寒くなってもパックラフトで川を下りたい。せっかく軽くてコンパクトなのだから車ではなく鉄道の旅をプラスして楽しみたい!。そのために必要な装備と川下りの様子などを紹介してゆきます。(文・テズリンY)

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出発まで

ご挨拶

みなさまお久しぶりです。2018.5にココペリ・ホーネットライトの記事を書かせていただいたテズリンYです。

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私がパックラフトを買ってちょうど一年。その間いくつかのバトル(川下り)にも参加して、

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すっかりパックラフトの虜になってしまいましたが、今回はパックラフトの持つ「機動性」を広げるための試みについて、いろいろ紹介して行こうと思います、笑。

どこへ行こうか?

パックラフトは軽い。「だったら担いでどこへでも行けるよね?」と考えて購入したのですが、いざ出かけるとなるとどうしても準備が楽で何かと便利な車で毎回出かけてしまいます。でもやっぱり電車に乗って旅をしたいんですよね~。

ココペリ・ホーネットライト
ココペリホーネットライトは、たったの2.2kg

鉄道と川が並走してカヌーで漕げる区間はいくつか心当たりがありますが、良く知っている天竜川(飯田線・市田-唐笠)や長良川(長良川鉄道・美並刈安-みなみ子宝温泉)は結構な瀬があって、スプレーデッキの無いホーネットライトではフネに水が入ってきて寒いことになりそうです。

大きな瀬が無く(濡れなくて)、あまり寒くなくて、鉄道で日帰りで行ける便利な川。
そんな初心者向けの穏やかな川はどこかに無いのか?。

そうだ、京都の南の方にある木津川(関西本線・笠置-加茂)へ行こう!
そう思い立ったのは、12月も中旬のことでした。
ちょうど青春18切符も発売になるので「鈍行列車でパックラフトの旅」が出来そうです。
(注:初心者の方や不慣れな方は、冬場やソロでの川下りは正直お勧めしません。「こんなこともできるんだ」という事で、今後の川旅や装備選びの参考にしていただければと思います)

パックラフトに至るまでの道のり

実は、私は学生時代に自転車を分解してキャンプ道具とともに鉄道やフェリーで各地を旅する「自転車・輪行野宿旅」をやっていたこともあり、カヌー遊びを始めた当初から、折りたためるフネとキャンプ道具を持って鉄道などでいろんな所へ自由に行きたいと思い続けていました。

しかし既存のファルトボート(折りたたみ式のカヤック)やダッキー(空気を入れるタイプのカヌー、頑丈な代わりに重い)では他のカヌー用具やキャンプ道具も合わせると30kg近い重量になってしまい、何度か挑戦しましたが気軽にできるものではありませんでした。

エアー・トムキャット
エアー・トムキャット(ダッキー):激流との勝負にはめっぽう強いが2人乗りで15㎏以上と重い!

なので軽くてコンパクトに収納できるパックラフトを知った時には、これで長年夢だった「鉄道&カヌー旅」ができる!と大変うれしかったのです。

装備はどうやって運ぶ

みなさんが山に行かれる時も同じだと思いますが、車だったら忘れ物をしないように思いつくまま適当に放り込んでゆけば良いですよね。
でも鉄道の旅となるとバッグの容量を考えて装備を厳選するところから、すでに戦いは始まっています。

また、防水バッグというと荷物を濡らさないためのものと考えるのが普通ですが、鉄道の旅では漕ぎ終わった後に「濡れてしまったもの」を入れて帰るためのものと考えなければなりません。

これが真夏であれば全装備をコンクリート上に30分も広げておけば、フネから海パンまですぐに乾いてしまうのでIKEAのバッグに突っ込んで持ち帰れば良いのでしょうが、網棚の上から川の水がしたたり落ちては大ヒンシュクなので、荷物が乾かない冬場はそういう訳にもいきません。
しかも防寒のための装備が増えて容量もかさみます。

