現在、トレランザックの主流はベスト型。「背負う」というよりも「着る」バックパック。各社が研究を重ね、新規メーカーも参入するカテゴリー。そして2018年、ついに沈黙を貫いてきたアークテリクス社が動いた!アウトドア天国カナダ。本気の遊び人達がベスト型ザックを作るとこうなりました!NORVAN14!今回も10000字に迫るウンザリするくらいの長文レビューをやってやるって!(文・コータロー)
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遅刻してきたラスボス
お疲れ様です。越中コータローです。
前回は大変お世話になりました。読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。
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おかげ様で一部のプロレスファンのBBGユーザー様からご支持を頂けたようでホッとしております。
今回、BBGからアークテリクス社のベスト型パック、NORVAN14のレビューを依頼されました。
短い期間でしたが、使用感のファーストインプレッションをお届け致します。
姉さん事件です…アークテリクスがついにベスト型バックパックをリリースです…!!
今回もクソなげーけど、ノーバン気になってる人は必読!超濃厚!
むかしむかし
はじめに少し語らせて下さい笑
10年近く前にアークはこんなバックパックを出してたんです。
モデル名は『Aerios14』
トレイルラン、MTB、クライミング、トレッキング
なんでもマルチにこなす為に開発されたバックパックでした。
リリース当時にアークが発表した動画が最高にカッコ良くて即買い。
当時、山で会うランナー達はベスト型のバックパックではなく「小さいバックパック」といった感じのランニングザックを背負っている方が多かったです(グレゴリーのミウォック、ルーファスを使ってる人が多かったなぁ)
僕は当時、小さいサイズのバックパックを持っていなかったのでパタゴニアのアトムスリングとかで走ってました笑
Aerios14を手に入れてからはラン、バイク、ハイク、通勤にも使い、今までで一番ボロボロにしたバックパックでした。
走ると今のザックとは比べ物にならない位、わっさわっさ揺れるんですけどね笑
時は流れて数年前、アークはこんなバックパックをリリース
モデル名は「ALPHA FL」(写真は30L、45Lもある)
非常に堅牢な作り、なのに575gと軽量でシンプルなアルパインザック。
ULハイカーも注目するバックパックでした。
コレの特徴はなんと言っても完全防水(メーカーは完全とは言ってなかったかな?)
30Lのコイツで行った土砂降りの徳本峠はいい思い出です。
川も増水していて靴もパンツもびちゃびちゃになったけど、ザックの中身はドライでした。
なんでこんな話すんの?
と、思いますよね。
実はNOVAN14はこいつらのDNAを引き継いだベスト型バックパックなんです。
ランナーだけが使うのはもったいない!
走る、漕ぐ、登る、すべてのアウトドア、そして山好きに!
走れるほぼ完全防水のベスト型バックパック!
はじめまーす!
計量
長い前置きからのまずは計量。
注意!!メーカー値の重量256gはザックのみの重さです!!
ハイドレーションのホースがハカリにうまく乗らない…。
そのせいで少し誤差があったら申し訳ありませんが、ザック262g+ハイドレーション162g=約424g。
それでも14Lという容量を考えると非常に軽量です。
非常に作りがシンプルなのも軽さに貢献していると思います。
ディテール
細かい仕様を見ていきます
ハイドレーション
付属のハイドレーションはイスラエルのSOURCE社。
米軍や各国の軍、警察、消防にも採用されているメーカー。
日本での代理店はイワタニプリムス。
ミルスペックかはわかりませんが、非常にしっかりした造りのハイドレーションです。
上に向かって伸びるホースが多いのですがこちらは右向き。
なので、給水ホースは体の右側に出ます。
「右からの給水は絶対嫌だ」という方はお気を付けください笑
ザックには給水ホースを左からも出せるように穴は開いてます。
ただ、違うハイドレーション買わないといけないですね…。
京都トレイルであえて左から出して1日走りましたが、多少当たるかなぁ?って程度で僕的にはそこまで気になりませんでした。そこ誰も気になってねー!笑
イスラエル本国生産
それだけで信頼とテンションが少し上がるのは私だけでしょうか
容量は2L
スライドして給水するタイプ
ホースは簡単に着脱出来ます。
洗うのが楽チンですね♬
そもそもなんですけど、皆さんハイドレーションは使いますか?
