ベッドロックから新作が登場!!つま先が覆われたクロッグタイプのサンダル!可愛らしい見た目にリラックスした履き心地、でもソールはゴリゴリのメガグリップ!!注目モデルを履いてみました!!(文・コータロー)
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新作
アウトドアサンダルでお馴染みのBEDROCK(ベッドロック)。
高い耐久性と快適な履き心地で、長く愛用している方も多いと思います。
そんなBEDROCKからから新作がリリースされました。
その名もMountain Clog(マウンテンクロッグ)。
幅広のクロッグタイプのサンダル。
フランス語ではサボとも言いますね。
言うなればクロックスと同じ形です笑
ウインターシーズンにも履けるクロッグの開発は2018年から始まったそうです。
目指したのはリラックスした履き心地だけど、タフに履けるクロッグ。
開発を始めたものの
「サンダルとクロッグは別物だわ…」
と、頭を抱える事になったそうです。
そう、クロッグには本格的な靴作りのノウハウが必要だったのです。
その後、パンデミックがあったり、本社の引っ越し(モンタナ州ミズーラ)があったりで
クロッグの開発はストップしていました。
しかし、夏が短い新天地で色々と思う事があったんだと思います。
たぶん寒かったんでしょう笑
BEDROCKはクロッグの開発を再開しました。
靴作りのノウハウが無かったBEDROCKは、専門家の意見を聞きながら試作を重ねます。
その後、少量生産、品質重視の韓国の工場とパートナーシップを結び、発売に至りました。
ですので、今回の新作はお隣の韓国製。
USA製じゃねーのかよ!!涙
一瞬そう思いましたが、苦手分野を得意な所にアウトソーシングするのは悪い事ではありません。
それでいいんです。
ちなみに、Mountain Clogのアンバサダーは約13000kmのアリゾナトレイルも踏破しているので品質はお墨付き。
もうこれ、BBGがレビューする意味無いよね笑
ここまでのストーリーはBEDROCKのBLOGに書いてあるので、そちらも是非お読み下さい。
Google翻訳とDeepLがあれば、学の無い私でも読めます。
良い時代になりました。
そんなこんなで、実際に履いて試してみました!!
各部詳細
そもそもこれって何用のサンダルなの?
その答えは箱にありました。
アウトドアならなんでもアリって事ですね笑
「〜用」と、カテゴリーに分けるのも野暮な気がします。
個人的にはキャンプや自転車との相性が良いと思いました。
イラストでも自転車に乗る人が2人描かれていますね〜。
箱にも書いてありますが、BEDROCKはソールの張り替えと修理に対応しています。
所有しているサンダルは数年履いていますが、全然壊れないのでメンテナンスしながらだと永遠に履けそうです笑
パタゴニアでもお馴染みの1% FOR THE PLANEにも加盟しています。
箱の裏側にはフィッティングガイド。
BEDROCKの箱は可愛いから捨てられないんですよね〜笑
これ何だろう?と、思って調べてみたら…
なんと、防カビ効果があるステッカーなんだそうです…!!
このステッカーもリサイクル可能な素材で作られています。
海外ブランドの環境意識は凄いですよね。
根底にあるのは愛国心だと思います。
それでは各部を見て行きましょう!!
まず特徴的なのは足幅の広さ。
私のような4E幅広足には
「待ってました」
と、言わんばかりのワイド幅。
購入したUS11サイズだと、最大幅は約11.5cmもあります。
助かるわ〜笑
素材はシンセティックレザー(合皮)と本革のモデルがあります。
私は気軽に洗えるように、シンセティックモデルを購入。
スエードのような素材感で、本革と言われても信じてしまいます。
つま先は補強されているので、木の枝や石のダメージから保護。
ソールはビブラムのメガグリップ。
イエローのビブラムマークが良いアクセントになっています。
▲の穴はベンチレーション。
こんなの効果が無いと思っていましたが、ちゃんとありました笑
想像よりも蒸れにくかったです。
甲の内側のサイズ調整はBEDROCKお馴染みのバックルタイプ。
細かく調整できるのと
一度決めたフィット感で固定できるのが最大のメリット。
足の甲外側のストラップはワンタッチで調整可能。
踵もバックルタイプのストラップ。
かなり細かく調整できるので、履き始めは歩きながらベストポジションを見つけて下さい。
ボンドの残りが…。
ちゃんとして!!笑
こういう海外ハンドメイド製品の雑さを表現する時に
「ハンドメイド特有の温かみがある」
っていう表現をよく見るんですが
最初に言ったのは誰なんでしょうね?笑
天才だと思います笑
フットベッドは滑り止めの溝付き。
経験上、素足で履くと、ココに色々と溜まり悪臭の原因になります。
定期的にゴシゴシ洗いましょう。
ソールは前述した通り、ビブラム社のメガグリップ。
私は現時点で最高のソールだと思ってます。
可愛らしい見た目ですが、ソールはゴリゴリ。
このギャップがたまりません。
BEDROCKもどんな状況でも履けるタフなクロッグを目指して作られました。
荒れた地形にも対応できるソールパターンになっています。
最後に忘れてはいけないのが
「ゼロドロップ」
頑丈なアウトドアサンダルを作っている印象のBEDROCKですが、ルーツはルナサンダルと同じベアフットサンダル。
つまり、裸足を意識した、人間本来の歩き方を目指したフットウェアを作っています。
踵とつま先の高低差が無いゼロドロップのソールはALTRAやVivobarefootでもお馴染みだと思います。
慣れないと少し違和感を感じるかもしれませんが、すぐに慣れますよ!!
