昨春、パーゴワークスのRUSHシリーズに加わったランニングベルト「RUSH HIP」。
発売と同時に完売を繰り返していましたが、今春の再販でかなり手に入りやすくなってきました。
シンプルさと使いやすさを極めたデザイン。1度着けたらもうアナタはきっと戻れない…ハズ。
待望の?!ハラマキシリーズ第2弾。約1年HIPと共に走り続けた漢がご案内。(文:スケさん)
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スケの2021春
皆さんおはようございまスケです。春ですね。
先日、味噌屋の若旦那と青梅市で行われたトレランイベントTOAD(トレイルオープンエアデモ)に行ってきました。
んで、リレー企画に出たんですが3人必要で1人足らんわ、どないしよ…と、メンバー探してたら…
TMEポケットTシャツ着たBBGメイト発見!!!
(しかもカラー若と被っとる)
即勧誘加入リレーメンバー決定!
BBGファンかつ年下の新塾生にBBG男塾が如何に猛者の集まりであるかを身体を張って体現せねばならぬと意気込むスケと若。
そして、、、、
第1走者としてスタートダッシュでTOPになった直後、ガス欠し後続に抜かれまくる賑やかしスケ。
「ただの1キロ周回コース、大したことないから」と意気揚々と飛び出したものの足攣りまくる若旦那。
2人の見事なマゾっぷりをBBGパイセンとして見せつけたのでした。
(そして我々の遅れを軽やかな俊足でセノケン君がカバーしてくれました。)
イベント参加後はディスタンス横一列で食事。
コロナ対策しつつですが野外イベントは久しぶり、やっぱり外で食べるごはんいいね。
では、前置きはこの位にして本編参りましょう。
今回えらい短めやん
HIP meet スケ at UGM
皆さん、走る時にスマホや財布どうしてますか??
僕は昔から10K以上ランニングする時はスマホ・鍵・ミニ財布・タオルをウエストポーチに入れて走るんですが
いろいろ使ってきたものの帯に短し襷に長し、今一つしっくりこない。
そんな中、先月ギアレビューで紹介したTOPO Athleticを見に行った昨年2020年2月のUGM(ウルトラギアマーケット)。
パーゴワークスのブースでRUSHHIPを試着。
当日は購入できませんでしたが、着けてビックリ。
なんじゃこのフィット感!!
5月正式販売を待ち発売日に公式サイトから購入。
商品到着時の興奮をSNSでも投稿してました。
HIP の前にAIR
RUSHシリーズには過去、「RUSH AIR」と呼ばれたランニングザック・ベルトがありました。
「RUSH1Air」と呼ばれた縦型のボトルポケットがあるタイプのランニングベルト。
メッシュの伸縮素材でジッパー部分から丸めてコンパクトに収納できました。
このAIRシリーズは現在「RUSH3 air」の名称でザックタイプのみ受け継がれてます。
今回紹介するHIPは、同じランニングベルトではありますが
「RUSH1Air」とは全く別物になっています。
HIP各部詳細
公式HPから。
””トレーニングからレースまで「かなり」使えるランニングベルト。
ユニークな前後ダブルポケットにより、使い買っての良さとフィット感を両立させました。””
ウエストバックやらポーチやらランニングバンドやらベルトやら…
腰に巻くタイプのランニングポーチは沢山呼び名がありますが
HIPは「ランニングベルト」と呼称されています。
基本スペック
付属品:バンジーコード、コードロック
容量:1L
重量:95g
サイズ:270X90X10mm
主素材:ストレッチメッシュ
カラー:ミッドナイト、スカイグレー
ウエストサイズ:63cm〜100cm公式HP パーゴワークスWEB STORE
実測
測ってみました。
先ずは重量から。
ピッタリ95g。
公称通りはなんと気持ちいいことか。
長さ(最小):約62cm
長さ(最長):約100cm
ウエストサイズについても伸縮部分(バンジーコード)があること考えても
ほぼ公称通りの長さです。
ウエストが太くなっても細くなってもサイズ調整できるから買い替えなくて良いのはありがたいですね。
素材
RUSHシリーズおなじみのストレッチメッシュポケットとナイロンの組み合わせ。
ジッパーも内ポケットもありません。
裏返すとわかりやすいのですが両端にプリーツがあり、立体的な造り。
ほんのひと手間のマチが、入れやすさやフィット感に影響しています。
ジッパーが無い理由については、パーゴ代表の斎藤さんがHPでこう語っています。
”最初はジッパー式だったポケットも、テストを重ねることで「ジッパー要らなくないか?」となったり、ベルクロ止めだったウエストベルトも「これも不要じゃない?」なんていう感じで、面白いようにシンプルになっていきました。”
ホントに?入れた物落ちるんじゃねぇか?と心配していました。
ですが、ポケット上部分が蓋のようにかぶさる作りになっているのと
