ピークハントばかりが山じゃない!雪山には雪山なりの楽しみ方がある!夏道が存在せず、雪が安定した残雪期にしか登れない山「野伏ヶ岳」。そんな雪のステージでBBGの面々が人生初の「雪洞泊」にチャレンジした!果たして人は極寒の雪の中でも快適に寝ることができるのか?これは穴掘って酒飲んでマッサージして来ただけという、新スタイルの登山ドキュメンタリーである。

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野伏ヶ岳「雪洞泊1泊2日」

第1章 42歳の地図

人は「限定」という言葉に弱い。

初回限定特典DVDとか、10名様限定特別ランチとか、季節限定スイーツとか…。

そんな中、「残雪期限定の山」というものが存在するのをご存知だろうか?

その山は日本300名山に選ばれておきながら一切登山道が存在しておらず、普段は深いヤブで覆われていて侵入不可能な山。

冬季に至っては屈指の豪雪地帯につき、猛烈ラッセルを強いられた挙句に雪崩の巣で人を寄せ付けない。

ゆえにその山を登れるのは3月4月の約2ヶ月のみ。

霊峰白山の南部にそびえるその山の名は、「野伏ヶ岳(のぶせがたけ・1,674m)」という。

 

一方、ここにも「野伏」ではなく「駐車場伏」な男が一人。

霊峰白山の南部の駐車場で土下座をするその男の名は、「ユーコンカワイ(42歳)」という。

今回「野伏ヶ岳で雪洞泊がしてみたい!」という企画を立ち上げた張本人が、なぜ登場一発目でいきなり土下座をしているのか?

そう、彼は集合場所に到着してアツシオガワの車に荷物を積み込み、「よし!じゃあ野伏ヶ岳目指して出発!」という段階で、突然「うう…家に登山靴忘れてきました…」と言い出したのである。

 

スポンジ脳ここに極まれりな絶望的ミス。からの土下座。

くしくもこの日は彼の42歳の誕生日

まさかそんな記念日に、年下の二人(アツシオガワ&鬼ころしS)に向かって駐車場で土下座をすることになるとは夢にも思ってなかった男。

まさに自業自得な「誕生日限定の屈辱」なのである。

 