サイズ感
Mountain Clogは素足で履くか、靴下を履くかで
選ぶサイズが微妙に変わります。
元々ウインターシーズン向けに開発されたサンダル。
私は靴下を履く前提でサイズを決めました。
私は実測27.5cm、足幅11.3cm、甲高4E足で
以前購入した同社のサンダル、Carin Pro II はUS10を選びました。
今回は靴下を履く前提なので、ワンサイズアップしてUS11をチョイス。
試着していないので、届くまでドキドキでした笑
写真は素足で履いていますが
結論から言うと、US11は靴下着用でジャスト。
素足でもUS11で履けなくは無いですが、少し足が遊びます。
素足ならUS10がベスト。
薄手の靴下ならUS10でも問題なく履けました。
想像通り、靴幅はかなり広いです。
恐らく、足幅が細い人は靴の中で足が遊んでしまうでしょう。
最初、甲が少し低いかな?と、思ったんですが
かなり調整が効くのと、シンセティックレザーのアッパーがすぐに馴染んだので、全く問題ありませんでした。
BEDROCKのHPにもアッパーが馴染んで来たら、より履き心地が良くなるよ〜。
みたいな事が書いてありました。
ちなみに名古屋の名店、Circlesさんのオンラインショップにはこんな事が書かれていました。
既にBEDROCKのサンダルを履かれている場合、Cairnのサイズと比較するとサイズによって若干の差異がありますので、下記を参考にしてください。
Mountain Clog 5/6:Cairnサンダルの同サイズより1サイズ大きめ
Mountain Clog 6/7 – 7/8:Cairnサンダルの同サイズよりハーフサイズ大きめ
Mountain Clog 8/9 – 12/13:Cairnサンダルの同サイズと同じサイズ感
スタッフの柳瀬さんのブログも必読です。
そんなこんなで購入の際は
自分がどんなシチュエーションで履くかをイメージしてから、サイズを選んでみて下さい!!
使ってみた
Mountain Clogは自由なサンダル。
自分らしい使い方という事で
今回はBIKE&HIKEで使ってみました。
多摩ニュータウンの自宅を出て八王子経由で高尾へ。
そこから都内の自転車乗りにはお馴染みの和田峠まで走って陣馬山へ登頂。
その後は藤野駅方面へ下って帰宅する約70kmの周回ルートです。
お供はBROMPTON(ブロンプトン)という英国メーカーの折り畳み自転車。
和田峠のキツイ登りは押して登りました笑
秒で諦めたよね笑
はい、そんなこんなで和田峠(690m)到着。
東京都と神奈川県の境界でもあります。
サラッと書いてるけど、キツすぎてこの時点で燃え尽きてる笑
和田峠には大きな駐車場と共に「峠の茶屋」があります。
平日はやってないんですが、この日は祝日前だからでしょうか?営業していました。
ここからは茶屋に自転車を置いて陣馬山へ。
茶屋の駐輪場は200円。
目の前の小屋におっちゃんがいるので何となく安心です。
のっけから階段地獄ですが、案ずるなかれ。
15分も歩けば陣馬山の山頂に到着します笑
自走で和田峠に来るまでが大変なんです…笑
広い高尾エリアの中でも、和田峠は最奥にある登山口の一つ。
高尾山周辺は、高山好きのハイカーには無視されることも多いんですが笑
私にとっては、知れば知るほど面白い山域です。
例えば、このルートは尾根を境に原生林と植林がパカッと分かれてて面白いです。
原因の元を辿ると、戦時中まで遡ります。
高尾山周辺の木は、戦時中に主に船の材料として切り出されていました。
その後、戦後の住宅需要などでも木材が不足。
政府は木材不足解消の為の「拡大造林政策」という政策で、成長が早いスギやヒノキ等を大量に植林したんです。
これは高尾に限らず、全国で行われたそうです。
その結果が、現在の花粉症の大流行なんです笑
つまり人災なんですよね。
おかげでこの日も後半からズビズビでした笑
すいません、派手に脱線しましたがBBGなんで許してください笑
