好天に恵まれた前半から一転して続く悪天候に、もはやBBG(ベスト ビール&グルメ)となりつつある鬼ころしSの車中泊旅も9日目に突入。迫る資金難、そして顔ハメ看板の呪いを解いて無事に山に戻ることは出来るのか!?念願のくじゅう連山、そして平尾台へ向かう後編。社会のゴミと言われてもいい。言わせてください、今だけは。「私、仕事辞めて山やってて良かった!!」

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第5部 黄金のくじゅう

前回の続き。

悪天候による登山の中止が2日間も続き、大荒れの別府温泉でふて寝を決め込んだ、その翌朝のこと。

狭い車中泊にもだいぶ慣れて盛大にヨダレを垂らしながら爆睡していた時だった。ふと眩しさを感じて目覚めるとそこは・・・

新しいパンツを履いた元旦のような爽やかな朝!

久々のテント泊装備に浮かれながら、慌ててパッキング。

テント、冬用シュラフ、マットにビール、ビール、あとビール・・・この重さ、たまりませんわ♡

本日は私の憧れだった山、「九州の屋根」とも呼ばれるくじゅう連山の西部の山々を縦走し主峰の”久住山”を目指すルート。

法華院温泉山荘で温泉に浸かり、坊がつるでテント泊というくじゅう大満喫コースを、のんびり8時間ほど掛けて歩きます。

今回は方向音痴の私に代わり、現地の友人である山岳シェフAさんが案内してくれる事に。

九州に生まれ九州に育ち、山を愛するその歴史なんと30年以上のAさん。背中からも漂うベテラン臭が頼もしいですね。派手にお世話になっちゃいましょう。

スタートして1時間ほどで、先日は姿を見せてくれなかった阿蘇山があらわに!

阿蘇五岳(あそごがく)の根子岳、最高峰の高岳、噴火口のある中岳、杵島岳、烏帽子岳。

今回のイケメンランキングNo.1!いわば九州の南斗五車星だね。ちなみに私は雲のジュウザ派です。

こんなツルツルの凍結箇所も多い残雪期のくじゅうでは、爪の長いアイゼンよりもチェーンスパイクが大活躍。九州の山を歩くには、これ1つあれば充分でした。

無風、快晴、空広し!

誰かの信越トレイルのようにゲリまみれになる事もなく、ガスに包まれるでもなく、尿意をこらえながら尻の穴をグリグリするようなセルフマゾプレイもないという平和な登山。

え、いいの?こんな楽しくていいの?という複雑な心情。

むしろマゾ要素が一切なさすぎて、BBG的に大丈夫なのか?という私の無駄な心配がビミョーすぎる表情にも表れているようだ。

モヤモヤしながらも最初のピーク、星生山に到着。

田舎のレースクイーンか?葛藤はポーズにも表れている模様。

この旅を始めてからほぼ100%自撮りばかりだったため、写真をお願いしたときのポーズを忘れてしまった・・・。

よく考えると「人間とのマトモな会話」が久しぶりだった私。ここ1週間は人と話す事もなく、ただ酒を飲み山に登り鳥や草木を愛でるだけのご隠居暮らしだったため、なかなか言葉が上手く出てこない。

モテない男子が意を決して誘った初デートの時に振る会話のような「天気が良いね。」とか、「景色がきれいだね。」みたいな内容のないトークしか発することができない鬼ころしS。

にも関わらず、「そうだね。うん、そうだね。」と神対応の山岳シェフAさん。

 

ろくに会話も出来ぬまま、非常に味のある避難小屋に到着したのでしばし休憩することに。

これまた「あんぱん、潰して食べる派なんだね。」というヤボったい会話を振ってしまったものの、「あんぱんを潰す」ということについて20分近く語ってくれたAさんの追加神対応を受けることになった。

小屋を出るとまたもや出迎えてくれた大槻ケンヂのオデコのヒビを見ながら、2つ目のピーク「天狗ヶ城」に到着。

これは天狗ではなく、「鼻吹き矢」である。

くじゅう連山の素敵なところは、山同士が近く歩いてきたルートを見ながらの稜線歩きが楽しめる所。

標高差も厳しすぎることは無いので、こんな足元の風景も楽しみながら登って行きましょう。

少し登り3つ目のピーク、九州本土の最高峰である1,791m「中岳」に到着。

あえて言おう、中岳の「中」であると!

あと「白」と「發」が揃えば大三元やね。

ここまで快調に飛ばして来たが、急に鼻血が吹き出す。鼻吹き矢が逆流したのかな?