やがてそのスポンジ野郎が家に靴を取りに帰り、約2時間後(!)に改めて出発。

そんな代償があったからなのか、それとも最近のニューユーコンのご利益のおかげなのか、スタートの白山中居神社を出発する頃には空は大快晴に包まれた。

ユーコンにとっては、3回連続で晴れたのは自分登山史上初という快挙だ。

しかし2時間遅れのスタートということもあり、日も高くなってクソ暑いほどの日差しが降り注ぐ。

まだスタートして15分なのに、「脇汗マダガスカル女」で名高い鬼ころしSちゃんなどは早くも汗でビッチョビチョである。

額から滲み出る一番搾り。

しかしこのアツさに一番やられてる者はこの男。

迷惑をかけた罰として「特命ネギ係」を命じられた42歳。

長く暗闇で生きてきたその男は、食当たりならぬ「晴れ当たり」でぐったりと弱っている。

しかもこの暑さの中、やたら余計な荷物満載の超重量級グハグハ歩荷祭り。

「今日の雪洞泊ポイントまでは1時間半くらいだから余裕っしょ」と舐めてかかっていたが、暑さと背中の重みで早くも虫の息。

しかも進んでも進んでもずっとネギの香りが漂い、時折「ウップ」となってえづいている始末。

そんな中、ひたすら雪に埋もれた林道のハイクアップが続くが、

この段階で早くも一発目のダウンを奪われてしまった特命ネギ係。

久しぶりの肩にめり込むような重量に、「俺はもうダメかもしれない…」と弱音が止まらず早くもTKO寸前。

しかし本日も「ユーコンの介護担当」として連行された鬼ころしSちゃんが、背後からの献身的なサポートでそのジジイを再びリングへと押し戻す。

いつでもタオルを投入できるように胸元にはBBG手ぬぐいが。

そんな42歳の傍らで、アホな高校球児みたいにガバガバとポカリを飲むわんぱくボーイ。

実写版のカツオをやらせたいほどのわんぱくさ。

その間にもおじいちゃん2度目のダウン。

ここ最近デブ化が止まらず、体力の衰えとともにもう昔のように重量級が担げなくなってしまった悲しい現実。

そんな男に、「ポカリは万能薬」だと信じて疑わない脳みそ筋肉男からの力水。

これで一瞬息を吹き返すが、

10分後にはもう「ぐあああ!腰が!腰がー!」と荷物を投げ出して3度目のダウン。

このジジイが10分ごとにダウンするので全然先に進んでいかない。

その隙をついて、わんぱく高校球児はマネージャーにちょっかいを出し始める始末。

男優感がすごい。

マネージャーも「あ♡そこ気持ちEです。」と言い出して介護放棄。

仕方なくおじいちゃんは「そ…そこの男優さん…ワシもお願いします…」と懇願して緊急施術タイムへ。

一向に進んでいかないBBG御一行。

このままじゃ雪洞掘る時間が足りねえ!と、くねくね林道を脱して一気にショートカットルートへ突入。

コースは短縮されるが、その代わりにズブズブ雪道の急登ハッスルタイムがスタートだ。

哀れな老人を置き去りにしてどんどん先に進んで行く「絶倫わんぱく黒男優」と「介護放棄脇汗マネージャー」。

はるか後方で「待って…待ってくれ…こ…腰が…」という老人の声が聞こえるが誰も気に留めない。

やっと「山で晴れる」という人生を手にしたのに、もう元気に動ける体を失っていたという切ない現実。

そんな42歳の地図(現実)と向き合っていると、前方の方から絶倫わんぱく黒男優が「樹林帯突破した!すげえ雪原が広がってる!」と叫んだのである。

より黒さに磨きがかかる宇宙企画の人。

いよいよTHE野伏ヶ岳!といった世界が始まるのである。

 

第2章 極楽超神水

突如現れた広大すぎる雪原の世界。

まさに別世界。

夏場はヤブまるけで歩くことすらできないが、雪が積もり、よく締まって来た残雪期のみに通過できる「限定」のスバラシワールド。

これだけの広大な雪原は逆に北アルプスなどでは見ることができないだけに、すっかりコーフンが隠せないBBG御一行。

この広大な台地は「和田山牧場跡地」と呼ばれている場所で、かつては牧場だったという。

そしてその広大な台地の先には、悠然と佇む「野伏ヶ岳」がズドーン。

日本300名山に選ばれるのも大納得の美しき山容。

マニアックな山のくせに、来てみるととんでもなく感動できるという穴場感もたまんない。

抜けるような青空、どこまでも広がる雪原。

あまりにも嬉しくなってしまったユーコンは浮かれまくってそこら中を走り回る。

が、急に走ったせいで猛烈に脇腹を痛めるというセルフマゾ。

ちょっとでも浮かれると、毎度孫悟空の頭の輪っかみたいに天罰に見舞われる男。

すかさずマネージャーが介護に入って「はい、おじいちゃんこっちですよー。あんよが上手、あんよが上手。」と巧みに誘導。

これを見たわんぱく男優は「浮かれるからですよ。毎回言ってるじゃないすか、浮かれた先にはマゾ来た…」とまで言うと、豪快に踏み抜いてセルフマゾ。

穴と見ればとにかく入れたがる若きますらお。

結局彼もこの絶景に対してすっかり浮かれていたのである。

そんな気持ちよすぎる雪原ハイクを進めていくと、

野伏ヶ岳のベストビュースポットに到達。

そして「うし!ここを我らの雪洞ポイントとする!」と宣言。

ユーコン調べでは「1時間半で雪洞泊ポイントだよ。」との事だったが、結局2時間半以上が経過していた。

スタート前の「靴忘れ2時間放置」まで換算すると、当初の計画より実に4時間半遅れという画期的なズサンプランだ。

で、その遅れの元凶になったおじいちゃんはすでに大往生。

すかさず必殺介護人がサポートに入ったかと思いきや、

ジジイそっちのけでビール冷やしに余念がない鬼ころしSちゃん。

さすがは体の70%がビールでできてる女。行動にソツがない。

こうして急激に冷やされたビールは、ただのビールから「おビール様」へと進化していざ乾杯。

ふるえるぞのどごし!燃えつきるほど爽快感!!

