TJAR(トランスジャパンアルプスレース)で、多くの選手が使用していて話題となったテラノバの「レーサー20」。そんなレーサー20が、この度「レーサー20プロ」としてさらに進化!日本からの意見・要望を取り入れ、イギリスのこだわり野郎たちが本気で作った日本別注モデル。スピードハイクからロングレースまでこなしちゃうその逸品を、早速BBGがレッツテストなのである!
[toc]
日英同盟!TERRA NOVA「Laser 20 Pro」!
ロビンマスクは強い。
そしてカッコいい。
もしそんなロビンマスクが、キン肉マンの意見を聞いて48の殺人技を身につけたとしたらどうだろうか?
もはや「最強」である。
そしてそれは超人界だけのお話ではない。
現代の日本において「人間版超人オリンピック」と呼ばれるTJAR(トランスジャパンアルプスレース)。
そこでロビンマスクのように世の人を魅了したのが、ロビンの故郷イギリスのテラノバ社が作った「レーサー20」という超軽量バックパックだ。
そいつはただでさえ強く、そしてカッコ良かったが、この度日本からの「もっとこうしてくれ!」「こうだったらジャパニーズは喜ぶんだぜ!」「俺たちの熱い想いを聞いてくれよ!」っていう意見を反映させて、さらなる進化を遂げた。
それがこの「レーサー20プロ」なのである!
まさにイギリスのロビンマスクと、日本のキン肉マンがタッグを組んだかのような「情熱の結晶」。
しかもその黒と黄色のカラーリングは「ウォーズマン」という素晴らしさ。
もはや「火事場の貴公子コンピューター」と呼んでも差し支えないドリームバックパックだ。
しかもである!
それでいてその重量は「ミートくんレベル」の350g!!
すげえ!これで中に米とラーメン入れてブロッケン現象にでも出くわしたら正義超人そろい踏みだぜ!
まさに「軽さは正義」なのである!!
もちろんただ軽いだけじゃない。
なんせレーサー20よりは多少重くなってる分、こいつは利便性をアップさせたプロモデルだからである。
それではそんな最強の正義超人バックパックをじっくり検証してみよう。
ロビン戦法その1. ポケットたちを活用せよ!
過去のレーサー20にはウエスト背面の手の届く位置にボトルポケットがあった。
評判は良かったんだが、現モデルからは軽量化のためかそのポケットは排除されていた。
しかし、今再びその背面ボトルポケットが復活を遂げたのである!
まさにロビンマスクが「バラクーダ時代」に別れを告げ、再び正義超人へと復活したかのような感動。
この部分は多くのユーザーから復活を望む声が多かったらしく、その意見を取り入れての復活劇だ。
出し入れもしやすく、絞る時はコードを片手でピーっと引っ張ればしっかり締まってくれる。
僕の場合はここに三脚装着済みのデジカメを忍ばせて、己撮りが必要な場面が来たらここからササッと出動させたりしていた。
やはりここにポケットがあると非常に便利で、ボトルやデジカメ以外にもジェルや行動食など、即時出撃させたい奴らを待機させておくには丁度いい。
ただわりかし腕上げの時には当たったりするんで、気になる人はあんま大きなボトルは入れないほうがいいかもね。
余談だが、僕は右肩が四十肩につきこれ以上この方向には腕が上がらないので、何気にポケットの中身を取ることができなかったりする。
次回作は右側のポケットの位置を下げてもらって、ユーコンカワイモデルの「レーサー20フォーティーショルダーエディション」の発売を切に願ってしまうのである。
ちなみに背面上部のスリーブポケットも復活!
無きゃ無いでも困らないが、あったらあったで地味に便利。
基本的にペラいものしか入らないが、地図とか山財布とかちょっとしたもん入れとくのにとても便利ね。
あとは従来モデルからある背面ポケットと、
スマホとかジェルとか鍵とか入れとくのに便利なウェストジッパーポケット。
止水ジッパーなので小雨程度でも安心ね。
ただここ、ここまでジッパーがあるともっと物の出し入れがスムーズかなぁ、なんて。
あとパンパンにあまり物を入れすぎちゃうと、腕振りの際にいちいち当たってちょっとストレス。
ポケットの位置がもっとお腹よりで、背中に向けてすぼまって行くような感じだともっと良かったかも。
僕はすぐ腹を冷やして下痢になるから、お腹側に生地が来てくれた方がお腹への風防と保温になって一石二鳥だったなぁ。
この感覚、イギリス人もわかってくれるかなぁ?