正直、僕はあまり使わないんですよね…
皆さんはどうですか?ちょっと気になります。
わいは使うでー。でも、ノーバンのハイドレーションで少し気になる点があったんで、動画にしました。
なぜヘッドが抜けないサイズなんだ…。
ボトルポケット
ボトル派はかなり気になるボトルポケット。
今回使用したのはHydrapack350ml。
気持ち良い位にジャストでした。
このポケットは350mlとの相性が良いのかな?
サロモンの500mlのフラスクも入りますが少し背が高いなぁ、と感じました
ポケットを絞る機能、ドローコードはありません。
そのせいかポケットはけっこうタイト目な感じ。
コイツなんですが…
フラスクの口を固定するゴム
ショボいと言うか…頼りないと言いますか…
グラディウスでオプション無しのままボス戦に突入してしまった時くらい不安…。
ゴムについてるプラパーツで無段階にゴムのテンションを調整可能。
今回、ズレる事は無かったですが…。
長時間使用したりゴムが劣化してくるとどうかな?と、少し不安です。
こいつも最初たまげました。
よくある550mlのペットボトルを挿入…
しかしボトルポケットがタイトすぎて、まさかのペットボトルが入らない!
正確には入れづらい!
500mlのペットボトルも同じ。
ただ、しばらく使ってればスムーズにに入ります。
それってゴムが伸びてるってことか…笑
個体差もあるのかなぁ…。
でも長期使用でもビロンビロンにはならなそうです。
ペットボトルはポケットから10cm位露出します。
ちょっと揺れが心配でしたが、私には気になるレベルの揺れでは無いのかなと感じました。
ゴムもかけれるけど背が高くてちと面倒。
そもそもアークはペットボトルを入れるのを想定して無いですよね笑
日本みたいにどこでもコンビニ、自販機があってペットボトルの飲み物を買える国なんて無いですもん。
そーだそーだ。
各種ポケット
脇下まで伸びる大きなメインポケット
その内側にはジッパー付きのポケット
ジッパー付きポケット内
さほど収納力はないです。
私はジェル、カギ、小銭入れとして使用しました。
反対側も同じポケット
ゴムのループはハイドレーション用
スマホはもちろん
大きめのジェルも綺麗に収まります。
伸縮性があるのでウインドシェル位なら入ります。
ボクはトレイルバター入れてました。
ここに注目!
この色が濃くなっている所です!
何故色が濃いのかというと…
生地が折り返してあるんです!
この部分を引っかけるとポケット内の物の落下を防止出来ます!
さっすがのアークですよ…。
細かさ、作り込みにガクブル…。
ファミコン「魁!!男塾 疾風一号生」を初めてプレイした時の感動を思い出しました。
HPを回復するには富士をも揺るがす魂の叫び「男塾名物大鐘音のエール」を使う熱い作り込み。
桃がゲーム内で言う「ふっ…めじゃないぜ!」っていうセリフが当時クラスで流行ったなぁ笑
サイズが大きめのスマホも
奥へ押し込んで…
スッキリ!
スマホみたいな重い物でも走っていて転落することは無かったです。
フラップ機能は地味だが実に良く出来ています。
ちなみにボトルポケットにもフラップ付いてます!
そのシンプルながらレベルの高い機能はファミコンで例えるなら
「プーヤン」
狼に誘拐された子供(プーヤン)を助ける為、上下にしか動かないゴンドラに乗った豚のオカンがランボーばりに弓を撃ちまくる超シンプルシューティング大傑作!
狼達は徐々に特殊強化した風船(弓1発じゃ割れない)で迫ってくる!!パワー系の狼も上から迫る!!
どうするオカン!!どうなるプーヤン!!
男ならジョイカードもホリコマンダーも使っちゃダメ!!痙攣連射!!