中央のバンジーコードを調節することで、走っている最中に物が落ちることは一度も無かったです。
肌側に面する部分に入ったウレタンパットは、RUSH20で使われている物と同じだと思います。
付属品
バンジーコードとコードロックが2つずつ付いてます。
コードを通せるループ4箇所ずつ、計8箇所設けられています。
後述しますが、このコードを組み合わせるといろいろ挟んだり着けたりできます。
着用図
2つある収納部のうち「RUSH」ロゴが無い方を前にします。(バックル部が左にきます)
後ろ
装着方法
手順①:左側のストラップを自身のウエストサイズ目安に伸ばしてバックルをはめてから微調節
手順②:反対側のバンジーコードのテンションを調整
(ほぼストラップ側で調節できるのでココはあまりいじりませんでした。)
HIPフィットの肝~2つの接続箇所~
バックル側はストラップ2箇所の付け根部分とバックル部分の3点支持。
反対のバンジーコード側はゴムで伸縮性をもたせることで身体を包むようにカバーしています。
異なる特徴を持った2つの接続部分が、絶妙なフィット感を生み出します。
ザックとの組み合わせ
僕が普段山で使う時のスタイルです。
長距離レース参戦時に容量ブーストしたい時にも使えます。
(元々はハセツネCUPに向け容量UP目的で買いました)
RUSH20と組み合わせると統一感が出ますね。
トレランザック(Answer4 FOCUS light)と
HIP積載容量
公称は1L、つまり片側0.5L。
ペットボトル、ゼリー飲料、グミ、財布、スマホ、手ぬぐい、入るか試してみました。
これ全部。。。。入ります!!
…違う、違うぞすけ。らしくないぞ。シンプルに書いて終わるなら他のレビューサイトみれもらえばいいわいっ。
というわけで収納プロセスのご案内。
まずはゼリー飲料。小さいジェル濃いの多くて最近コイツに落ちついてます。200kcalで250gもあるけど(笑)
まだまだ余裕お次はこいつ。果汁グミ!!咀嚼できるしお腹にも溜まるし最高。
グミ写真右上のように、中央コードは入れる前に緩めてから、
入り口部分ひっぱりながら入れると引っかかりなく入ります。
まだまだ余裕あり。どんどんいくでよ。コインケース!(ミニ財布)
前面最後の収納物はiphone。
角ばってるケースとか入れる時はメッシュひっかかるかもだから気を付けてください。
最後に上の蓋部分をしっかり被せて中央コードの引っ張って調節。
被せられなかつたら容量オーバーだと思ってください。
反対側。水PET!!中央ループ緩めてを横に滑らせるように入れます。
慣れればノールックで入りますが、最初はうまく入らず腕攣りました(笑)
背面最後は手拭い。汗かき鼻水すぐ出るすけの必需品。
ボトルの蓋部分周辺はまだ収納スペースが余っているのでそこにin。完成である。
ちなみに、直径大き目のピュリストボトル(TME別注デザイン)は入るのか?
入りましたがギリギリです。
そして、前ポケットにボトル容量満タンに入れて走ると面白いくらいにバインバイン揺れて腹部に連続ボディブローが入ります(笑)。
走るときはボトルは後ろにしたほうがよいです。
所有ウエストポーチの紹介
容量の差こそあれ、ウエストポーチは現在以下3タイプに分別されてると思ってます。
各タイプで保有しているモデルはどれも一長一短。
ここで、今までウエストポーチ難民だった僕のアーカイブをご紹介。
以下着用イメージです。
1段目:伸縮素材チューブ型(Ultraspire Quantum、Salomonパルスベルト)
2段目:ベリベリ面テープ型(THENORTHFACE マンタレイベルト、山と道アルファハラマキ)
3・4段目:ストラップ&バックル型(Ultraspire Synapse、GRANITEGEAR HipWing、RUSH HIP)
チューブ型は、フィット感はよいのですが、太ったらチャーシューの紐みたいに食い込んでしまいました凹。
ベリベリ型はタオルやシャツがテープ部分に引っかかる時があり、ストレスになります。
ストラップ&バックル型は、ベルトの幅が細いほど使用中にクルクル回ってしまう。
逆にベルト幅が太ければズレにくくなるが、密着して蒸れやすい(素材にもよります)です。
RUSH HIPは実際に使うと、どうなんでしょう!?
HIPのTIPS
昨年5月購入してから、走る時は大概巻いてました。
使い続けて感じた事をTIPSとして記載します。
単体使用での最長距離は夏に行った多摩川沿い50kでした。
12月のレース(伊豆トレイルジャーニー)では
カイロ・モバイルバッテリー・スマホをポケットに入れ、ループ使ってゼッケン付けました。
山と道のアルファハラマキには劣りますが充分暖かかったです。
背中側にはモバイルバッテリーと地図を入れていました。
(スマホでログ取り&写真でバッテリー無くなる為)
木段上がったり下がったり上下運動も背中側だと揺れにくかったです。
バンジーコードTIPS
ループあるけどどしたらいいの?