わかんねえだろうなぁ。
ロビン戦法その2. ショルダーにもボトルをつけろ!
復活したものもあれば新たに追加されたものもある。
それがこのショルダーハーネスに取り付けられたボトルホルダーだ。
ベテラン超人でありながら、ここ最近の主流もしっかり抑えたロビン戦法。
このホルダーの追加は嬉しい人も多いことだろう。
一応リザーバーにも対応しているが、水場が豊富で水の補充がしやすい山行だとこっちのが便利。
ただ通常のスピードハイク的に使用する分には良いんだけど、ガンガンに走り続ける人にはボトルの横揺れが気になるかもしれない。
走ってると巨乳グラビアアイドルのパイオツのように、ボトルが左右に揺れてしまうのだ。
今にも「ポロリ」してしまいそうで、思わず視線が胸元に釘付けになってしまう。
普通に歩いてる分には全然気にならないので、やはりガンガンランナー向けってよりかはスピードハイカー向けって位置付けがしっくり来るイメージだ。
なお、このホルダーに試しにデジカメを入れてみると、とある大発見があった。
位置的に丁度デジカメの角が、私の「B地区」を常時刺激するのだ。
歩くたびにツンツンと責めて来る。
さすがに私は「う…うぅ〜ん」と声が漏れて耐えきれなくなってしまったが、こういう系が好きな変態の人はぜひトライしてみよう!
ロビン戦法その3. 荷物をセクシーに出し入れせよ!
個人的にこのレーサー20プロで一番気に入っているのは、「ガッパリセンターご開帳システム」である。
センタージップの背面が、こうもガッパリと開いてしまうのだ!
なんという節操のなさ!
しかしこれがまた猛烈に便利で、荷物の出し入れやパッキングがしやすいのなんのって。
最近は防水性高めたロールトップタイプのものが多いが、一度これやっちゃうとどう考えてもこっちのが便利だ。
ジッパーも止水ジッパーなんでそれなりに防水性もある。
何より、この「背後から女性の服のジッパーを下ろしてる感」がたまらない。
あられもなく露わになる白い肌(荷物)。
この行為になんとも言えないコーフンを覚えてしまうのは私だけだろうか?
多分私だけだろう。
ちなみに中身の荷物が少ない時は、こうしてショックコードでコンプレッションして、
セクシーな細身スタイルにしてやれば、荷物が揺れることはなくなります。
ロビン戦法その4. 外付けストラップを活用せよ!
先ほどの「ガッパリセンターご開帳システム」とともに、レーサー20プロのウリとして挙げられるのがこの「ケツに色々付けられるんだぜシステム」だ。
これまた実に便利。
特に1泊時のスピードハイクの時なぞ、マットやテントポールが外付けできるのは大きい。
ただ当然横にはみ出す分は岩などにひっかりやすいし、大きく腕を振ると当たってしまうけどね。
とは言えこれもすごく気になるレベルではないから、やはりメリットの方を多く感じることができる。
例えば「俺は行動食は大根と決めてるんだ!」って人には超絶ありがたいシステムだ。
これなら安心してお好みの大根を持って行けて、いつでも新鮮な大根にかじりつけるぞ!
ワイルドさもアップして、山ガール達の視線は君のものだ!
そんなあんたにベストバイ!
大英帝国の威信、そして武士の魂を宿した正義のバックパック。
これを手に入れるべきは、こんなあんただ!
- スピードハイクがしたいんだ!
- 最低限の荷物で野営もしてえ!
- ちょうど軽量日帰りバックパックも欲しかったし!
- TJARの選手にも憧れてるんだ!
- 正義超人にも憧れてるんだ!
- とにかくロビンマスクが大好きだ!!
TERRA NOVA(テラノバ)「Laser 20 Pro(レーサー20プロ)」
出典:ケンコー社 ※画像クリックで代理店カタログページへ
これを背負えばあなたも今日からロビンマスク!
さあ、今すぐ全力で山と戦って来るがいい!!
もし風邪引いたら即座に大根をすりおろして食べろ。
のどの痛みが緩和するぞ!
それではまた会いましょう。
ユーコンカワイでした。