ファニーパックは小さな宇宙。大きさ、形、機能も素材も千差万別。そんな宇宙にまた一つ、彗星のごとく現れたMIYAGEN Trail EngineeringのOBSI PACK!!注目ブランドの注目アイテムを使ってみました!!(文・コータロー)

MIYAGEN Trail Engineering 

MIYAGEN Trail Engineering(以下MIYAGEN)とは?

工学部で工学物理、構造力学等を学び

大手アウトドアメーカーでプロダクト開発を手掛けていた

宮崎正紀さんが立ち上げたメーカーです。

宮崎さん(オフグリにて)

宮崎さんは登山はもちろん、アメリカ3大トレイルの一つ、PCTのハイカーでもあります。

その経験を製品作りに生かしています。

スタートして間もないMIYAGENですが、3Dプリンターや3D CAD、レーザー裁断機等、デジタル技術と最新機器を使って製品を作っているのが特徴です。

モノづくりのクオリティとアプローチは既存のガレージ系ブランドのスタート時とは一線を画している印象があります。

3Dプリンターを使ったホイッスルを初めて見た時に

「なんかすげぇメーカーが出て来たな…!!」

そう思った人も多かったのではないでしょうか?

ちなみに「MIYAGEN」と言う屋号は宮崎さんのご実家「宮源酒店」がルーツにあります。

1932年創業、92年続く老舗酒店。

初代の宮崎源重郎氏の名前をとって「宮源」なんだそうです。

現在もアトリエは愛知県岡崎市にあります。

(アトリエは完全予約制、各SNSのDM、メールで必ずアポイントが必要です商品在庫状況はECサイトと同じです)

各部詳細

はい!!それでは、本日紹介するのは

MIYAGEN Trail EngineeringのOBSI PACK!!

いわゆるファニーパックです。

製品名である「OBSI」とは、Obsidian(黒曜石)から着想を得た造語なんだそうです。

狩猟採取がメインの時代、人間達は黒曜石を割って刃物として使っていました。

当時の生活には必要不可欠な道具。

ハイカーにとってもOBSI PACKが必要不可欠な存在であって欲しい。

そんな宮崎さんの想いが込められているそうです。

そんなストーリーはつゆ知らず!!笑

ファニーパックが大好きな私は

コレは良さそう!!と、オフグリで衝動買いしてから約2ヶ月。

使ってわかった事などを書いて行きたいと思います!!

それでは各部詳細を見ていきましょう!

サイズは

横23cmx高さ16cmx奥行き10cm

(多少の誤差あり)

容量はメイン1.5L x フロントポケット0.3L

価格は税込¥9,790円(2024/6月現在)

大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズ感は

宮崎さんのお父様が、酒屋の仕事中に愛用しているファニーパックを参考にしたんだそうです。

設計は3D CADを利用して立体的なパターンを作り上げたそうです。

CADと言うのは、設計図を作るソフトだと理解して頂ければOKです。

実測の重量は120gでした。

X-PAC、ダイニーマ、ROBIC

強度、軽量化、視認性等を考慮して

メインボディは3種類の生地を使い分けてあります。

生地は全てフィールドテストし、研究機関での試験をパスした物を使用。

高温多湿な日本でも、長期間使える生地をチョイスしているそうです。

側面にはハリがあり、フレーム代わりにもなるX-Pacを使用。

ジッパーは全て止水ジッパーを使用。

OBSI PACKの止水ジッパーの開閉は超スムーズ。

一昔前は止水ジッパーは開けにくくて苦手だったのですが

素材は日々進歩していますね。

ジッパーは両端のキワまで開閉します。

やや丸みを持たせているのがポイント。

開口部は想像以上に大きく開きます。

内側の側面は視認性の良いイエローの100DのROBIC生地。

ジッパープルは3Dプリンターで作ったMIYAGENオリジナル。

蛍光オレンジのコードが良いアクセント。

小ぶりですが掴みやすいです。

フロントポケットは引き裂きに強いダイニーマ生地。

UL黎明期のアイコン的なこの生地を見ると、ムラムラと何かが沸き立ってくる…!!

