦めたら、そこで試合終了だよ〜

おっす!

オラ、酒気帯び!

ご無沙汰しておりました、鬼ころしSです。

先日無事にTMEがオープンし、私もたまにお店の手伝いをさせていただいたりなんてしている今日この頃。

フルメンバーで迎えたOPEN初日

連日みなさまとお話しできて嬉しいなぁ、なんて思いつつも、いかんせん否めない山不足。

そんなわけで今回は、うさんくさい自由業から晴れて店長へと昇格したアツシオガワ氏との山行記録をアップさせていただく、

アツシオガワ

誰がうさんくさい自由業じゃコラ。

、、、

、、、、、予定でした、が。

多忙な日々を送るアツシオガワ氏が、久々にちゃんと登山の計画を立てた休日。

降水確率70%!

登山指数E!!

という、絶景とは程遠い絶望的状況。

もちろん朝からどしゃ降り。

お店がどれだけ繁盛しようとも、やはり呪われているBBG。

とりあえずモーニングしながら作成会議しましょう。

モーニングとは何ぞや?という方に、「名古屋生まれ味噌カツ育ち、シャチホコそうな奴はだいたい友達」の鬼ころしSが解説します。

主に東海地方の喫茶店で多く見られる、“ドリンク代のみで、追加料金無しの朝食サービス”の事を「モーニング」と言います。

コーヒーを頼むとトーストとゆで卵が付いてくる、というのがポピュラーな例ですね。

愛知ケンミンは喫茶店が大好き!

てなわけで名古屋人のソウルフード「コメダ珈琲」にやって来ました。

もちろんコーヒーを頼むだけで厚切りトースト、ゆで卵が付いてきます。

何かブツブツ言ってるCEO

「このバターたっぷりのトーストは最高だけど、果たしてこのゆで卵ちゃんはオレを満足させることが出来るかな。」

ゆで卵にだけやたらうるさいこのゴ・・・CEO朝から面倒くせぇ(心の声)

「ほらーん、やっぱ茹ですぎじゃーーん」

面倒くせぇ…(ちょっと声に出す)

 

卵と言えば、ちょうど今が産卵期なのが諏訪湖名産の“ワカサギ”

この時期は身がプリッと詰まって、とにかく旨い。

脂ののった小ぶりな身は丸ごと天ぷらにすると最高!

卵によりインスピレーションを得たアツシオガワを止めるものは、もう何も無い。

「っしゃあ!今晩のおかず釣りに行くぞ!!」と店を引きずり出される鬼ころしS。

「ちょ、待ってくださいまだ途ちゅ△#◎※〜!!!」

急いで食べようもんならMajiでDieする5秒前の厚切りトーストを頬張り・・・

我々はワカサギ釣りのメッカ、諏訪湖へと向かったのであった。

第1章 先生、ワカサギ釣りがしたいです

みなさま、“ワカサギ釣り”ってどんなイメージですか?

私は氷に穴を開けて、ガタガタ震えながらするものだと思ってました。

でも、諏訪湖のワカサギ釣りは一味違います。

あったかいんだからぁ

湖の真ん中に冬でも暖かい「ドーム船」が設置されていて、お手軽にワカサギ釣りを楽しめるとのこと。

こんな雨でも営業中との事で、私のワカサギ釣りデビューはここになりました。

※一応事前に電話したら、食い気味に「出来ますよ」というお返事でした笑 予約は不要みたいです。

まるでカジキを釣っているかのような「わかさぎ釣り」の看板が目印の『諏訪湖レジャーセンター』さんにお世話になります。

箱の中身は死体ですか?私は諏訪湖に沈められるのですか?