べ、別にやらしいことなんて考えてないんだからね・・・

ティッシュを詰め込み周りの風景が開けたら、4つ目のピーク「稲星山」。

こちらは「うちの母にカメラを向けた時」のポーズ。

ちなみに動画の時でも母はこのポーズのままずっと動きません。

私が登った日は快晴でしたが、視界が思うように効かない時にも助かる目印の多さ。

もしも初めて訪れたとしても、安心して登れそう!きっと山にどっぷりハマっちゃいますな。もうハマってるけど・・・

そんな緩やかな稜線を歩いて行くと、主峰の「久住山」に到着!

くじゅうの9〜!

「逆」という指摘を受け修正。照れ笑いでごまかす黒ずくめの三十路。。

もうカラー物のウェアを着る勇気はありません。

あとはこの北千里浜の絶景を楽しみながら、法華院温泉までのチャッピーハイクを楽しみましょう。

こんな風景が日本にいながら味わえるなんて、幸せ!

開けた所から少し下ると、法華院温泉山荘に到着。

ここでテン場の受付を・・・と思ったら、坊がつるは「テン場無料」なんという神対応なのでしょう。これには本当に驚いた!九州は山も人も全てが親切。

それでは温泉とビールで思いっきりココへお金を落として行くことにします。

「じゃあ、お風呂の受付をお願いしま・・・」

へんじがない。ただのしかばねのようだ。

早速テントを張りに行くが、ここでAさんが外して手に持っていたチェーンスパイクの片方をどこかに落として無くしてしまうというトラブル発生。

「どこかに落ちてないかな?」と来た道を3往復ほど歩いてみても見つからない。

まさかのスポンジ病が九州にまで・・・ユーコンさんかよ!

あんなにも目立つギアのはずが、何故か見つからず。諦めて設営しちゃいましょう。

1500張の幕営が出来るほど広〜い坊がつるですが、なんと今日は私たちそれぞれのテントだけの完全貸切!

岩だらけのアルプスのテン場と違い、一面の草原はフカフカで最高の寝心地で気分はもうアルプスの少女ハイジだね!あっ、それじゃアルプスか・・・。

お互い設営が終わった後のお約束。プシュ♪

坊がつると法華院温泉山荘の間は歩いて5分ほど(近いところで)なので、温泉へ戻って今日の汗を流すことに。

温泉の入り口に鎮座する「日本秘湯を守る会」の提灯が渋すぎてシビれる。

平日の特権!温泉も貸切ということで、ちょっとだけ山奥の秘湯のおすそ分けしちゃいましょう♪

どうですか!?いい湯でしょ〜!って伝わらないのが悔しいな。

そして入浴後の楽しみと言えば、もちろんアレですね。

私と同じアル中の皆様は、もうお気付きですね?

そう。ビールの値段が”地上価格に毛の生えたくらいの価格”だという事に!!もう次からビール持ってくるのやーめた。

そうそう。山で飲める幸せ!えびす様もよく分かっておられるわ♪

晩ご飯は山岳シェフAさんが「作るから待ってて」とのこと。もう神対応とロマンティックが止まらない。

私は博多でゲットした明太子さきいかをツマミに、ビール飲みながら米を炊くだけ。

あとは野球中継でも見ていれば完全にダメな旦那の出来上がりだね!

ここ法華院温泉山荘のもう一つ素晴らしい所は、自炊室が解放されていること。テント代すら無料にも関わらず、テント泊者にもこの神対応・・・寒い日や悪天候の時なんて、本当に助かりますよね。

仕事が見つからなかったら、もうこのまま坊がつるで暮らそうかな。

チェーンスパイクを片方無くすというスポンジぶりを披露し落ち込んでいるAさんは、ヤケ酒しながらの調理にも関わらず見事な手際の良さを披露。

豪華な骨つき肉のポトフが完成!鶏から出るいいおダシで、また酒が進むわ〜♪

私の炊いたカチカチの失敗ご飯は、”スープに入れてリゾットにする”というシェフの完璧なフォローで遭難救助されました。。

自炊室からテントに戻ると今宵も感じる、心のコスモ!

こうして星空を眺めつつ、ロング缶の空き缶が何本になったのか数えるのをやめた結果・・・

・・・結果なんと朝になってしまった。

いつ寝たのか覚えていないけれど、きっと私のせいじゃない!たぶん黒服の二人組が現れて青い光で”ピカッ”とやられたに違いないね!

朝日こそ綺麗だったものの、日中はお天気が今ひとつの予報。今日は下山するだけにして、坊がつるの最短ルートである長者原(ちょうじゃばる)登山口へ2時間ほどかけて戻ります。

下山後は流れるBGM「坊がつる賛歌」に耳を傾けながらアイスを頂く。

ここで山岳シェフAさんとはお別れ。無くしたチェーンスパイクの片方はくじゅうの大地に寄付するとのこと。

もし、突然の降雪などでお困りの方。ユーコンさんがくじゅうで無くした軽アイゼンの片割れとセットで使うといいと思うね!