ウウム、手持ちの防水バッグのサイズとギアの収納をどう組み合わせるのが一番良いのか?、難しいが楽しくもあるパズルを自分なりに解いてみました。

出発当日

関西本線をひたすら西へ

ゴソゴソ準備をして当日の早朝。最寄駅から始発電車で名古屋駅に向かい、関西本線に乗り込みます。
三重県の亀山駅で電車からディーゼルカーに乗り換え、通学の高校生に混じって(この日は平日だったので)京都府へ向かって長い峠越えの路線を進んで行きます。

関西本線ディーゼルカー

途中の伊賀上野駅を過ぎるとほとんど乗客はいなくなり、ローカルムード満点のディーゼルカーはゴトゴトと山と川の間を進んで行くのでした。

笠置駅に到着

関西本線のディーゼルカー

ここがスタート地点もよりの笠置駅、スタートする笠置キャンプ場は駅から3分の好立地。

笠置キャンプ場

駅の反対側の河川敷にダダっ広いキャンプ場が広がっている。

笠置キャンプ場

防水バッグを肩に担ぎ、昔の船乗りスタイル?でキャンプ場まで歩いて到着

持ち物を広げてみよう

では実際にどれぐらいの量の荷物を持ってきたのかというと。

アークテリクス、シアトルスポーツ
シアトルスポーツの55L防水バッグと、アークテリクスIndex 15 バックパック

カヌーの道具と着替え類は手持ちの中で一番大きい55Lの防水バッグに余裕で収まりました。防寒着の少ない冬場以外だったらもっと少ない荷物だったと思います。電車の中で出し入れする手回り品などはアークの15Lザックに収納しました。

防水バッグに入れてきた装備、背景が派手で見づらくてすみません~

今回は最小限に装備を厳選。左側から

  1. ドライバッグ/シアトルスポーツ「ドライバッグ55L」(旧モデル)
  2. 空気を入れるタイプのライフジャケット/Anfibio(個人輸入品)
  3. パックラフト/ココペリ「ホーネットライト」【モンベル
  4. ジャケット/モンベル「リバーツーリングジャケット」(旧モデル)
  5. ウェットスーツ/モンベル「ネオプレン パドリングジョン Men’s」【モンベル(172cm、63kgでLサイズ)
  6. パドリングパンツ/モンベル「ドライパンツ」(旧モデル)
  7. サンダル/クロックス「クロックサンダル 」【楽天AmazonYahoo!
  8. フロアレステント/モンベル「カモワッチテンチョ」【モンベル
  9. タオル/ダイソー(上陸後に体を拭いたり、フネや装備を拭くのに使用)
  10. パドル/nortik「グラスシャフト4分割、220cm」【元気商會
  11. ネオプレーンソックス/MORGEN SKY「3mmダイビングソックス」【楽天AmazonYahoo!(足サイズ26.5cmでL サイズで少し余裕あり)
  12. グラブ/ホームセンターコーナン「合成皮革製作業用手袋」
  13. BBGてぬぐい【BBG
  14. ベルト/ダイソー「荷造りベルト2本組」
  15. ブランケット/Grabber「オールウェザーブランケット OG」【楽天AmazonYahoo!
背負ってきた装備
アークに入れて背負ってきた装備

手持ちの28Lの防水ザックに入れて来ても良かったのですが、ウレタンの入ったショルダーベルトが濡れてしまうと帰路で困ると思い小型のザックに手回り品を入れて背負ってきました。川下りの最中は濡れないように大型の防水バッグに入れておきます。左側から

  • 眼鏡ケース/防水サングラスケース(カナダのKanoe Peopleで購入)
  • 水/富士山麓の美味しい天然水
  • 防水バッグ小/モンベル「ライトドライバッグ15L」【モンベル
  • スタッフサック/イスカ(旧モデル)中にはお風呂セット
  • ザック/アークテリクス「Index 15 Backpack」【楽天AmazonYahoo!

