今年もこの季節がやってまいりました!元祖ベストバイ!!ギアオブザイヤーの発表です!!今年はどんなギアが選ばれたんでしょうか!?皆さんのベストバイ情報もお待ちしてます!!(文・コータロー/アツシオガワ/スケさん)
GEAR OF THE YEAR 2025
はい!!
それでは、今年も秒で発表する
GEAR OF THE YEAR 2025!!
今年の受賞者は!!!!!????
該当なし!!
おい!!ふざけんなBBG!!
BBG史上、二度目の該当ギアなし!!
詳細は以下で解説していきます!!
[コータロー解説]
BBGのGEAR OF THE YEARとは?
我々の想像を超える、革新的で、心から素晴らしいと思えるギアでなければ受賞できません。
その点、今年のギア達は「想定の範囲内」の物が多かったです。
似たようなモノ、組み合わせ、マイナーチェンジが多い印象でした。
アツシオガワとの選考会議でも、お互い
「何かあった?」
「今年はあまり欲しい物が無かったな…」
と、パッと該当アイテムが出てきませんでした。
該当アイテムがある年は、ほんの数分で決まります。

革新的と言う意味では、展示会で見たarataの新作ヘッドライトを楽しみにしていました。
が、残念ながら発売に至りませんでしたね…。
これは仕方ない。物作りにトラブルは付き物です。
物作りは簡単な事では無いので、毎年革新的なものが生まれるとは限りません。
リアルを追求するBBGとしては該当アイテムがない年は「該当なし」を貫こうと思います。
無理に選ぶ方が胡散臭いですもんね。
以上です!押忍!!
[アツシオガワ解説]
革新的なギアが生まれるには、革新的な素材が欠かせない。
ウェアで言えば、OctaやPolartec Alpha、Primaloft Activeなどが登場した時は、ワクワクさせられるプロダクトが次々と生まれた。メリノウールも化繊とのハイブリッド化によって、速乾性が劇的に進化した。
一方で、DCFを超えたと言われるUltraやALUULAに関しては、正直なところ「想定の範囲内」の進化に留まっている気がする。 だからこそ、まだ想像もつかないような革新的な素材の登場を心待ちにしたい。
今、オガワが一番望んでいるのは「撥水性が全く落ちない」防水透湿生地だ。 いや、なんなら永久に撥水し続けるのであれば、もはや防水でなくてもいい。 生地構造でもコーティング技術でも構わない。環境に配慮された上での「永久撥水」、その実現を切に願う。
というわけで、「冷暖房完備のテントで1kg切る!」なっていうぶっ飛んだプロダクト待ってます!笑
コータロー ベストバイ
[MOKU / Light Towelタオル]

今年はなんと言っても、コイツにお世話になりました。
手ぬぐいに物足りなさを感じていた私にストライク。

片面起毛は汗をしっかり拭い、風呂では泡立ちをサポート。

手ぬぐいに負けず劣らずな速乾性も魅力でした。

気づけば一夏で5枚購入。ハンカチも3枚購入。
臭ってきたら煮沸消毒、洗濯はネット忘れずに。
今年、取扱店も急激に増えた感じがあるので、貴方もぜひ使ってみて下さい。
[EVERNEW / EVERSHIELD small]

ありそうでなかった小型のパックライナー。
日帰りザックやトレランザックにジャストサイズ。

その正体は5層に重ねた特殊素材。

テクニカルさを感じつつ、ライク・ア・ビニールな見た目は
僕が好きだった頃のULの味。
DCF?
パックライナーなんて、これで良いんだよ。
そう言われているような、チープな見た目に手頃な価格。

どこのガレージブランドが作ったの?と、思いきや
メイド・イン・エバニューでございます。
センスに脱帽!さすがです!
[RIPEN / SLマルチシート]

意地張ってないで使ってみたら?
背中を押してくれたのは老舗のライペン。

まさかアナタがラップスカートを提案するなんて。

ならば、やらねば、スカートデビュー。
防寒はもちろん、樹林帯での露払いも調子よし。
何でも使ってみるもんです。

無事、スカートアレルギーを克服しました。
新しい扉を開いてくれた感謝とリスペクトを込めてベストバイ!
[NEXTORCH / K40]

そうさ!俺たち!スケルトン世代!
ゲームボーイもMDもi Macもスケルトン!
そんな私にスケルトンの小型ライト。

EDC(エブリデイキャリー)として持ち歩くならばキーホルダータイプが最適。
家のカギと一緒にするのが絶対。
ちょっとコンビニ行く時でも、家のカギは持って行くからです。
だいたい必要になるのはそんな時。
車の中や周りに物を落とした時、スタート時、下山時にちょっと明かりが欲しい時、今年は何度も助けられました。

光の強さは三段階、どれも山歩きには十分な明るさ。
細けぇこたぁいいんだよ!!
面白いのはココ!!

青ライト!!

赤ライト!さらに!!

パトライト!!
なんで!?w
暗く寂しい山道を一人で歩く時、このパトライトモードで歩けば自然と笑顔が生まれます!!
なんせ、俺らはロボコップで育ったもんなぁ!!