第6部 北九州オーシャン

くじゅうから無事に下山した私には、山以外にどーーしても最後に行きたい所があった。

ご存知ですか?「角打ち」と書いて、「かくうち」。酒屋の一角でちょっと一杯、という北九州の素晴らしい文化!

北九州にはそんな角打ちが出来る酒屋さんが、なんと150軒も存在するとのこと。酒屋でハシゴ酒なんて、想像しただけでヨダレが・・・!

ここでも甘えんぼの私、現地の友人にまたお世話になってしまおうと思います。

「平尾台自然の郷ガイド」であり「北九州角打ち文化研究会」であり、トレードマークのプロペラ帽子と枡を片手に国内外のトレイルレースを駆け巡る、野遊びのプロ”たろ”さん。

イタリアの山岳地帯330kmを150時間以内に走りきるクレイジーなレース「トルデジアン」を走られた時の話を聞いた時には、思わずぶっ倒れました。。

そんなたろさんに北九州の角打ち文化から、翌日の平尾台を案内して頂きました。

私は果たして北九州酒場の名峰を無事に登り切ることが出来るのでしょうか?

1軒目から急登・・・超ドープな味わい深い店内に突入。とにかく雰囲気が最高!グイグイ標高を上げてゆきましょう。

カウンターを挟んで「その牛すじくださいな。あっ、あと厚揚げも」なんてやりとりも楽しい!

2軒目、稜線に出ると商店街の中の酒屋さん♪

ビールは冷蔵庫からセルフで取るスタイル、ペース配分に気をつけねば後半の縦走に差し支えそうだ。

ここが角打ち主峰!見た目ももう完全に酒屋さんの3件目。店内ではカウンターに突っ伏して寝てるおじさん(笑)や地元のお客さんで超満員♪

4件目のおでん屋さんを経て、共にご安全な下山。(おでん写ってないけど・・・)

転がる一合ビンは登頂の証。これで北九州の四天王は制覇です!

まだ時間は早いけれど、お腹も心も大満足。そして翌日の早起きに備えて一旦解散しおやすみなさい。

翌朝はご来光を見るべく、日の出前の平尾台でたろさんと待ち合わせしました。

日本三大カルストである標高300m〜700mの”平尾台”は、点在する石灰岩の奇岩や自然が産んだ珍しい風景を楽しめるトレッキングコースとしても人気のあるところ。

カルスト台地を実際に見るのは初めての私!この景観を前に、すでにドキドキが止まりません。

日の出前にはこんな素晴らしい空色と稜線歩きも楽しめちゃいます。しかし見事な雲海!

たろさん曰く、「ガイドをしていてもこんなに綺麗な雲海が見られる日はないよ」とのこと。

美味しいコーヒーを頂きながらご来光を待つこと、数十分・・・

雲海の海から、朝日が昇ってきた!

朝だけの特別な時間。しばし空色と稜線歩きを堪能した後は、自然のパワーを感じる洞窟の中へ。

真っ暗な平尾台の洞窟を探検する「ケイビング」を体験。

洞窟の中には危ない箇所もあるので、ガイドさんと一緒じゃないと入ることが出来ないとのこと!それは是非、お願いしちゃいましょう。

つい先日、グレートトラバースの田中陽希さんも三百名山の途中に寄られてケイビングを楽しんで行かれたそうですよ♪

私は観光鍾乳洞に入ったことはあったけれど、ケイビングは初めての体験!

ヘッデンを装備して、狭い洞窟の奥へどんどん進んで行くたろさん。

天井が低くて常に中腰の状態をキープしているわけだが、足元はびしょびしょでたまに見たこともないようなゲジゲジの虫とかが落ちてるというリアリズム。これがまさかの初心者コースだそう。。

足元ばかり見ていると頭を打ちそうになるのだが、頭上には・・・

ヒィァーーーー!!!で、出たーーーー!!って、よくそんな状態で寝てるね君たち。。

こんなコウモリがそこら中の天井で冬眠しているもんだから、頭打つわけにもいかない。

置きにくいテトリスのブロックのような態勢で歩き続けた結果、お土産に”首痛”と”腰痛”を名古屋へ持ち帰ることになってしまった。

でも、大自然の中でしか出来ない貴重な体験!日の光を再び浴びる頃には、自分が生きてる事を実感できました。

暗闇の世界から明るい光の差し込む祠まで戻ると、そこで私を待っていた運命の出会い・・・

鬼ころし!こんな所で会えるなんて嬉しいぞぉ、兄弟。

あとはどこかにトキ兄さんがいるはずやね。

さて、ちょうど私が平尾台を訪れる前週には、春の訪れを告げる「野焼きが行われたばかり。

野焼きとは、枯れ草を焼くことで山火事を防ぎ、新しい芽の成長につなげる平尾台の伝統行事。

ほんのり焦げた香りが残る黒い焼け跡に、浮かび上がる石灰岩の群れが作る景色。

すり鉢状の吸い込まれそうな地形「ドリーネ」

こんな海外のような壮大な景色も見られます。自然が生み出す景色の素晴らしさに、感動!