そんな人も多いと思います。

こちらはブランドタグが引き手になっています。

長さも十分なので開閉はとてもスムーズ。

端には控えめにブランドタグが縫い付けてあります。

フロントポケットの内部も視認性の良いイエロー。

キーフックも付いているので貴重品も安心です。

面白いのはこの部分。

少し焦げたような跡があるんです。

実はコレ、レーザーで撃ち抜いた水抜き穴なのです。

フロントポケットにも空いてます。

かなり小さい穴なので、正直、排水能力は低めです。

先日、釣りで水没した時に身を持って排水能力を知りました笑

排水能力を高めたい人は、沢屋さんもよくやるハトメを打ち込んで穴を大きくすると良いと思います。

裏側はモチモチした手触りのメッシュ生地。

MIYAGENさんは前職の繋がりで、生地問屋さんに面白い生地を紹介してもらえるんだそうです。

しっかりと厚みがあるメッシュ。

モバイルバッテリーやコンデジ等、硬い物を入れても体に響きにくいです。

本体とメッシュの間にはポケットがあります

ここにはスマホが入ります。

大きめのスマホでも入るサイズ感。

電車で移動する時なんかは、スマホをココに入れておくと便利です。

手に持って寝てしまい、何度も画面を割っているワタクシ。

おかげさまで、心置きなく爆睡できてます。

愛用のEYLの財布、ONE SHOTがスッポリ入ります。

カツアゲされても財布には気付かれないかもしれません。

指二本サイズの横穴もあり〼。

ココを何に使うかは自由なんですが…。

パンツのベルトはもちろん。

バックパックのウエストベルトに通せます。

(写真はTrailBum/STEADY)

ストラップ幅は、少し細めの20mm。

面白いのはストラップの端の処理。

少し長く残してあるのです。

ストラップを伸ばすと、この部分がバックルに引っ掛かります。

締める時はこの部分を掴んで引っ張れるので、スムーズなフィッティングが可能です。

手袋をしていても掴みやすいです。

ストラップの余り具合が気になったので20mm用のストラップキーパーを追加しました。

登山用品店ならどこにでも置いてあると思います。

ストラップのバックルはこの位置。

ウエスト、肩掛け、どんな時も絶妙な位置でストラップの脱着が可能。

ストラップは完全に外す事もできます。

本体には開閉式のバックルが装着されています。

故障や破損等、万が一の時は簡単に交換可能です。

(たぶん同じ物→コチラ )

ちなみに、端の部分はメッシュ裏に収納できます。

ポーチとしてもザックの中で活躍します。

使わない時は畳める事も考えて作られているそうです。

旅の最中で荷物を預けたり、送ったりする時に、嵩張らないのは大きなメリットだと思います。

写真の潰れた状態をよく覚えておいて下さい…!!

物を入れてみる

ファニーパックもサコッシュも、何を入れるかは十人十色。

私が入れそうな物を全部入れてみました。

山と高原地図は内側のポケットにジャストフィット。

アプリ全盛の時代に紙地図を使う人は少ないと思いますが

紙地図大好きな私は、このスペースにMIYAGENの誠意を感じました笑

紙地図はテン場で暇つぶしにもなるし、思わぬ発見もあって最高だぞ!!笑

バンダナ、バッテリー、USBコード類、財布、日焼け止め、ヘッドライト、その他…。

これだけ入れても、行動食+αくらいは入ります。

ボディの厚みは、GR等のコンデジを入れる事を想定して設計したそうです。

宮崎さんは写真もカメラも大好きみたいですよ。

500mlのポカリは入りましたが、最近主流の650ml前後のお茶は入りませんでした。

ペットボトルも個体差あるので、入る物もあるかもしれません。

私はファニーパックに飲み物は入れないので問題なしです。

フロントポケットにはAirPods、リップクリーム、鍵もろもろ。

少し厚みがある小物も気持ち良く入ります。

注目!!