誰も知らんって。
背面にはハイドレーション専用のポケットがあります。
薄い物ならここにも挟みこめます。
自分はビニールに入れた地図を入れてました。
2本あるチェストストラップ
片側はゴムになっているので自然なフィット感
もちろん自分に合う場所で調整可能
押し込んで
引っかける
デイジーチェーン部分が少し堅めなのでフィールドで調整するのは若干面倒かもしれません。
この部分は…
取り外してエマージェンシー用の笛になります。
さほど大きな音は出なかったです笑
寂しい夜の帰宅ラン
ピーピー吹いたら少しだけ元気になれた。
メインの荷室のバックルです。
かなり小さい。
何回か指を挟んでしまい
「アイターっす!」
と、刑事物語の武田鉄矢みたいな声を出してしまった。
ウソです。
バックルは多少重くても、もう少し大きいほうが使いやすいし好きかなぁ…
小数だが絶対にいるはずのプラパーツマニアさんへのサービスショットです。
こちらはD-flex社?商品名?のバックルでした。
調べたらタクティカル系のザックにも採用されているみたいです。
ロールダウン部分のストラップは細め。
そのせいかストラップをねじって固定してしまった事が何度もあった。
まぁ、別にねじれて固定していても問題は無いんですけどね。
美しくないなぁ、と思いまして。
…細かい男ですね。
そーゆーとこだぞ。
サイド部分
ココはボトルホルダーではありません!
内側にはこんなポケットが
ストックを入れるポケットです。
このポケット、もう少し大きく、深いほうが使いやすいと思う。
折りポールだとちょっとポケットへの入りが甘くて固定し直す場面がありました。
折りポールではなく、ストレートに伸縮するタイプのポールはサクッと収納出来ました。
ザックの上にハミ出るのでガンダム感が凄かったです笑
ところで、ユニコーンガンダムって観ました?
あれは初期ガンダムファンにこそ観て頂きたい傑作です。
アニメであんなに泣くなんて久しぶりでしたよ。
マリーダさーん!!泣
そーゆーとこだぞ。
各種ファブリック(生地)
こちらの生地『Wrap Knit Mesh™』と、言うそうな。
何かに似てるなぁ…と思ったら
こいつでした。
アルティメイトディレクションの『AK Race Vest』
全く同じではないのかもしれませんが、あの独特のザラッとした手触りと見た目は同じです。
もし同じであれば、耐久性は高い生地なので転んで引っ掛けたり、ハードな藪漕ぎでもしない限り、まず破けないでしょう。
同じであればウェアに毛玉もできやすいんで覚悟しときましょう笑
先ほど紹介したメッシュ部分
非常に細かいメッシュで気持ち良く伸びてくれる。
最初に破けるとしたらココでしょう笑
こちらは外側のメイン生地『N70r Nylon 6 Ripstop』
長い名前だ笑
パッと見ただけでも引き裂き強度が強そう。
今回、帰宅ラン2回、山で2回
合計50キロくらいのテストでしたが特に気になるダメージはありませんでした。
メインの荷室を裏返した所です。
縫い目には全てシームテープが貼ってあります。
キーフック付きのメッシュポケットがあります。
丁寧なシーム処理はさすがでございます。
側面はもちろん
湾曲する底部分もビシッと処理してあります。
縫い目が綺麗に浮き上がるくらい強く圧着しています。
そうそう剥がれる事は無さそうなシームテープです。
荷室の入口部分
防水性を高める為でしょう
アークお得意の圧着技術で糸を使わずピタリ。
ちょっと残念だったのは脇腹にガッツリ縫い付けられたタグ。
どうせならウェアみたいに綺麗に切り取れるようにしてほしかったなぁ。
…細かい男ですね。
ここは同感。
昔、「小さいことにくよくよするな!」っていう本を読んだんだけどなぁ。
サイズ感
さて、サイズ感です。
178cm 82kgレスラー体型
胸囲102cm
Mサイズ(胸囲99-106cm)着用
ジャストです。
気持ちいい締め付け具合。
隙間も無く、フィット感はとても良い。
私の体型でもサイズ調整のストラップをけっこう絞れました。
大概の方はSサイズ(胸囲93-99cm)でいいのではないでしょうか。
迷ったらワンサイズ下でいいかも。
アツシさん位の体型が丁度SとMサイズの分岐な気がするなぁ…
アツシさんサイズ感どうでしたか?