これにて一気に息を吹き返したおじいちゃん。

鬼ころしSちゃんに至っては、顔に「幸せ」と書いてあるかのような表情で麦汁補給。

度重なる介護や男優のセクハラを経て、今ようやくこの雄大な景色を肴に超神水を飲めてご満悦な様子だ。

しばしここでおにぎりなぞ頬張りながらのんびり休憩。

4時間半の遅れが出てるとはいえ、山頂を目指さない今回の旅は時間にゆとりがあっていい。

山ってのはあくせく山頂ばっか目指してたら実に勿体無いフィールドなのである。

 

第3章 あぶない雪洞刑事

さあ、のんびりビール飲んで飯食ったら労働のお時間だ。

ここからいよいよ念願の雪道掘りタイム。

「行くぜユージ!」「OK!タカ!」

気合いを入れる男優刑事と顔刑事。

そしてユージが「アクション!OK!」と叫び、

「カモン!」とRUNNNING SHOTをぶちかます。

優しいなんてウソだぜいつも。ふざけたことは一切ごめんだ。

しかしこの遠投のせいで、しょっぱなから「ぐあああ!四十肩がッ!」と悶絶するユージ。

いきがって見せるのも面倒な話さ。気まぐれなふりをしておどけてるいるだけ。

それでもすかさず「行くぜ!」と叫んでひたすら掘りまくる。

GET UP!GET ON!
TAKE UP!TAKE ON!時のゆくまま。

しんどいけど実に爽快で気持ちのいい労働。

ちなみに雪洞の作り方は、まずルートから外れた適当な斜面を見つけて、

ひたすら縦に掘り進んで、そっから横穴を掘って行くって感じね。

喉カラカラになるからビールは多めに持って行くのが吉だ。

BBGらしく、男らしくて渋い音楽をかけながらだと作業もはかどる。

ただ結構な重労働なので、腰痛持ちのユージは早々にダウン。

しかしご安心。

ここですかさずワンレン刑事の「カオル」にバトンタッチ。

しかしカオルは「掘る」より「飲む」専門なのでなかなか作業は捗らない。

一方孤軍奮闘のタカは、汗でビッチャビチャになりながら横掘り作業を開始。

スノーソーも駆使して掘り進めて行くが、見た目がどうしても「山中に死体を遺棄しに来たヤカラ」の様相を呈しているのが気になるところ。

こっからは狭いし雪も固くなってくるしでさらに重労働。

だがここまで来ると、入口上部に標識(ネギ)もおっ立てて、いよいよそれらしくなって来た。

しかしそうこうしているうちに日も傾いて来てタイムアップが近づいてくる。

ここに来て「ユーコンの靴忘れ2時間」のアドバンテージが大きく響いて来た。

結局「こりゃ3人が寝れるスペースの確保は無理だ。3人で宴会ができて1人が寝れるスペースが確保されればOKでしょ。」ってことになり、念のため持って来ていたテントを設置。

テントはあっという間にできるのね。

これによりタカとカオルはこっちのぬくぬくテント、靴忘れ張本人のユージだけが雪洞で一夜を明かすことが決定した。

ユージは「関係ないね。」と強がっているが、内心は結構ドキドキである。

 

さあ、ラストスパート。

タカも「炭鉱に閉じ込められて3ヶ月ぶりに救出されたペルー人」のような鬼気迫る表情で、必死で穴を掘り進める。

そしてついに雪洞完成!

製作開始から実に2時間半。

見事、3人宴会1人就寝のスペースを確保した最高の基地が誕生したのである!

その完成と同時に日が暮れて、空には「冷たい太陽」が。

タカはそれを眺めながら「太〜陽〜に〜…グッバ〜イ…グ〜ッバ〜〜イ」とダンディに歌い上げる。

こうしてBBG御一行のあぶない雪洞作りが完了したのである。







 

第4章 孤独の聖夜

人生初の雪洞。

これがまた想像以上にハイパー快適空間だった!