OBSI PACKのポイントはココです。

平面だったり、箱っぽい直線的なデザインのファニーパックも多いんですが

OBSI PACKは見た瞬間に「3D…!!」と、呟きたくなる立体的なデザインなのです。

メインポケットのジッパーは人体の動きに合わせて開けやすいように、少し傾斜をつけているそうです。

これはもう人間工学の世界。

底部分は上に向かって上がっているので、荷重が底に溜まりにくいです。

ファニーパックのフロントポケットは平面な物が多いと思います。

ここまで立体的なフロントポケットはなかなか無いです。

メインポケットがパンパンだと、フロントポケットが潰れてしまって使いにくい…。

なんて事はOBSIではありません。

現物を見る機会がありましたら

横と斜めから眺めて、立体感を確かめてみて下さい。

着用感

OBSI PACKは体の正面に装着する事を想定していると思います。

ただ、私はキャンタマ周辺に自由を求める男なので、少し右にずらして使っています。

激しく飛び出た3Dな腹とも干渉しないので収まりヨシ!!

肝心の使い心地ですが…!!

良い意味で何も感じません…!!

そう、何か気になる所があると、違和感が残ったり

「ココ、もう少しこうだったら…」

そんな気持ちになるものです。

片手でスルスル開く止水ジッパー、大きく開く開口部、脱着で使うバックルの位置…。

使っていてストレスを感じないんですよね。

気を使わなくていい友人やパートナーと一緒にいる感じです。

最上級の「無」なのです。素晴らしい。

熊鈴をこの辺り付けると、気持ち良く鳴ってくれます。

先日、登った山では、熊鈴の着用率が私含め100%でした。

熊のニュースも多いですもんね。

熊鈴の効果うんぬんは各自で考えて下さい笑

OBSIは体の前面に装着しても調子良かったです。

チェストストラップ代わりに装着してみました。

肩掛けするより肩が凝らない、ブラブラしない。

岩場でも気を使わなくて良いです。

渓流釣りでも使っていますが、水深の深い所まで浸かってもこの位置なら大丈夫です。

スマホ、行動食、コンデジ、地図

自転車なら、ウインドシェル、チューブ、携帯工具

釣りならティペット、フロータント、フライボックス

ジジイみたいな行動食が最近のブーム

何でも入るわけではありませんが、必要な物はちゃんと入る容量です。

大きさの好みは人それぞれだと思いますが

多くの人には十分なサイズ感だと感じました。

「デブ斜め掛けストラップ短くなりがち問題」

と、言うのが私の中であるんですが。

体重90kg近い私が斜め掛けしても、ストラップは十分な長さでした!!

優しい!!

まとめ

それではMIYAGENのOBSI PACKをまとめます!!

ココが好き!!

  • 絶妙なサイズ感で使いやすい
  • 開閉しやすい止水ジッパー
  • 立体的なデザインで荷物の収まりが良い
  • 何かと便利なスマホポケット
  • チェストパックとしても使用可能

ここがもうちょい!!

  • 水抜き穴はそこまで抜けないです
  • ペットボトルを入れたい人は注意
  • 現在は少し入手しにくい
  • 正直、ほとんど気になるところは無いです

ファニーパックやサコッシュはデザイナーの「色」が出やすいアイテム。

そのブランドを知るのに最適なアイテムでもあります。

OBSIで私が好きなのは、絶妙なサイズ感と収まりの良さ。

立体的なフロントポケットの使い心地も素晴らしいです。

適度な防水性とフロントポケットの使い心地が気に入っているので、釣りの時にも使っています。

ホワイトを選んだので、どうしても汚れます。

でも、これがまた良いんですよ…笑

汚れが気になる人はブラックを買いましょう笑


正直、デメリットはあまり感じていないのですが

現在は抽選販売なので入手しにくさはあると思います。

最新情報はMIYAGENさんのInstagramをチェックして下さい!

InstagramもHPの商品説明も、今回のようなレビュー記事が必要ないレベルの解説と情報が書かれています。

是非、アクセスしてみて下さい。

TMEもお取引がありますので、タイミングが合いましたらよろしくお願いします!!

押忍!!

MIYAGEN Trail Engineering→HP

(アトリエは完全予約制、各SNSのDM、メールで必ずアポイントが必要です商品在庫状況はECサイトと同じです)

とりあえずホイッスル持ってない人は必ず買いましょう笑 

コチラ

押忍押忍!!