人生には時に猛烈なブリザードに立ち向かわねばならぬ瞬間がやってくる。しかし“できる男”ほどそんな逆風には屈しない。これは我がBBGが誇る敏腕社長アツシオガワの魂の登攀記録。登山家からビジネスマンまで必見の熱き漢の生き様がここにある。
「ブリザードは現場で起きてるんじゃない。会議室で起きてるんだ!」
さあ!命がけの登山が今始まろうとしている!
[toc]
男塾名物「腐霊禅(プレゼン)大会」
プロローグ
BBGのオフィスはとあるIT施設の中に存在している。
そこで我々は日夜、ITとは全く関係ない事(パンイチで体重計に乗ってたり、地味に保温ボトルの温度測ってたりタオルいっぱい干してたり)をして遊んでいる。
他の入居者の人は真面目に色んなシステム作ってたり、何か人様の役に立つような開発をしてる中で「あのBEST BUY GEARって奴らは何者なんだ?一体何をしているんだ?」と完全にキワモノ扱い。
なんせ施設の入り口に貼ってある我々のポスターはこれである。
意味がわからない。
これではIT関係者というより、北斗の拳の「実写版ザコキャラ派遣会社」と思われても無理のない話。
そんなBBGに対し、「なんか君らよく分かんないし、謎めいてるし、面白そうだから…」という理由だけで舞い込んできたのが、なんと「プレゼン大会への出場」のお話だった。
そのプレゼン大会では「これからの社会を変える革新的なIT技術」を聞くために、大手新聞社から大手銀行などのお偉いさんがズラリと並ぶという。
そこにIT技術なんて1mmも持ってないBBGが突っ込んでいくのだ。
はっきり言ってアイガー北壁に全裸で挑むよりもハードな展開である。
しかし我が社の敏腕CEO「ATSUSHI OGAWA」は怯まない。
彼は平社員ユーコンカワイに向かって言う。
「これはプレゼン大会じゃない。男度を試すための男塾名物“腐霊禅大会”だ!俺のBBG流の漢の生き様と根性を、年老いた重鎮どもに見せつけて来てやるぜ!」と。
BBG持ち前のIT(命尽きるまで)技術で、一体どこまでこの厳しい登山を戦い抜くことができるのか?
重鎮達をギャフンと言わすため、そして男が漢であるための戦いが今ここに始まろうとしているのである!
※ちなみにBBGスタート当初も小規模プレゼンに挑んでいる。今回はスケールアップした第2弾だ!
[kanren postid=”250″]
第1章 クライムオン!
命がけの登山が始まろうとしている。
現場はおそらくスーツ着用率100%の人々で満たされ、プレゼンターも重鎮の人たちに失礼があってはいけないとバシッとした正装で挑むことが予想される。
しかし敏腕CEOアツシオガワは当然スーツなど着ずに、「漢の正装はこれじゃぃッッ!」とガバッとハードシェルに身を包む。
激しい戦いを想定し、通常のGORE-TEXよりも透湿性が28%も優れている「GORE-TEX PRO」をチョイス。
これが彼なりに出した「無礼にならない正装」なのである。
気温はおよそ18度。
天候は振るわず、アタック時には厳しい荒天が予想される。
そこで彼が今回の登攀用バックパックに選んだのは、堅牢な「シロギア」のバックパック。
そもそもプレゼンにバックパックを担いで行くこと自体が謎だが、これはアツシオガワ流の「俺たちの夢は両手じゃ抱えきれない。せめてあと45L分の容量が必要なのさ。」と言う伝わりにくいメッセージが込められているのだ。
果たして普通の人々、特に大手新聞社や大手銀行の重鎮達に、彼の思いとシロギアチョイスの渋さは伝わるのだろうか?
第2章 キャンプ4へ!