173cm、71kg。胸囲100cm。ガチムチ南米ギャング体型でMサイズ。Sサイズでもいけたけど、ミッドレイヤーやシェルの上から背負うことを想定すると、少し窮屈そうに感じたのでMにしました。シュッとしたランナー体型の多くの人はSサイズがあうでしょうね。
横のストラップでフィット感を調整
ストラップは固め
調整幅はかなり広い
ストラップを引くとサイドがS字に自然に折り込まれていく。
右、左どちらの手を使っても調整は出来る。
ただやはりストラップが細いので掴み損ねる事があった。
調整幅が広い分、ストラップも長くなる。余ったストラップの肌当りが気になる人もいるかもしれない。
カットすればいいだけの話だが貧乏症の私はちょっと気が引ける笑
他社のトレランザックだと背中のストラップでフィット感を調整出来る物も出てきている。クイックでサイズ調整がしたい人は好みが分かれそうではある。
パッキングしてみました
ここでは一泊二日、暖かい時期のファストパッキングを想定してパッキングしてみました。
ちなみにメインの荷室は12L+ハイドレーション2Lだから
NORVAN14ということらしい。
ちょっと紛らわしいですね。
白いスタッフサックにはツェルト、黄色にはシュラフとダウン、赤にはウールの長袖と靴下。
外付けは無理だったので半身用エアマット。
湯沸かしはジェル燃料。
ソフトフラスク2本撮り忘れた。
私はハイドレーションは使わないので計量では外しました。
水無しで約3.8kg
人によっては経験と装備を照らし合わせて、余裕で3kg切るパッキングも出来ると思います。
開口部は非常に大きく、ストレスなく詰め込めます。
それもそのはず
横から見ても綺麗なくさび形なので、開口部が一番広くバランスも良し。
さあ何回ロールできるかな?
三回はロールしたい!
まずは空気を抜きます。
シュ~っとな
まず一回!
二回!
もう無理だ!笑
防水性能に不安が出てまいりました笑
サイドをコンプレッションして
はい、なんとか収まった。
ムチムチです。
フィールドレポート
上のFP装備を詰めて短時間ですが試走してみました。
泊りで使ってみたかったけどなかなか連休が無い仕事でして…
申し訳ない。
ハイドレーションは留守番です。
ソフトフラスク出勤。
登りも下りも気持ちの良いフィット感で縦揺れがほとんど気にならない!
肩甲骨と肩甲骨の間にメインの荷室がすっぽりジャストでハマっている感じ。
水を含め、約4.5kgの重量を背負っているのでもちろん横揺れはある。
しかし、高い位置で背負えているのでそれもあまり気にならない。
気持ちよく走れる荷重バランスには本当に感動した。
余計な装飾が無くシンプルな一気室というのも揺れの少なさに貢献しているのだろう。
全てとは言わないが外ポケットが多いザックよりもクライミング用のシンプルな一本締めのザックのほうが意外と走りやすかったりする。
私も経験済みだが、ファストパッキングをするのにごちゃごちゃと外ポケットに荷物を詰めれば詰めるほどザックは揺れる。
あたりまえの事ではあるが、一つにまとめてしまった方が揺れは少ない。
ましてやNORVAN14は空気を抜いて圧縮できる。
なおさら荷物は密着し、揺れは少なくなる。
パーゴワークスの『rush28』なんかも外ポケットが少なく、縦にコンプレッション出来る機能があるので同じ考えなんだと思う。
荷物の取り出し、収納には少し手間がかかるかもしれないが、「走る」という移動手段を最大限に楽しむのであれば「揺れ」の少なさを最優先するべきだと今回改めて思いました。
ドーナツばっか食ってるから。
現在、所有している似た容量のOMMの15L。
そもそもの作りが全く違うので比べるのもどうかと思うが、揺れに関しては雲泥の差だった。
NORVANはウエストベルトも無いのにね。
帰りは気になっていた点をテストしてみた。
気になった点とは、固定するためのゴム。
ソフトフラスク内の水が多い状態だと、別にゴムでフラスクを固定しなくても揺れなかった。
ただ、正直あまり使いやすい物では無い。
フラスクを固定しなくても揺れないのであれば気が楽でいい。
そこで片方のフラスクの水の量を1/3くらいに少なくして、ゴムで固定しないで走ってみた。
全然ダメー!!笑
そりゃそうか笑
超絶ヘッドバンキングしちゃって最高にイライラしました。
3秒でテスト終わったわ。
違うフラスクならもう少しマシなのかなぁ?