一番重要な装備は着て帰るための服

川では何が起きるかわかりません。予期せぬ沈で防水バッグの中に水が入る可能性もあるので(実際に何度か痛い目に遭っている)着替えや財布の入った防水バッグは二重以上にします。

ゴール地点にユニクロでもあれば良いのですが、そういった店も無いので絶対に濡らす訳にはいきません、笑。

着替えはこの中に
着て来たダウンやズボン類はまずビニール袋に入れ、この15Lの防水バッグに圧縮して詰め込む(圧縮するのでコンパクト化にも貢献)。この防水バッグは登山用の防水スタッフサックではなく、カヌー用なのである程度厚みがあって強度・防水性は高い。これらをアークのザックなどといっしょに大型の防水バッグに入れる。

今回の旅のキーデバイス

今回の鉄道&カヌー旅を成功させるために必須の装備を簡単に紹介してゆきます。

①4分割パドル
これまで2分割のパドルしか持っていなかったので新たに購入しました。nortikパックラフトを扱っている元気商會(洞窟探検のアガタ隊長のお店)で購入しましたが、グラスシャフトの4分割で2万円以下とリーズナブルで、ナイロンブレードのためカーボン製のパドルほど気を使わずガンガン使えます。

②ネオプレンソックスとクロックスのサンダル(激流でない場合)
ネオプレーンの渓流足袋と陸上用の靴を別々に持つのは重くてかさばるので、一度濡れてもタオルで中を拭けば陸上でも問題なく使えるクロックスサンダルとネオプレーンソックスの組を合わせて使うことにしました。またクロックスの柔らかいスポンジソールが川の岩やコンクリートの凹凸をうまく捉え、思ったよりもグリップ性能が高いことも見逃せません。川や海ではいまだに定番のシューズです。

③空気を入れるタイプのライフジャケット(激流でない場合)
今回持って行ったAnfibio製は知り合いの方に依頼して個人輸入してもらった商品(2気室、メッシュポケット付き)ですが、これがあれば荷物の容積を大幅に減らすことができます。

それではフネを膨らませてスタート

パックラフトの準備
10分ほどでパックラフトの準備は完了、簡単で素早く準備できるのもパックラフトの魅力のひとつ

寒い風が吹く中、1時間近くかかってギア撮りと出艇準備をしていたらすっかり体が冷え切ってしまいました。

木津川・笠置キャンプ場
2日前に雨が降ったのに水が少ないなー

しかも、水が少ないので少しでも深いところまでフネを引いて行って乗り込むのに、ネオプレーンソックスに水がしみ込んできて、かなり冷たい!!

水の上は気持ちいいー

でも水に浮かべば自由な世界で気持ちい~。
人工物も少なくなり景色が良くなってきた。

自撮りシーン

自撮りってなんか恥ずかしいから、ほとんどしたことないんですよ笑

水の透明度

上流にダムがあるが、思いのほか水はきれい。
ちょっとした1級の瀬を越えて流れが緩くなったところで右岸に河原があったので迷わず上陸します。

カモワッチテンチョて何?

体が冷えたので温かいものでも食べようと、ささっとモンベルの「カモワッチテンチョ」を張ります。
これはテントにもポンチョにもなるというモンベルの面白商品なのです。

テンチョ、建てる前

120cm以上のストックで自立する三角錐(上から見ても三角形)のテントですが、分割パドルがちょうどの長さなのでそれを使って建てることもできます。

テンチョのサイズ感
サイズ感はこんなもんです、床面が三角なので広さはミニマムですが、前を閉じればフロアレステントになります

張った時の長辺は260cmなので、少し狭いですが中で横になることができます。
でも一番の使い方はこうした無人の河原や砂浜で風よけにしたり、真夏は日陰を作って昼寝をしたり。また寒ければ羽織って休憩したり、雨天時は傘を持っていなくても川や浜から近くの店まで買い出しに行ったり、なかなか便利に使ます。

そして、カヌーでは必須の「ナマ着替え」を他人の目から隠すことができるというのもうれしい機能。

ブランド モンベル
品名 カモワッチテンチョ
画像
重量 590g
素材 ■本体:70デニール・ナイロン・タフタ[耐水圧1,000mmウレタン・コーティング]
■ペグ:7075超々ジュラルミン
BUY NOW

