アウトドア界でサコッシュブームがひと段落?した今シーズンの注目と言えば「ファニーパック」!「fanny(ファニー)」はお尻とか腰回りの意味があるんだけど、まあ簡単に言えば「ウエストポーチ」のこと。サコッシュがどうも苦手だった僕にとって「ウエストポーチ」の再来は喜ばしい限り。そんなファニーパックがRawLow Mountain Worksから先日発売されました!注目の新商品を早速現場で使ってきましたので、レビューしたいと思います!(文・アツシオガワ)

[toc]

スタイル

色はネイビーブルー

素材はインビスタ社の『CODURA silnylon 30D』を使用。

超軽量で引き裂き強度の高い、昔からある定番の素材。

昨今主流の「X-PAC」や「キューベンファイバー」を使わず、コーデュラのシルナイロンをチョイスしてくるセンスはさすが!このデザインにぴったり!

汚れが付きにくいし、汗なんかが気になれば簡単に洗濯できるのもGoodです!

収納スペースは全部で3箇所。

①フロント

②メイン

③インナー

このインナーポケットに収納することが出来るパッカブル仕様になっています。

パッカブルにしても、ちゃんとタグが付いてるところがいーねっ!

収納するとこんなにちっこくなります。

登山でのアタックザックや旅先でのサブバッグとしても活躍してくれるので、コンパクトに持ち運べるパッカブル仕様は便利ですね。

重量&サイズ感

重さは、実測81g。

見た目の印象より随分と軽い!

サイズ感はこんな感じ。

173cm、72kg。ガチムチ体型。

大きすぎず、小さすぎず、一番デイリーに使いやすいサイズ感。

肋(あばら)のカーブに気持ちよくフィットしてくれます。

撮影のこと考えてパンツの色選べ!バカチン!

パンツと同化してしまって、大変見にくくて申し訳ございません。

これが今シーズンのトレンド「ウエストポーチスタイル!

いや、待てよ。

そー言えば、ネイチャーシングの脇さんはTシャツの上からしてたな・・・。

Take2はOfficeから失礼します。

ちっくしょー!似合わねー!!

どう見ても宅配ピザ屋さん!!

「もち明太子ピザとサービスのポテトになりまーす」ってバカ。

俺もオサレに”“でしたかったのにー!

フロントスタイルでトレンドキャッチしたいアナタ!

是非、Tシャツの上からお試しください。

特徴

ジッパータブがホイッスルになっています。ニクい!

もう片方には何も付いてないけど、何か理由があるのかな?

正直、ホイッスルタブが付いた方を開け閉め出来れば不便を感じることはなかったけど、気になる人はダブルホイッスルにして音量アップしてもいいね?!

[aside type=”normal”]SHIMちゃんからの指摘で、反対側にも普通はジッパータブ(細引き)がちゃんと付いてるそうです!変だなーと思ったんだよねー。オレはダブルホイッスルにしてやるぜーー!!あいきょーー![/aside]

ジップが開けやすいようにちゃんと引き手側にループが取り付けられています。

これが有るか無しかで使い勝手が随分と変わってくるよね。

ロウロウは人に優しいデザイン♪

 

左右どちらにもバックルが付いているから、迷うことなく脱着することができます。

フロントに付けられたバンジーコードが格好良さに一役買ってるだけでなく、いい仕事してくれます!

ウィンドシェルなどをくくりつけておくのに、とても便利なんです。

ちなみに、このバンジーコードは取り外すこともできます。

先端に取り付けてあるプラパーツの切れ込み(両サイド)にツメやマイナスドライバーなどを差し込むと外れます。

僕はこんな深爪ですが、簡単に開けることができました。

バンジーコードを取り替えたり、不要な人は外すことも出来ます。

収納容量

容量は約3.5L。

500mlのペットボトルがすっぽり収まります。

500mlペット、スマホ、ヘッドライト、行動食、鍵、ウィンドシェル(外付け)

これくらいの荷物は余裕で収納する事ができます。

もっと入るけど、入れすぎると肩が痛くなるので、ファニーパックやサコッシュ系は入れすぎ注意ですね。

フィールドテスト

先日、妙高・火打へ行った際、実際に使用してきました。

中身はこんな感じ。

主に行動食とスマホ、カメラのレンズキャップ、サングラスケースなど。

二日間ともサコッシュスタイルで行動しました。

驚いたのは、存在感を感じさせない揺れの少なさとフィット感!

がっつりアップダウンのある行程だったけど、行動中揺れが気になったり、邪魔に感じたりすることは全くありませんでした。

サコッシュに苦手意識があったので、道中気になってザックインすることもあるかなー。

なんて思ってましたが、結局二日間付けっぱなし。

この形がフィット感の良さの秘密なんだろうなー。

んー、ナッツパックよく出来てるなー。

 

空荷で妙高へアタックしたときにも重宝しました。

行動食、水、手ぬぐい、スマホ、各機材の予備バッテリー、ヘッデンなどを詰め込み、ハードシェルをバンジーで外付け。

Nuts Packは、十分アタックザックとして使うことができました。

リクエスト

そんな素晴らしいNuts Packですが、1つだけリクエスト。

ベルトの素材をパタゴニアの「ヒップ・パック」で使われているようなソフトなウェビングベルト(シートベルトを薄くしたような素材)にして、もう少しだけ幅を太くして欲しいなーと。

そうすればもっと肩(肌)にもウェアにも負担が少なくなっていいなーと思いました。

もちろん、現状のベルトが肌やウェアを傷つけるようなことは全くないから安心してください笑

まとめ

品名 Nuts Pack
画像
BUY NOW

いかがだったでしょうか、RawLow Mountain Works(ロウロウマウンテンワークス)の新作『Nuts Pack』。

デザイン性の高さばかりに注目されがちですが、開発にはフィールドテストを繰り返し行い製品化しているだけあって、『Nuts Pack』も現場で使える本格派でした!

デザイン&機能性共々とても気に入ったので、今後もNuts Packと一緒に様々なところへ出掛けたいと思います。

以上、アツシオガワでした!

押忍!