やがて我々は最終キャンプ地であるC4に到達。
スタート前だと言うのに、もうすでにスーツ姿の「ちゃんとした人たち」がいっぱいだ。
警備員がいたら即座にタックルをかまされそうな場面が続いたが、なんとかここまでやって来た。
「迷子になった登山者が迷い込んで来た感」が凄まじく、場違いさも半端ない。
それでも敏腕CEOアツシオガワは果敢にそのC4へと突入し、現地スタッフとアタックに向けた最終確認。
いよいよ高まる緊張感。
まだ人が少ない段階でも「なんだあいつは?」と言うスーツ達の視線が痛い。
さすがのアツシオガワも、この段階で心が「後悔」と言う名の悪魔に蝕まれ始めて来た。
しかしそんな「じっとりと汗をかきだす」ような状態でも、GORE-TEX PROの透湿性が彼の体をドライにキープ。
おまけに脇下にはベンチレーションジッパーも兼ね備えているため、この急激な体温の上昇にも即座に換気が可能。
さすがは敏腕CEO、スーツ共には真似できないハイスペック機能で、見事にこの厳しい局面をドライに乗り切っている。
しかも今回のプレゼンに向けて、パンツはストレッチ性抜群のピークパフォーマンス「BL Lite SSH Pants 」をチョイス。
プレゼンで一番大切なのは、やはり「足さばきがスムーズかどうか」が重要となってくるからだ。
ストレッチが効くことはもちろん適度な防風性も備えてるため、会場内に急な突風が起きても安心だ。
[kanren postid=”7617″]
そんな万全の状態のCEOに対し、なぜか平社員ユーコンカワイはプレゼンしないくせに緊張で吐きそうになっている。
完全に高度順応に失敗し、極度の高山病に苦しむ平社員。
実は彼には重要な任務が課せられており、彼はそのプレッシャーに押しつぶされそうになっているのだ。
その役目とは、CEOが登場する前に「動画再生ボタンを押す役」。
持ち前のネガティブシンキングが全開となり「本番で動かなかったらどうしよう…」「急に電源落ちたらどうしよう…」「俺本厄だし…」と泣きそうになっている。
それでもこの山を落とすためにここまで頑張って来たBBGアタック隊。
CEOは平社員に対し「ウケなかったらサクラの笑い声頼む!」と言い、平社員は「ビレイとサクラは俺に任せとけ!安心してピークハントしてこい!」と背中を押す。
いよいよ世の真面目な人たちに向けた「男とはなんぞや」を示すピークハントが始まる。
CEOは別室で待機し、平社員が無事に動画を再生するのを静かに待つ。
動画が終われば、彼があの「登山全開」の格好で颯爽と現れ、会場はドッカンドッカンと大ウケのはず。
BEST BUY GEARの出番はなんとトップバッター。
さあ、待った無しの本番スタートだ!
第3章 アタック!
アタックの時が来た。
およそ70人ほどの「ちゃんとした大人の人たち」が会場を埋め尽くし、中には立ち見の人までいる。
やがて司会者の人が「BEST BUY GEARさん!よろしくお願いします!」の掛け声。
ユーコンカワイがそそくさと再生ボタンを押しに行くと、会場の人達は「こいつがプレゼンターか」と勘違いしてめちゃめちゃ拍手を浴びせて来た。
「ただボタンを押すだけの役」なのに、衆目の注目を浴びて早くも凍傷寸前のユーコンカワイ。
無事に動画再生ボタンを押す役目は果たせたが、引き返す時の顔は真っ青だ。
会場の人は「あれ?プレゼンターの人下がってっちゃったぞ」と不思議な顔をしつつも、BBGのPR動画を鑑賞。
そして動画が終了すると同時に、別室で控えていた我らが敏腕CEOが颯爽と登場!
この姿を見て会場の人たちはドッカンドッカンと….
無表情!そして無反応!
誰もがクスリとも笑わない大惨事!
ツカミに大失敗し、CEOは一気に雪崩に巻き込まれて行く!
その様子を、平社員は口に手を当て、ただ呆然と見続けることしかできない。
それでもへこたれない百戦錬磨の敏腕CEO。
なんとか雪崩の中から自力で這い上がり、元気一杯に「みなさんこんにちは!」と叫ぶが、なんとマイクがうんともすんとも言わず全く音を拾わないではないか!
たちまち会場内に流れる不穏な空気。
アタック開始直後に訪れた「ツカミそびれ雪崩」&「マイクトラブル」によって会場内には一気にブリザードが吹き荒れた。
そしてマイク復旧までの間、スベった全力登山の格好のまま「地獄の放置」を強いられるCEO。
もう見てられない。
これが世に言う「針のむしろ」という状況か。
これがボクシングなら既にタオルを投入してもいいほどCEOのダメージがでかい。
まだ「みなさんこんにちは!」しか言ってないのに、既に彼は徹底的に打ちのめされてしまって倒れこむ寸前だ。
だが男アツシオガワはそれでも立ち上がって前に進む。
この1ヶ月間、念入りに作り込んだプレゼン資料を読みながら必死で体制を立て直す。
そして「2発目のツカミ」の勝負に出る。
突然彼はアントニオ猪木のモノマネを開始し、「ウソつけこのヤロー!」と絶叫。
大失笑!
ますます激しくなる会場内のブリザード!
銀行のトップ的なすげえお固そうな人なんて、往年のウインクのような無表情さで全力でスベる猪木を眺めている。
本来ならここで「サクラ役」のユーコンカワイが「はーはははーははー!」と笑わねばならないんだが、もう完全に周りの空気に飲まれてひきつって笑うことができない。
林家パー子の偉大さを痛感。
そんな裏切り者のせいで完全に孤立無縁となったCEOは、「ちょっと本日スベりやすくなってるようなのでヘルメットをかぶらせていただきます。」と必死のリカバリー。
しかし冷え切った会場は完全にホワイトアウトと化し、もはやいつ足を踏み外して滑落してもおかしくない場面。
しかし行けるところまで行くのがBBGのIT(命尽きるまで)魂。
CEOによる渾身の猪木アゲイン、「山では命に関わるんだ!バカヤロー!」が炸裂!
しかしもはや猪木の力ではこの現状は1mmも打破できない!
しかもここまでCEOが全力で猪木をしているのに、列席の皆さんは「マグロの群れなのか?」と思ってしまうほどの無表情の嵐。
もうだめだ!
早く撤退宣言しないとCEOが死んでしまう!