※画像クリックでメーカーHPへ

着替えマナーの看板
イケメンでマッチョのお兄さんばかりなら良いのかもしれないが、長良川にはこんな立て看板もあります

モンベルのラインナップではカヌーの装備に分類されていませんが、これ一つあれば海でも川でも何かと使い勝手が良い商品なのです。
布が丈夫なので少し重い(590g)ですが、山でもツェエルト代わりやULテントの一種として使えるのかもしれませんね。

以前はもう少し薄い生地で軽量な青色のモデルもあったようですが現在は廃盤になっています。カモフラージュ柄は趣味の分かれるところですが、現在のモデルはファスナーの隙間から望遠レンズを突き出して鳥や野生動物の撮影をする人が、カモフラージュのために使うことを想定した商品になっているのかもしれません。

さて、風を避けながらドリンク缶を加工した自作アルコールストーブで、小さなラーメンを作って暖を取りホッとひと心地。

アルストとクッカー
早く食べたくて出来上がったところの写真は撮り忘れた!
  • カップ/スノーピーク「ソロセット焚にセットのカップ」(旧モデル)
  • 燃料ボトル/ナルゲン「広口丸型ボトル60ml」【楽天AmazonYahoo!
  • 缶ストーブの材料/ハウスウェルネスフーズ「ウコンの力 100ml」【楽天AmazonYahoo!
アツシオガワ

ウコンのリンクいりますぅ?

元気が出たところで初の三脚を使ったカヌー自撮りに挑戦します。
これまでのパックラフト旅では他にもカメラマンがいたので自分の写真を撮る必要は無かったのですが、今日はソロなので初挑戦。

三脚自撮りの様子
自分のカメラに5秒間隔×6枚のインターバル撮影機能がある事をここで初めて知った、笑

うー、パックラフトに乗ったり降りたりするたびにネオプレンソックスに水が入って冷たい。

風と瀞場に苦しめられる

その後は、ノンビリと景色を楽しみながら木津川を下ろうとしましたが、川の流れはほとんど無くなり、西からの向かい風がどんどん強くなってきます。力いっぱい漕いでも歩くより遅いスピードでしか進んでいません。この長大な瀞場(とろば=水の流れがほとんどないところ)を漕ぎ切るのは本当に大変でした。

瀞場で逆風に逆らって進む
白い生春巻きのような防水バッグがまともに風を受け止めて大きな抵抗に

どれぐらい風に逆らって漕いだのか、パドルを持つ手の握力が無くなり、肩の筋肉が悲鳴を上げ始めます。
ようやくカーブを曲がって先を見渡せてもふたたび瀞場が続き心が折れそう。
ファルトボートなら苦も無く進むような水面と風でも、ゴムボートのようなパックラフトでは2倍のパワーで漕いでも3分の1も進まないのです。

「何が癒しの川だ!何が初心者向けの川だ!」あまりの苦行に悪態をついていると、ようやく流れが二手に分かれて「進みだした」と思ったら、今度はザラ瀬(水が少なくてフネの底が引っかかるような浅い瀬)の真ん中で立ち往生してしまいました。

流れを下る
ようやく水が流れ始めたと思ったら、、、、
ザラ瀬に引っかかり立ち往生
ザラ瀬に引っかかり立ち往生

冷たい流れに足をつけてフネをパドルで押さえながら水の深い場所まで歩いてついて行きます。ヒャー!!

ココですっ転んでフネだけ流されたりしたら、フネを確保してくれる仲間もおらず本当に目も当てられない最悪の状態になるので、足元に注意しながら慎重に進んでゆきます。

その後も瀞場が続き、もうやけくそになって漕いでいたら、ようやくゴールの目標である恭仁大橋が見えてきました、ヤレヤレ。

ようやくゴールに到着
橋の下流にあるゴール地点は、急な坂を越えて土手を登る必要があったが、軽量のパックラフトなら楽々
アツシオガワ

全然楽しさが伝わってこない!