見とれて覗き込みすぎてうっかり落っこちないようにね。

石灰岩の奇岩もたくさん。これはその名も「キス岩」。

小さい子供に「ママー、赤ちゃんはどうやって出来るの?」って聞かれたら、この岩を見せて説明しましょう。きっと素直で純粋な子に育つはずね!

↑10秒クイズ「景色に隠れたたろさんを探せ」難易度★★⭐︎

最後にオススメの絶景ポイントで、2度目のコーヒーブレイク。

福岡市のカフェ、LULUさんのシングルオリジンのコーヒーを淹れていただきました。

その名も「ハイカーズドリップ」むしろ平地じゃもったいなくて飲めないよー。

景色のいい所でいただくコーヒーは、普段の100倍も美味しい♪

お昼まで動き回っていい感じの腹具合になった後は、お近くのうどん屋さんへ。

ツヤッツヤの讃岐うどん!

私も10年前はこれくらいのツヤ肌だったような気がするね。

多分、お酒と夜更かしが美肌の敵なんだろうけど、やめ・・・無理だな。笑

ヒマラヤほどの〜じゃこ天ひとつ〜♪

って、めちゃくちゃデカいのに衝撃のプライス「100円」コンビニとかで売ったらウケそう!

これぞ王道!伝統的な讃岐うどん!

ボーダーに迷彩柄という斬新かつ挑戦的(?)なコーディネートの鬼ころしSがお送りしました。

たろさんともここでお別れ。今後も平尾台のガイドと、夏にはアメリカでトレイルランのレースに出られるとのこと!頑張ってください!

私も次に平尾台に来るときは、体とメンタルを鍛えてケイビング上級編に挑戦したいな!

エピローグ スティール名古屋ラン

旅先で人の温かさに触れ、ふと家族のことを思い出した。

実に長いこと家を空けてしまったようだ。

さて、お父さんお母さんが待ってる名古屋へ帰・・・

やっぱ途中で1泊しよーっと!!

カーナビに突きつけられた、9時間という現実。「無理無理マジ無理だから」という心の声に耳を傾け、1日で帰ることをソッコー諦めた。

とはいえ資金も底をつき、明日の生活がどうなるかも分からない無職の身。

マトモな脳みその人ならば”ムダな贅沢は控える”という選択肢を選ぶだろう。

しかしそこで何故か「宵越しの銭は持たねぇ!てやんでい!」と有り金を叩いてしまう鬼ころしS。

さらに贅沢にも”ビジネスホテルに泊まる”という暴挙。

結果、もはやジュースを買うくらいの小銭しかポケットに入っていない。

さらに翌朝カップラーメンを食べようと思ったら割り箸も無く、苦肉の策でホテルの歯ブラシで代用。

お土産だったはずの博多ラーメンを、歯ブラシをツルツルさせながら必死で食べるハメに。

寄り道どころかロクな食事すら出来ずに帰ることになってしまった。。

悲しい朝食を終えて広島から自宅を目指します。

愛知県に入る頃には、家を出てからの走行距離がついに2600kmを超えた!

ホイミを唱えるMPすら残っていない瀕死の鬼ころしSは、命からがらとある場所へ向かう。

コンコン・・・「誰だよこんな時間に。」ガチャ

「ゴリ・・・社長。み、水・・・ガクッ」

ブハァァ!生き返ったーーーー!!

アツシオガワ氏による、水でも生中でもなく「生大」という的確かつ迅速な応急処置により、生死の境目をさまよっていた私は息を吹き返すことに。

一命をとりとめた後は、長旅に荒れまくってしまったハスラー百式に「掃除・・・するね。近々。たぶん」と誓い、長い12日間の旅が幕を閉じたのだった。

とまぁ、かなり自由人に見えますよね。

しかし現在となっては”実家暮らしで世間の白い目に耐えながら肩身の狭い思いでハローワークに通う無職独身の三十路女”という無駄に長い上に残念な肩書きが残るのみ。

自由って何だろう?

それでもなお、定職に就く前にもう一度旅に出たい・・・なんて思ってしまうほどハマってしまった飲み歩き車中泊!

思い切って、仕事辞めて本当に良かった!!

・・・アレっ??

おかしいな。

「私は 九州の山行レポートを書こうと思ったら・・・

いつの間にか 飲み歩きレポートを書いていた!」

もしも九州へ行かれる方。美味しいお店の事ならお気軽にお尋ねくださいませ♪

山もグルメも魅了的で大好きになってしまった九州、必ずやまた伺います!

以上、BBG(ベストビール&グルメ)の鬼ころし・ジョースターSがお送りしました。

アリーヴェデルチ!!