ユーコンは決断に迫られた。
もうこのザイルをナイフで切って落とした方が彼のためじゃないのか?
もう楽にしてやった方がいいんじゃないのか?
しかし敏腕CEOは絶対にへこたれない!
ところどころ噛みながらも、一歩づつ一歩づつ、ブリザードに立ち向かって行く!
あと少しで山頂だ!
頑張れ!
そして彼も「絶対にへこたれへん!」と絶叫。
やがて彼は全身をボロボロにしながら、なんとかこの超難関を突破!
ついにピークへと到達し「ご静聴….ありがとうございました….」と登頂を果たしたのである!
彼の健闘を称えるまばらな拍手。
C4に戻ってきた彼は、もはや生ける屍と化していた。
過去最大級に過酷な登山となった男塾名物「腐霊禅大会」。
彼は今、確かに男から「漢」へと上り詰めたのである。
そしてBBGのプレゼン後、2番手の方からやっと「ちゃんとしたプレゼン」がスタートし、ブリザードは去って会場に平穏がもたらされた。
BBGは前座芸人としての役目を全うし(スベりまくったが)、IT企業として何かしらの爪痕を残すことに成功。
新聞社や銀行の人にこの熱き思いは伝わっただろうか?
エピローグ
(ここから先は情熱大陸のエンディングを頭の中に流しながらお読み下さい)
壮絶な大遭難からの生還。
男はベースキャンプに戻る間も放心状態が続いていた。
アタック直後から雪崩に巻き込まれ、挙句マイクトラブルからの地獄の放置。
必死で猪木で巻き返しを図っても、仲間だと信じていたサクラのユーコンに裏切られ、援護射撃もないままマグロの群れの中でホワイトアウト。
それでも男はへこたれることなく、前人未到のピークハントを成し遂げたのである。
ベースキャンプに帰り、記者に取り囲まれて「生還できた要因はなんですか?」と問われた時彼は言った。
「正直生きて帰れるとは思いませんでした。でも絶対に諦めることだけはしたくなかったんです。自分に負けたくなかったんですよ。」と。
そしておもむろにジャケットを脱ぐと、
「生きて帰れたのはこいつのおかげです。」と言った。
そう、男は今回「メリノウールと化繊の混紡ベースレイヤー」をチョイスしていたことにより、こんなに脇汗かいても一切汗冷えせずにあの難局を乗り切ったのである!
男は言う。
「別にピークハントもプレゼンとかもどうでもいいんですよ。僕はただこのベースレイヤーのテストがしたかっただけなんです。」と。
これぞBBGの命を張った製品テスト魂。
長々とお送りしてきたが、要するに何が言いたかったというと「メリノウールと化繊の混紡は過酷な状況下でも汗冷えしねえぜ」ってことだけである。
メーカー名 | アークテリクス | |
アイテム画像 | ||
アイテム名 | サトロAR LSジップネックシャツ | |
素材 | Nucliex™ STR – 180 ナイロン コアスパン メリノ – 81% メリノウール、12% ナイロン、 7% ポリウレタン | |
重量 | 230g | |
カラー | Black,Woad,Nighthawk | |
サイズ | S, M, L, XL, XXL | |
BUY NOW |
[kanren postid=”10784″]
もちろんあんなに手に汗握る展開を間近で見ていたユーコンカワイも、モンテインの「プリミノ220 L/S」を着ていた事によってお腹を冷やして下痢になる事なく最後まで見守る続けることができたのだ。
メーカー名 | モンテイン | ||
アイテム画像 | |||
アイテム名 | プリミノ220 L/S Tシャツ | ||
素材 | メリノウール50% / PrimaLoft®25% / ポリエステル25% | ||
重量 | 254g | ||
カラー | ブラック/アンタクティクブルー | ||
サイズ | S / M / L | ||
BUY NOW |
[kanren postid=”10149″]
やはりプレゼンで一番重要なのは、「適切なベースレイヤーを着ていたかどうか」によるところが大きい。
この選択を誤ると、場合によっては(今回のように)命の危険すらある。
と言うことでBBGは来月末ごろに「ベースレイヤー強化WEEK」と題して、5着の注目ベースレイヤーの特集を組む予定です。
…と言うBBGユーザーに対するプレゼンなのでありました。
ちなみにこの世紀の大遭難の翌日。
インパクトだけは強烈だったと言うことで、見事我らがCEOが大手新聞に載ることと相成った。
地方版の片隅を賑わしたこのシュールすぎる写真。
とりあえず「お悔やみ」のコーナーに載らなくて本当に良かった。
こうしてBBGアタック隊の長い戦いは幕を閉じた。
人間、最後までへこたれなければ新聞にも載ることもできるのだ。
今後、またこの敏腕CEO・ATSUSHI OGAWAによるプレゼンシリーズの第3回があるかはわからない。
しかし舞台が大きくなればなるほど、我々の汗冷えテストは精度を増していくだろう。
今後も彼の猪木絶叫からは目が離せそうにない。
それではまたプレゼン会場でお会いしましょう。
笑わないサクラ ユーコンカワイ&滑落社長アツシオガワでした。