やっぱりゴムは必須なのかな?
もしお使いの方いらっしゃいましたらコメント欄に皆さんのフィードバックをお寄せ下さい!
これ相性良かったよ!
そんなフラスク情報お待ちしております。
[aside type=”normal”]どーしても気になったので、直営店に言って話を聞いてきました。やはりNORVANの前ポケットは、ソフトフラスクに対応するように作っているが、基本的には物を入れるポケットとして作られている。 あくまで給水はハイドレーションを推奨している。そうです。[/aside]
魁!!フィールド耐水テスト
私がNORVAN14で一番気になっていた事がある。
耐水性である。
はたしてどの程度なのか?
シーム処理はバッチリだった。
だが信用して大丈夫なのか?
そんな私の前にちょうど良さそうな川が…
ダメダメ
それBBGからの借り物だよ。
ゴリ…じゃなくてCEOに確認取ったほうがよくない?
しかもそれ2回しかロールしてないよ。
3回はロールするのがセオリーってネットで見たよ…。
ワシもTENUGUIとステッカー買ったからカンニンして!
あ、ちょっと!なにもそこまで!早まるな!アークパイセンやぞ!!おいコラ!ヒゲ!
そーれっ
浮きますね。
浮きますね。ちゃうわ!
浸水してない証拠かな。
ザックの開口部側を水面に入れて上下にじゃぶじゃぶ
IPXの数値は不明、6.5位でしょうか笑
その後NORVAN14は
このハードなテストから逃走
沢ヤモードへ突入
見えへんわ!
さあ開封してみましょう!
中の荷物やいかに!?
開けます!
一回…
あーヤバいかな…
2回…
濡れてますやん…
ほいっ!
あれっ!?
意外と大丈夫そう!!
なんか入口付近にちらほらと
水滴が入った程度でした。
底のほうはほとんど水滴も無し
荷物も上のほうの物が少し水滴がついている程度でした。
これは通常使用に関してはほぼ完全防水と言っていいと思います。
[aside type=”normal”]直営店で確認しましたところ「高い防水性能ですが、完全防水ではありません。」とのことでした![/aside]
防水性を確かめるべく、雨の日にフィッシングベストとして使ってきました。結論から言うとロール3回で全く中の荷物が濡れることはありませんでした。高い位置で背負うから渡渉の時も無問題!
防水性高いし、ベストタイプでフロント&サイドポケットも豊富なので釣行時も使いやすかった!キャスティング時も全く気になりませんでしたYo!まさに“オールラウンダーベストパック!”
まとめ
ここが気になるなぁ…
- ボトル部分のゴムのショボさ
- ポールを収納するポケットのサイズが小さい
- 前面ポケットの数、バリエーション
- ボトルポケットが気持ち浅い
- 荷室のバックルが小さい
- 調整ストラップが細い
- ハイドレーションホースの取り外し
ここがイイね!