肝心のMountain Clogですが、サイクリングと低山ハイクは全く問題なくこなせます。
同社のCairn Pro IIでもさんざん漕いで登っていますが
Mountain Clogの方がつま先が覆われている安心感があります。
いい意味で、何も考えずに漕いだり登ったりができる。
とは言え、流石にハイクの下りは靴の中で足が動く感じがします。
ランも無理ではありませんが、向いてないです。
いちいち言う事ではありませんが、サンダルは所詮サンダル。
トレランシューズと同じパフォーマンスを期待してはいけません。
自転車との相性はとても良いです。
つま先が露出していないので、ペダルのピンがヒットする心配もありません。
開放感もありつつ、気持ちよくペダルを踏めます。
幅が広いので、踏み面が広いペダルがオススメです。
基本的に満足しているのですが、気になる点が一点。
バックルからストラップが抜けやすいです。
緩めた時にそのまま抜けてしまった事が何度かありました。
もちろん簡単に直せるのですが、少し気にしないといけないのが面倒です。
あとは価格でしょうか笑
シンセティックモデル¥27,280円(税込)
レザーモデル¥37,180円(税込)
BBGで取り上げる物は高いもんばっかりだ!!
なんて、言われそうなんですが、欲しかったんだからしょうがないです笑
迷う理由が値段なら買え。
買う理由が値段ならやめとけ。
そんな誰かが言った金言を置いておきます笑
個人的には、コンビニに行くような見た目の靴なのに
サイクリングも低山ハイクもこなせる天邪鬼なところが好きです。
だったらスニーカーでいいじゃな…
やめてください!!笑
ロマンとかスタイルとか、色々あるんです!!笑
こんな、暑いんだか寒いんだかわからないビジュアルを見せられたら買うしかないんです…!!笑
人生は短いです。
自分が大好きなギアやウェアで
元気に外遊びができるのは、あと何年でしょうか?
色々な事を考慮すると、そう長くはない気がするのです。
ライフステージも変わるでしょう。
病気や怪我もするでしょう。
仕事が無くなるかもしれません(切実)
だから、買えるうちは…
楽しめるうちは…
自分の周りを好きな物でいっぱいにしようではありませんか…!!
以上、BBG最終回でした!!
今までありがとう!!
押忍!!
(2023.3.26追記)
最終回じゃないです笑
なんかゴメン笑
まとめ
なんか今回は余計な事を言って脱線気味なんですが、年度末で疲れてるんですかね?笑
それではMountain Clogまとめます!!
ココがいいね!!
- 幅広足さんこちらです
- しっかりしたソールで疲れにくい
- メガグリップで滑りにくい
- ゆるい見た目で何でもこなす
- 冬でもサンダルを履きたいアナタに
ココがもうちょい!!
- 足幅が狭い人には合わないです
- そのくらい広めのワイズです
- 価格でしょうね…
- 特にレザーモデルね…
- 夏前より冬前に発売した方が…
解説です。
私がMountain Clogに惹かれた最大の理由は
「幅」と「デザイン」です。
足の幅が広すぎて基本的に合う靴が無い私。
幅広で可愛らしいデザインのMountain Clogはどストライクでした。
そしてつま先は覆われているのに踵は開放的なびんぼっちゃまスタイル。
びんぼっちゃまがわからない若者はお父さんとお母さんに聞いてね。
これからもBBGを見て肛門。
「幅」「デザイン」「開放感」
これこそMountain Clogの魅力です。
本当に履いていて楽なので、最近は会社でも Mountain Clogばかり。
もう一足買おうか迷い中です。
とは言え、これから暑くなる時期。
発売時期は今で良かったんでしょうか?笑
いえいえ、何かと納期が遅れる時代。
買える時がベストタイミングです。
欲しい人は今買いましょう…!!
TMEにも在庫がありますので、ご趣味が合いましたら是非!!
今週もありがとうございました!!
押忍!!
TME→オンラインショップ