女性や子供、初心者から悪人顔まで、誰でもウェルカムな雰囲気。

竿よりナイフが似合う悪人顔のアツシオガワと、さっそく受付へ。

受付を済ませてドーム船の乗船料と遊漁券、道具のレンタル料を払います。

釣り竿、仕掛け、エサがセットになっているので、初めてでも手ぶらで大丈夫。

1枚1枚説明してくれる

パーティに女性が居たら、女性に優しいスタッフの“伊藤さん”による諏訪湖の歴史解説も聞けます。

ここからドーム船までは小型ボートでの移動。安全のためにライフジャケットを着用してボートへ。

「濡れるでこれ差してけ」と伊藤さんに渡された傘は、差してみたら穴だらけ。全然使えねぇ笑

傘も破れてるわ風も強いわで、5分ほど雨ざらしの拷問タイム。

移動中だけは死ぬほど寒くてメチャクチャ濡れるので、お天気が微妙な時はレインウェアと防寒着はあった方が良いでしょう。

あっという間にドーム船に到着

湖の真ん中に、こんな感じの大きなビニールハウスのようなドーム船が2つ浮かんでいます。

これもベテランスタッフさんがテキパキと慣れた感じで接岸。

変な柄の傘に取り替えてくれました

ワカサギ釣りについて全く知識のない私は、完全にテーマパーク気分でカメラ片手にウキウキと上陸。

このあととんでもない事が待っていようとは、この時はまだ知らなかった・・・

第2章 左手は添えるだけ

さっそくドーム船の中に入って、ワカサギ釣りの準備にかかります。

道具やエサの準備はスタッフの伊藤さんがテキパキとやってくれたので、先客の地元のオヂサマ2人にご挨拶して前へ。

穴から糸を垂らして釣りをします。

まだ時刻は朝の9時ですが、すでにたくさん釣ってらっしゃる様子で「今日はまあまあ」とのこと。

釣れない日もあるんですか?と尋ねると、「釣れない日はお通夜だ!」とシルバージョークが返ってきました笑

そしてなぜかチョコをくれる

こんな感じで伊藤さんに言われるがままスタンバイ。

説明してくれるけど、すごい訛りと早口のため全くシステムが分からない笑

よく分からないので手を添えているだけの鬼ころしS。

しかし竿の先端がツンツンと動いたら食ってる証拠。

全く何もしていないのにヒットが続き・・・

よく分からないままフィッシュ!

とりあえず嬉しい初ワカサギ。

その後も人差し指ほどのサイズがジャンジャン釣れます。

経験者のアツシオガワはチョイチョイと竿を動かしたり、何やらテクニカルな技で立て続けにヒット。

「動きもだけど、エサの匂いで寄ってくるからね。白くなったらこまめに替えた方がいいよ」

・・・白くなるの??

さっき伊藤さんが付けてくれたエサをよく見てみると。

閲覧注意

!!!!!!!!!!!

めっちゃ気持ち悪い!!!

無数にうごめく大量のイモムシ。これ触るとか無理なんですけど・・・

「やってみる?まずは1匹取って」と、頼んでないのに説明してくれるアツシオガワ。

ありがた迷惑

「針に刺して」と説明は続く。

でも、ヤバいカラーリングと衝撃的なビジュアルのせいで内容が全く頭に入ってこない笑

「半分にカットする」とハサミで真っ二つにされ、もがきながら絶命するイモムシ。

釣りに馴染みのない私にとって、もはや衝撃映像でしかないこのエサシステム。

「ヒィー。無理です。」と言ってもこれが出来ねば魚は釣れないので、しぶしぶ挑戦することに。

「うっぷ。気持ち悪い。おえっぷ。」と必死でエサを付ける。

慣れるよと言われてもちっとも慣れる気がしませんでした笑

「ちょっと給油させてくだせぇ。スマセン」とおもむろにビールを取り出す鬼ころしS。

だんだんと幸せな気持ちに包まれる

「ロング缶は標準サイズですから」と言いながら調子よく空き缶を積み上げていく。

ストーブのお陰で暖かく、釣りもビールもはかどります。

エサのショックも薄れてきた頃には、伊藤さんに「おネエちゃん手慣れてきたなぁ」と褒められるほどに。

漁獲量もアツシオガワに追いついてきました。

カゴの中でキラキラ光るワカサギを見ていると、エサも自分で付けたいと思えるくらい楽しくなってきた!

アツシオガワ

ウソつけ!オレに9割9分5厘エサ付けさせてたやん!

この日1番の大物をゲット!

ちょっとコツをつかんだお陰で、垂らせば釣れる入れ食い状態。

ツンツンと竿を引く感覚はクセになりそう!