危険な生着替えシーン

土手に荷物を担ぎ上げ、着替えをしようとしたその瞬間に軽自動車が堤防道路の上に停車。どうやらここでお昼休みにするようです。
向こうも私の着替えなんか見たくもないでしょうが、私だって見せたくありません。
しかも土手の上は寒風が吹き抜け、こんなところで裸になったら一瞬で風邪をひくか低体温症になってしまいそうです。

軽自動車が現れる
そんなとこに止まらんといて~!!

こんな時に役に立つのが、先ほどのテンチョ。
カモフラ柄のお陰で相手も私に気付いていないはず。
ササッと着替えて一件落着。

登山中でもインサレーションやタイツなどを、暑くなって脱ぎたくなった際に便利な装備かもしれません。

着替え中
フードはかぶらず帽子をかぶって使用しています。機能紹介のためとはいえ、少々恥ずかしい、笑
アツシオガワ

素足に黒ソックスが変質者レベル爆上げ!職質&通報レベル!笑

濡れたものは防水バッグに、濡れて困る着替えや貴重品、カメラや三脚はアークの15Lザックに入れて準備完了。

温泉に寄ろう

水を吸って重くなった荷物を肩に担いで堤防から1kmほどの加茂駅まで歩いてゆきます。

今回のルートでは、スタート地点の笠置に温泉とキャンプ場があり、ゴールの加茂に食堂とコンビニ、スーパーがあるという「逆だったら最高なのに」という立地になっています。
ちょうど、一時間に一本のディーゼルカーが来るので駅の改札に急ぎます。(この加茂駅から西側は電車で、東側はディーゼルカーなんですね)

一駅間を漕いだだけですがディーゼルカーでも約10分。今日はまあまあの距離を漕いだようです。逆風の瀞場だらけだったので体力的には20km漕いだぐらい疲れました。

亀山方面へ出発した列車を見送る
亀山方面へ出発したディーゼルカーを見送る

朝降りた笠置駅に到着。カートにキャンプ道具を載せた若いキャンパーと私を降ろしたディーゼルカーは、すぐに出発してゆきました。コロコロカートにキャンプ道具一式を積んで来るなんて、このお兄さんもなかなかやるな~。

駅から歩いて200mほどの場所にある「天然わかさぎ温泉笠置いこいの館」に到着。

お約束の展開とはならず、この日は開館日でした
お約束の展開とはならず、この日は開館日でした

湯船につかってしばらくすると、無感覚になって赤と白のまだら模様になっていた足指とカカトの辺りが普通の感覚に戻ってきました。
もう少しでしもやけになりかけていたのかも。
あー、体が冷えた後の温泉と温かい食事は本当に最高でした!

温泉を出て駅とは逆方向に少し歩くと、地図上で「こうもり博物館」という謎のスポットがあり、ぜひ見学したかったのですがウロウロしていると風邪をひきそうなのでおとなしく笠置駅に戻り、この日のカヌー旅は無事に終了しました。

今後の冬パックラフトと鉄道旅に必要な物は?

やはり背負うところが無い防水バッグでは駅の乗り換えや、長時間歩くがつらいので大型の背負えるザックが必要ですね。
今回使用した防水バッグは約55Lなのでそれぐらいの容量の防水ザックを買うか、もう少し小型の40Lクラスにして、電車移動中はダッフルバッグを併用するか?という所です。

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(記事で紹介されているのは32Lですが40Lもあります)

●シールライン「バウンダリーパック

今回は、体はともかく予想以上に足が冷たくて参りました。
ネオプレンソックスは中に入った水が温かくなれば問題無いのですが、登山と違って足を動かさないパックラフトでは血行が悪く、いつまでも冷たいままだったのが良くなかったようです。
完全防水のドライスーツが買えなくても、ソックスだけでも防水のものにするか、長靴で水が入らないようにするか?などの方法を考えれば冬のパックラフト旅も楽しめそうです。

川では寒さと向かい風で散々な目に遭いましたが気持ち良い温泉にも入れ、冬でもパックラフト&鉄道旅が充分可能な事が分かりました。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

最後まで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。