風は入ってこないし、雪はガチガチで崩落の心配も全然ないし、何よりそれなりに暖かい。

もうここが雪山の中ということを忘れて、ちょっとした個室にいるような気分。

壁に穴を掘れば棚にできるし、キャンドルランタンなんか置いて室内をエロティックに演出することも可能。

しかし残念ながらここにアツシオガワの姿はない。

彼はあの激しい掘削作業中に力尽きて死んでしまったんだが、この頃にはちゃんと霊となって天上から二人を優しく見守ってくれているのである。

そのペルー人の霊に見守られながら作るのはもちろんお鍋!

やっぱ雪洞って言ったらみんなでワイワイ鍋囲んでナンボでしょう。

でもって、いざ勝利の乾杯!

ちょうどこのタイミングで、雪洞内には自分の寝ぐらと勘違いしたマウンテンゴリラが勝手に侵入。

アツシオガワは死んでしまったし、せっかくなんでそのゴリラにビールを与えて宴会をスタートさせた。

ウホウホとビールを飲むマウンテンゴリラ。

彼は人間のメスを見るのが初めてだったらしく、顔を赤らめて恥ずかしがっている。

しかし次第に興奮して発情してしまったのか?

ゴリラは突然ユーコンの方に襲いかかり、

その豪腕で無理やり衣服を剥ぎ取り、

ユーコンのたわわな胸をむんずと鷲掴み!

ヘタなメスより飽満なボデイが、野生の黒ゴリラによって揉みしだかれて行く!

そしてそのまま首をグギッとして殺害。

邪魔者が消えたことで、ゴリラの矛先はいよいよ鬼ころしSちゃんヘ!

ウッホウッホ言いながら「鬼ころし開発」を進める発情ゴリラ。

しかし発情した相手が悪かった。

すっかり出来上がってしまっていた鬼ころしSは、突然ランタンを振り回したり、

狭い室内で足をぶん回して、終電を乗り過ごした新橋の迷惑OLと化したのである。

これにはゴリラも「ゴ、ゴッホ〜」と人間のメスへの欲情を失って外に退散。

しかしそれを執拗に追いかける酔いどれOL。

だがそんな彼らの酔いを覚ます野伏ヶ岳の小粋な演出が。

それがこの満天の星空なのである!

なんという幸せ時間。

開運パンツを穿く前のユーコンには想像すらできなかった世界。

これに大満足した2人と1頭は、仲直りして再び雪洞の中へ。

 

やがて鍋も食い終わる頃、なにやらソワソワし始めるユーコンカワイ 。

今彼の頭の中はこうだ。

「みんな、俺が今日誕生日だってきっと知ってるよな?だとするとそろそろサプライズケーキとか出て来る頃合いじゃないか?で、バースデーソング歌ってくれるんだ。そん時は、あ!忘れてた!ありがとうみんな!って感じでしっかり驚いてあげなきゃな。」と考えていたのである。

しかし待てど暮らせどケーキは登場しない。

それでもユーコンは「わかってるんだぜ。次の音楽が多分スティービーワンダーの“Happy Birthday”で、それを合図にケーキなんだろ。」と期待で胸を膨らませながらその時を待つ。

しかし鬼ころしSちゃんは「ウィィ〜」しか言ってないし、ゴリラに至っては寝てねえか?

とは言え、さすがに自分から「あのう、今日僕誕生日なんですけど…」なんて言うことはできない。

そして無情にも時は過ぎ、やがてゴリラと酔っ払いは「じゃ、お気をつけて!おやすみなさい。」と言って雪洞から出ていった。

ユーコンは「ははあ、外に出たところでサプライズか。」と最後の望みに賭けたが、2人はそのままテントに消えていった。

いかがわしいホテルのようなエロティックさ。

それを無言で見送り、静かに頷いてから1人で雪洞に戻ったユーコンカワイ。

まさかの「誕生日なのに何もサプライズがなかったというサプライズ」

そう、これがBBGメンバー奥義「サプライズすかし」の全貌なのである。

 