私、才能あるかも知れないね。この調子で追い上げるぞ。

第3章 天才ですから

このあたりで時刻はお昼。

釣った魚も生では食べられぬので、そろそろお腹が減って来ました。

糸は垂らしたままでもちょっと一休みできるのがワカサギ釣りの良い所。

コメダ珈琲でテイクアウトしてきたサンドイッチ。海老カツやチキンはランチにもぴったりなボリューム。

元・敏腕営業マンでもあるアツシオガワ氏は昔よくコメダでサボっ・・・ゴホゴホお仕事をしながら召し上がったそうですよ。

この悪人顔が営業かけに尋ねて来たらちょっとチビる

元サボリーマンは手際よく一切れ掴み、おもむろにジップロックへ。

それを・・・

まさかのヤカンにシュート!

これが本当のゴリラダーンク!

そして待つこと10分

ほっかほかの出来立てサンドイッチになりました。

隣でゴリが「うんめーうんめー」と言ってエビカツサンドをかぶりついてるのを横目に、私は糖質制限ダイエット中のためランチは「炙りいかそうめん」。

糖質制限してるのにビールは飲むのかって?聞こえない笑

お酒はぬるめの燗がいい〜

肴はいかそうめんでいい〜♪

私はこの後ろにスタンバイさせているお酒をぬる燗にしようか悩み中。

青いエビス様は期間限定のお気に入り

オヂサマたちも、釣れない日は早々に宴会を始めちゃうそうですよ。

腰を据えて、食べながら呑みながら楽しめるのもワカサギ釣りの良いところ!

釣れちゃうわ、シルバージョークが炸裂するわでもう笑いが止まらない鬼ころしS。

アツシオガワ

昼間っから1人でビールをがぶ飲みするアル中三十路女。目の前で飛び交う先輩方と鬼ころしの会話がもはや場末のスナック。

釣りをしていると時間があっという間に過ぎるミステリー。

この後はお楽しみがもう1つ待っているので、今日の漁はおしまい。

ぼくドラえもーん

雨の中、陸へと戻って本日の結果発表!

ワカサギは多すぎて数えられないので、グラムで計測します。

まずは安定の呑みっぷりで後半追い上げた鬼ころしS!

240g!

続いては見事なダンクを披露しベテランの風格を見せつけたゴ・・・CEO!

240g!

一緒ですやんっ!!

まさかの引き分けという面白くない結果ですみません笑

勝ったら何かCEOの恥ずかしい一発芸でも見られるかな?と思ってたので、残念でした。

恥ずかしい一発芸はまたの機会に!

エピローグ 〜釣りが好きだと叫びたい〜

仲良く引き分けた所で、最後にもう1つのお楽しみの時間がやって参りました。

ワカサギ釣りの醍醐味は、ただ釣るだけに非ず。

ピチピチ!アツアツ!

スタッフさんにお願いすると、釣りたてをその場で天ぷらにしてくれるのです。

平日限定ですが、あくまでも早めにお願いしないとやってれません笑

鬼ころし語録「地のものの美味さを引き立てるのは、その土地の酒である。」ということで、信州諏訪の地酒 ”真澄” と一緒に頂きます。

このカップ酒は諏訪市内のコンビニで手に入るので、登山前に購入して山に持っていく事も多いです。

山小屋でもたまに売ってるの見かけるね。

クゥーーーーーー!!!

甘口の中に奥ゆかしい酸味、はっきりと旨味も感じられます。

普通酒ながら、かなりの物。地域の方に長く愛される理由を感じますね。

肝心の釣りたてワカサギ天ぷらは全く臭みがなく、食感はサクサクふんわり。

サッと塩を振っておやつ感覚でいただける、お子さまからオヂサマからゴリラまで大好きな味。

ウホッ

今日1番の大物もカラッと!

でも、大物は骨っぽくて大味なので小ぶりな方が美味しいです。笑

もう止まりまへん

あーだこーだ言いながら糸を垂らしている時間から、胃袋に収まるまでがワカサギ釣り。

黙々と穴と向き合ったり、ときには地元の方々との触れ合ったり。

一人でしっぽりも、家族でワイワイも。お子様の食育にも一役買ってくれるのではないでしょうか?

初めての釣りでも、とっても楽しめました!

雨だろうが雪だろうが飛び出したいそこの貴方。

あったかい屋根の下でのワカサギ釣りなんていかがでしょう?

BBGの呪いで毎回なぜか休日が雨でも、諦めたらそこで試合終了ですよ!

今年は釣りガールになりたいと思っている、鬼ころしSでした。

押忍!