軽量テントの代名詞となりつつあるビッグアグネスのフライクリークシリーズ。
今回はバージョンアップした日本仕様の「HV UL 2 EX」をチョイスして北アルプスのテン場でテスト。軽さを優先して居住性(快適性)は我慢してきたアナタ!快適性を重視して軽さは二の次にしてきたキミ!ビッグアグネスから朗報です。
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BigAgnes Fly Creek HV UL2 EX
まずはスペックから見てみよう。
定員 | 2名 |
使用サイズ(cm) | 218×132~107×102 |
収納サイズ(cm) | 14×35(ポール別収納:45cm) |
総重量 | 1160g |
素材 | ●フライシート&フロア:リップストップシルナイロン(1200mm) ●インナードア:ハーフメッシュ&フルクローズナイロン |
付属品 | DACフェザーライトNFLポール、アルミペグ×11、自在付リフレクティブガイライン |
ほんでは、総重量に偽りナシかBBGチェックいきまっせ!
フライ+インナー=777g!いいことありそう♥
ポール233g!特にいいことはなさそう。
ってことで総重量1010g!軽い!!
ペグは各々持っていく本数やタイプも違うんで総重量からは除外ね。
ストイックに軽量化したいならメッシュやバックルが付いた付属の収納袋使わずに、シンプルなテロテロ袋使えば数十グラムは軽量化できそう。
ポールと一緒にしてパッキングすることってほぼない気がするから、せっかくの軽量テントだし余分なドッキングステーション省いてほしかったかも。
にしても、二人用のダブルウォールでこの軽さはやっべっぞ。
設営風景
では実際に設営してみましょう。
まずはグラウンドシート(フットプリント)をひきます。
ケチらずに純正のフットプリントを購入するとフライだけで張ることもできます。
インナーをセットしたら四隅をペグダウンします。
この時ピンピンにテンション張ってペグダウンすると張りにくくなるんで、ちょっと緩めにするのがポイント。
そしたらポールをセットします。足元側は一本足のいわゆる半自立タイプ。
インナーはポールにフックを掛けるだけ!
あとはフライかぶせてインナーとバックルでカチッと接続して、各ガイラインのテンションをかけるだけで完成。
なんの迷いもなくサクッと設営できます。
特徴
ポイントは丸印を付けた部分。
今回のバージョンアップしたHV(ハイボリュームの略)モデルから、ここのポールを曲げたことにより、足元が垂直気味に立ち上がり以前のモデルより足元の空間を確保したのだ!
さらに、ちょっと分かりにくいけど、ハブの位置を前に持ってきたことにより。入口側も垂直気味に立ち上がりヘッドクリアランスがめちゃめちゃ広くなった!
あぐらをかいてもこの余裕!
天井が高いって気分がいい。
前面のメッシュを閉じることができるのも日本別注仕様。
風が強い時はメッシュを閉じることができるだけで安心感が違うね。
寒くなければガバッと開けちゃって通気性良くすれば結露対策もバッチリ!
居住性
二人用なので一人で使うとかなり広々使える。
広々空間に一役買っているのがインナーとフライを結合させる二箇所のフック。
フライにテンションを掛けると一緒に中のインナーが引っ張られて空間が広くなるという工夫もされている。
天井が広く前室も十分なスペースが有るため、雨が降ったこの日もテント内で快適に調理することができた。
前室に足を投げ出し、ふんぞり返って食事することもできる。
とても1kgのテントの中とは思えない快適性である。
二人で使おうと思うとやっぱり広々快適〜とはいかないが、前室に二人分の荷物を置いちゃえば全然寝れる。
出入り口も一箇所しかないので、個人的には一人で広々使うのがオススメかな。
でも大好きなハニーやワイフとくっついて寝たいって人にはいいかも。
仲がいいからってニャンニャンし始めて、君のビッグアグネスが暴れることのないようにだけ十分注意していただきたい。
収納スペース
出入り口付近の両サイドに収納スペースがある。
以前紹介したチヌーク1.5Pのようにダリーンとなることもなく、それなりに容量もあるので非常に使い勝手がいい。
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天井にも一箇所収納スペースがある。
まとめ
一人で使う分には大きな不満は何一つなかった。
あえて言うなら極薄生地の耐久性が気になるところではあるが、普通に使っている分には早々破れることなんてないだろう。
ダブルウォールでメッシュも閉じることができ、天井も高く広々空間。
前室も広く、収納スペースもしっかりあってわずか1kg!
この軽さでこの広さはやべっぞ!
BigAgness(ビッグアグネス)「フライクリーク HV UL 2 EX」
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