- 抜群のフィット感
- ポケットのフラップ
- ほぼ完全防水
- 耐久性が期待できる生地
- ラン以外にも使える多様性
- カッコイイ笑
アイテム名 | ノーバン14 ハイドレーションベスト | ||
アイテム画像 | |||
メーカー価格 | 20,000円+税 | ||
サイズ | S / M / L | ||
カラー | ブラック | ||
BUY NOW |
※写真クリックでメーカーHPへ
最初手にした時のイメージは正直、イマイチ。
一世代前のベスト型バックパックだと感じた。
アウトドアショップの店員さんも同時期に「UltimateDirection」の2018年モデルが出たのもあり、正直「NOVAN14」はちょっと尖っていて売りづらいと言っていた笑
トレランレースに使う方はNORVAN7を選びそうだし…
私もランだけに使うのであればNOVAN14はあまりオススメしないです。
なぜなら…
これは一つのアクティビティの為に作られたバックパックでは無いと思うのです。
切り詰めた幕営装備でランをメインにした一泊にチャレンジしたり。
自転車で登山口までアプローチ、登山口からはランやハイクを楽しむ。
全天候型なので帰宅ラン、自転車通勤にもバッチリ。
暑い日は沢からスタートして山頂からはランで帰ってくる。
釣りの道具なんか入れとくのもいいかもしれません。
耐久性がありそうな生地は藪漕ぎしてもメッシュポケットが破れる程度でしょう笑
クライミングシューズを入れておいてMTBで河原のボルダーまで、簡単な課題を登ってからランやハイクを楽しむ。
上記すべてに温泉セットをプラス、帰りはしっかりレストも楽しめば最高の一日ですよね。
これはそんな一日で複数のアクティビティをこなす為のバックパックだと思うんです!
そう、冒頭で紹介したAerios14と基本コンセプトは同じだと思ったんです。
何に使えるか?少ない休みで何個アクティビティをこなせるか。
色々やろうぜ!
全部やろうぜ!
カナダの本気で遊んでる連中がそう言っている気がするんです。
ランナーさんだけに使わせておくのはもったいない!ベスト型バックパックを使った事がない山ヤさんにこそ使ってみてもらいたい!!
そして、皆さんがどんな風に使うのかがとても気になります!
可能性のベスト型バックパック!
番外編:Business NORVAN
この日は久しぶりに東京駅まで来た。
僕の職場は東京だが下町の商店街。
丸の内のビルのデカさにビビる。
都会はライトアップされてキレイだなー。
あれ?
あの人が背負ってるのってもしかしてNORVAN 14!?
やっぱりスタイリッシュだから夜景にも合うなぁ!
って、すけさん(兄)やないか!
でたな!東のユーコン!
いやー、さすが丸ノ内で働くビジネスマン
NORVAN の着こなしもバシっとしてらっしゃる。
ボトルポケットにはボールペン。
隣にはハイドレーションのホース。
こいつぅ!さてはメモ取りながら給水するつもりだな!
1秒も無駄にする気がねぇとは恐れいったぜ!
隣のポケットには…
あっ、それ名刺入れ!?
メモ取りながら給水するやいなや
名刺交換ですか!?
アズ、スーン、アズ!?(~するやいなや)
俺、目の前でそんなミラクルコンボ見せられたら自信無くして営業辞めるね!
取引先の電話も2秒で取るつもりだな!?
この、しゃかりきコロンブス!!
相手側も電話に出るスピードにぶったまげるぞ!
俺だったらビックリして電話切るね!!
!?
折り畳み傘がジャストフィット!?
さては混雑した電車内で皆さんに迷惑をかけないつもりだな!?
O・TO・NA!!
もはやビジネスマンの必須アイテムipad!!
防水性バツグンのNORVANなら突然の雨でも安心!
重いガジェット類も書類も高い位置で背負えるから飛び込み営業がいつもの倍こなせる!
契約が増える!
給料が上がる!
嵐をおこして!
すべてを壊すの!
さあ、NORVAN14を背負って大都会東京でサクセスしようぜ!!
そのまま兄は、猛烈なスピードで大都会に消えていった。
君も彼みたいなエリートビジネスマンになれるよ。
そう、NORVAN14でね。
~完~
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
CEOの逆鱗に触れなければ、また別のレビューでお会いできるかと思います。
以上、ドーナツ大好き、コータローがお送りました。
押忍!