こうして1人雪洞に取り残されたユーコンカワイ 。

そしてその静寂の中、「まさか42歳の誕生日の夜を、山奥の雪の中で一人っきりで過ごすとは思ってなかったぜ。」とボソリとつぶやく。

やがて彼は、ロマンティックなキャンドルランタンの灯りを見つめながら静かに歌う。

「はーぴバースデーお〜れ〜….はーぴば…す…でぃ…ぉ…」

そこから先は声にならない嗚咽だけが雪洞内に響き渡った。

頬を伝うは天井から落ちて来た雪の雫か、それとも…。

 

こうして彼のはじめての雪洞泊、

そして42歳のお誕生日の夜は更けて行ったのである。

 

第5章 蘇生モーニング

朝が来た。

「う…ううむ」と目覚めてテントから這い出る鬼ころしSちゃん。

どうやらマウンテンゴリラは夜半のうちに出て行ったらしい。

その代わり、外には昨日の掘削作業中に死んだペルー人の死体が転がっていた。

まずはこの死体を蘇生させるため、王大人(ワンターレン)直伝の蘇生術を施す鬼ころしSちゃん。

そして「憤!」と喝を入れると、

見事に生き返って「あ、あれ?もう宴会終わったの?」と寝ぼけているペルーオガワ。

その後二人は、一人で雪洞泊したユーコンカワイの安否を確認しに行く。

すると、雪洞の外に転がる一体の屍を発見したのである。

目にうっすらと涙を浮かべながら凍死しているユーコンカワイ。

昨晩よっぽど寂しい目にあったのか、おそらく錯乱して外に飛び出たまま息を引き取ったのだろう。

もちろんここですかさず蘇生術を施すアツシオガワ。

これでなんとかユーコンも蘇生に成功。

こうして三人は、無事に野伏ヶ岳での雪洞ナイトを乗り切ることに成功したのである。

 

ちなみに本来の予定ではこっから野伏ヶ岳を落としに行く予定だったが、この余計な茶番マッサージ大会によってすっかり戦意喪失。

もういいんじゃね?山頂行かなくても…という空気になって、ピークハントを中止してひたすらのんびりタイム。

そして最後に思い出の雪洞とともに写真を撮って、

名残惜しいけど、他の登山者が踏み抜いて怪我しちゃいけないんでしっかり埋めるのであります。

この作業、何気に掘るのと同様のパワープレイだったりするから結構大変。

こうして、雪と一緒に「厄まみれだった41歳のユーコン」を埋葬。

さあ、今日からはまた超ニューユーコンとして新たな人生の始まりだ。

次回偶然この場所で雪洞泊する人はお気をつけを。

もう二度と太陽の光を見れなくなってそのまま尿管結石になるから注意されたし。

 

そして「必ずまた来るぜ!」と野伏ヶ岳に向かって言い残し、その楽園を去って行くBBGメンバー。

本日も素晴らしい大快晴で気持ちE。

下山はショートカットルートをガンガン攻められるから、かなりハイペースで滑落していける。

アツシオガワも「あははは!あんま浮かれるとダメだよー!だって浮かれた先には…」と言いながら駆け下りて来て、

渾身の踏み抜きを披露。

これに触発され、ユージも「甘いぜタカ!」と腰まで埋没するというビッグプレー。

地図見ながら歩いてたら壮大に踏み抜いた。やめよう、歩きスマホ。

そんなこんなで、下りは1時間もかからず下山を完了。

そして最後の難関も無事にクリアし、

デジャヴか?と思うほどのおなじみの光景。

彼らはホクホクで帰路についたのであった。

 

 

実にいい山だった野伏ヶ岳(登ってないけど)

間違いなく我が雪山ランキングの上位に食い込む素敵な限定雪原ステージだった。

そして想像以上に楽しかったはじめての雪洞泊。

こんな楽しい遊びはみんなにもオススメせずにはいられないっす。

でも突然乱入して来るセクハラマウンテンゴリラにだけはご注意ください。

 

っていうか、終わってみれば「ただ山に飲み行っただけ」という記事になっている気が…。

まあ、いいんじゃないっスか。

楽しけりゃ。(加納さんの屈辱風)

 

それではまた雪原でお会いいたしましょう。

安全第一のあぶない刑事。

ユージ・カオル・タカがお送りいたしました。

押忍!