激烈フラッシュモードも搭載してるので、獣避けとしても使えるかも!?
やっぱりギアはスペックどうこうより、面白くなくっちゃ!!
手頃な値段も見逃せません!!
[NERDY MOUNTAIN WORKS / BEAR BELL]

今年の漢字は「熊」でしたね。

はい、ありそうで無いバックルで脱着可能な熊鈴です。

オススメシチュエーションはBIKE&HIKE!!
BIKEでは周囲への「気付きベル」としての機能を発揮
HIKEでは熊鈴としてササッとザックに装着できます。

牧歌的なデザインが多い熊鈴が苦手だった私。
オールブラックのセンス溢れるデザインにもヤラレました。
熊に対する効果うんぬんは置いといて下さい。
我々は、我々が出来ることを、我々が好きなギアでするのです。
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アツシオガワ ベストバイ
[SALOMON GENESIS/サロモン ジェネシス]

「DAMONDE」「日光」の両レースで、サロモンのジェネシスを投入した。
界隈で「いいシューズ」だという噂は耳にしていたが、実際に履いてみるとその評判に違わぬ名作だった。
特筆すべきは、踵から甲にかけてのフィット感だ。
踵の抜け(パカパカ感)は皆無と言っていい。
一般的にフィット感が強いとタイトになりがちだが、このシューズはつま先周りに程よいゆとりがあり、下りでも爪へのダメージがなかった。
唯一の懸念点は、アウトソールがVibram(メガグリップ)ではないこと。
しかし日光のレースでは小雨が降っていたものの、トレイルで滑ってヒヤリとする場面は特になかった。
ただし、濡れたアスファルトや枕木の上では多少の注意が必要かもしれない。
総じて、非常に完成度の高いトレランシューズだと感じた。
日光を完走できたのはジェネシスのおかげと言っても過言ではない。

「お前ごときがジェネシスを語るな」というご意見、ご批判は甘んじて受けます(笑)。
SALOMON→オンラインストア
[Patagonia Micro D/パタゴニア マイクロD]

一見すると、なんてことない普通のフリース。
しかし、今年は山でも川でも街着でもとにかく活躍してくれた。

見た目は何の変哲もないが、素材の進化を強く感じる。
特筆すべきは耐久性。
毛玉ができたり、毛並みが束になって固まることが全くない。
おかげで、いつまでも買ったばかりの滑らかな肌触りが続く。
昔のフリースは着込むほどに生地の劣化を感じたものだが、それがほとんどない。
マイクロD、最高だぜ。
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(現在、セール中です!)
[ME/NU メニュー HUMANEED +protect]

まさか、山の上であの「Welch’sウェルチ」が飲めるなんて!
今年の山行で衝撃を受けたのがこのアイテム。
水に溶かすだけのパウダータイプなのだが、一口飲んで驚愕した。
よくあるスポーツドリンクの薄味ではなく、濃厚で芳醇なぶどうの香り。
まさにウェルチそのものと言っていい再現度だ。

しかもこれ、ただ美味しいだけではない。
医学的な経口補水理論に基づいた成分バランスで作られており、別名は「飲む点滴」。 汗で失われた水分やミネラルを、水よりも素早く、効率的に体にチャージしてくれる。
実は、あの過酷な山岳レース「TJAR(トランスジャパンアルプスレース)」に出場する一部の選手たちも愛飲しているらしい。
極限状態で戦う選手たちが選ぶのも納得だ。
疲弊した体には、この美味しさと機能性が何よりの支えになるはず。
今までいろんな「水に溶かす系」を試してきたけれど、ここまで美味しくて機能的なものは他にないかもしれない。
味はジュース、中身は本気。これからの山行には欠かせない相棒になりそうだ。
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INIC coffee(イニックコーヒー) エスプレッソ

山でのコーヒータイムは至福の時間だが、最近は「INICのエスプレッソ」にハマっている。
理由はシンプル。 わずかなお湯で溶かすだけで、瞬時に濃厚な一杯が完成するからだ。
寒い朝や、短い休憩時間にも 少ない水分量でクイッと飲み干せば、凝縮された旨味とカフェインがダイレクトに脳を揺らす。
「INIC」ならではのきめ細やかなパウダーは溶け残りもなく、味もインスタントとは思えないクオリティ。
お湯に溶かすだけで、驚くほど本格的な香りと苦味が広がる。
寝起きや疲労でぼんやりした頭に、ガツンとカフェインをチャージしたい時。
優雅に休憩するよりも、気合を入れてリスタートしたい時。
この濃厚な一杯が、身体のスイッチを強制的にオンにしてくれる。
美味しいだけでなく、行動を支えてくれる戦略的な一杯として、ザックに忍ばせておきたいアイテムだ。
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スケさん ベストバイ
皆さんこんにちは、ご無沙汰してますスケです。
未だにCAP特集が人気記事にランクインされつづけておりますありがとうございます。
引き続き頭はデカいままですw
昨年4月から某アウトドアシューズメーカーを取り扱う代理店に転職して日々靴を履かせたり貸したり洗ったりして忙しくしております。
2025ベストバイはSTATICアドリフトシリーズです。
アクティブインサレーションのジャンルが確立してはや数年。
その立役者といっても過言ではないSTATIC。
BBGでもこの辺りの素材・機能面については散々紹介していますので割愛しますが、
この中でもすけが愛用してるのはベストでもクルーネックでもありません。
では以下ご紹介。
[ADRIFT PANTS(旧モデル)]

昨年購入してから年間通しても1番履いてます。
10月から3月頃までは週5で履いてます。
出張の際は寝巻きにもなります。
タイツほどの締め付け感もなく履き心地も軽やか。

基本ロングパンツの下に履きますが、熱が籠りすぎることもなく
絶妙な汗抜けと丁度良い保温性保ち続けてくれます。
寒がり(末端冷え性)のくせに汗かきのすけには本当に無いと困るレベルのギア。
ヒートテックやら他の保温性タイツの出番は一切無くなりました。


因みに単体での使用はお勧めしません。
気持ち悪いくらい透けます
すけが保有してきるのは旧モデル。
今年から膝下のシルエットがゆったり目に変わったようです。
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[ADRIFT GLOVE ]

寒いのが苦手な方、
保温で大事なのは上半身よりも下半身、手足首です。
OCTA素材は手袋に最も適しているのではないかと個人的には思ってます。
冬の寒い時期手袋するも手汗が乾かず冷えることありませんか??
スケはそれが顕著でして、
他の化繊手袋は苦手です。
以前は変えの手袋持って行ってたくらい。
また、ウール素材の手袋も冷えは軽減できますが若干蒸れます。
コレは程よく保温、程よく汗抜けして蒸れません。

また、中指、人差し指、親指3本の先端が出せるのでスマホもササっと操作可能。
難点は素材としては耐久性があんまりないので擦れ、ひっかけには弱いので要注意。
[ADRIFT DYNEEMA MITTEN]
気に入りすぎて、今年ミトンタイプも購入しました。

風が強い日の山行やトレランの時はこっちをよく使ってます。


中にカイロを入れるとさらにブーストされますよ。

オガワも日光のレースで着用しました。
熱はこもらないのに雨風は凌いでくれる。
スゲー調子よかったです。
忍者みたいな見た目も好きです。
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[ADRIFT NECK WARMER]

紹介しようとして書いてたら思い出した、
コレ数年前に紹介してましたわww
最近買ってよかったモノ スケさん 2022 / 2月 | BBG
アレからずっと使い続けてます。
少し肌寒い時の山行以外でも普段から重宝。

また、すけ脂分多めな肌質のためダウンジャケット等、襟付きアウターを着用した時に皮脂汚れを防ぐ目的でも使ってます。
相変わらず色々買っておりますが
長く使い続けてるのはダントツで上記のアドリフトシリーズです。
[MERRELL / MTL ADAPT MATRYX®︎ ]

自社取り扱いブランドかよってツッコミは甘んじてお受けしますが、
本当にええ靴なんです。

今年出場したレース(彩の国110km、信越五岳100マイル等)ほぼコレで走ってました。
MTL(MERRELL TEST LAB)という本国の専門チームがMERRELLの全技術をぶっ込んで春に出したモデル。
MERRELLのトレイルランニングカテゴリではアジリティピーク5が有名で人気ではありますが、

アダプトはアジリティピーク5と同じ重さ(27cm換算で290g)なのにソールは5mm厚く、
見た目はボリューミーですが少し硬めの感触で接地感覚も良くとても走り易いです。
アウトソールは安定のビブラムメガグリップ。

メガグリップ搭載のシューズは本当に増えましたが、大事なのはラグパターン。
仕事柄、他社メーカーの靴も研究のため履きますがMERRELLのはマジで滑りにくくグリップに優れてます。
他モデルに比べ、ソールが推進力を高めるために斜めのカッティングしてる影響か少し削れやすいですが、
ココぞのレースですごく大事に履いてます。
まだ発売前なのでピックアップしませんでしたが、テストで使わせていただいた
NrucさんのVest Packが今年一番でした。
来年は久々に記事書こうと思いますので、のんびりお待ちください。
あとがき
再びコータローです。
これにて2025年のベストバイギアは終了です。

今年は車に乗り始めた事もあり、登山、釣り、自転車、トレラン大会と、毎週どこかへ遊びに出掛ける日々でした。


こんなに積極的に遊んだのはいつぶりでしょう?
ギアに関しては、自分の好みと界隈のトレンドの乖離が激しくなってしまい、ほとんど新しい物は買いませんでした笑

特にウェアは古着ばかりでしたね。
我々が提案している古着と現行品の「OLD MIX」は今年も流行りませんでした笑
来年は流行るはず笑
我々が取り上げたギア以外にも、世の中には素晴らしいギアが溢れていると思います。

皆さんのギアオブザイヤーは何でしょうか?
コメント欄にてお待ちしております!!
今年も本当にありがとうございました!!
皆さん良いお年を!!
押忍です!!