と、思って試行錯誤したので、我流アレンジですが記載します。
挟む①:トレッキングポール
上下のループにコードを通してからストッパーも通して輪っかを2つ作ります。
ポールを挟みます。
製品ごとにハマるバランスがあると思うので
ポールの向きを同じ方向にするor逆向きにする等、試してみてください。
紹介しておいてアレなんですが…
走っているとズレるので、僕はポールを付けません。
挟む②:ウインドシェル
①と同じでコードの輪の中に入れてストッパーで絞って固定。
走っている途中で脱いだウェアを留める時に使うことが多いです。
着ける①:ゼッケン
下のループ2つにコード1本通してからゼッケンの穴通す⇒
両端をストッパーで固定すると走っていてもほぼズレません。
ポケット使いたい場合は下のループに通した方が取り出しやすいです。
着ける②:ヘッドライト
最近発見した方法。色々いじってたら固定できちゃった。。。
上下4か所のループにコードをクロスさせる際にライトのベルトループに通してストッパーで固定。
落ちませんが、頭につけている時よりも光は揺れます。
あと、ライトの角度調整で上向きにできない為あくまで平地ラン専用。
トレイルの時はヘッドライトと併用がベターだと思います。
ボトルTIPS
ボトルについてですが、重い物が揺れにくい背中側に入れても
結局揺れは感じます。
ソフトフラスクなら400ml 前後の容量が一番揺れにくく、容量が減れば嵩も減らせるので比例して揺れの影響は少なくなります。
ハードボトル(ペットボトル、PURISTボトル等)はお腹だと暴れます。
背中でも重さは感じますし、揺れは感じます。
なので結局…
単体使用の場合は手に持ってます!!笑(ハンドボトルスタイル)
ザックとセット使用の際はザックの胸ポケに入れる!!
RUSH HIPは空になったボトルを入れる時に便利です笑
アップダウンが少ないコースでは入れて走る時もあります。
適正容量TIPS
モバイルバッテリー・携帯電話等、片側に入れる重量の目安は場合は300g前後が目安。
角ばってる物、硬い物はメッシュに引っ掛かるので入れないです。
重い物は身体側に寄せた方が揺れないです。
揺れにくく、フィット感を良くする為には入れすぎない!
嵩を増やさないことがコツ!!
TIPSまとめ
- 重い物(ボトル・スマホ・バッテリー等)はアップダウンの多いトレイルでは背中側に入れる。
- 寒い時はカイロ入れて保温性UP(ITJで実証済み)
- 夏はパッド付近に汗が溜まるので、休憩時干すか、ポケットの位置を前後ではなくサイドにすると良い。
- ストラップが余って走行中ペチペチするようならバンジーコードに挟むと良い。
- 入れすぎない!!
まとめ
ここが素敵
- フィット感。(締め付けすぎないのにずれない絶妙さ)
- 汎用性(ワンサイズで幅広く体型カバーできる)
- 操作性(つける外す入れる出すが直感的にできる。)
- 拡張性(8か所あるループとコードを組み合わせれば外付け可能)
ここがもうちょい
- 内ポケットがほしい(鍵ないしはカード1枚入るサイズ。)
- 付属品のコード&ストッパーは2セットじゃなく4セットほしい。(いろいろ付けたい)
- 真夏日は蒸れるし汗が溜まるので、パッド素材を保水しないor通気性がより良いものにしてほしい。
こんな人におすすめ。
- お持ちのザックに+αの容量UPに。
- 保有しているチューブ型ランニングバンドが諸事情でサイズアウトしてしまったすけとあなた。
- 手ぶらで走りたいけど最低限財布、携帯、マスク、ボトル(水分)もちたい人。
- お腹の安心感が欲しい人。
1年使った総評
「いかにランナーの負担を減らすか」
と、いうRUSHシリーズのコンセプトを崩すことなく創られたRUSH HIP。
ワンサイズで幅広くフィットするデザインと、使い手の工夫次第で用途が広げられるのがいかにもパーゴらしい。
何より腹巻って、無性に手を突っ込みたくなりません?
ドラえもんの四次元ポケットもお腹にあるじゃないですか。
人間が物を出し入れする導線として一番自然な箇所はお腹周りなのかもしれません。
・・・・・・・・これ何の話だ??
スケにとってはもうHIPじゃなくて完全にBUDDY(相棒)です!!
色んなラン用ウエストポーチを使って来たけど
RUSH HIP は歴代ぶっちぎりのベストバイ!!
さぁ、こいつも使い方はアナタ次第。
RAP&PACK&GO!!
TMEでもお取り扱いがございます!→コチラ
おまけ①(RUSHLIGHT)
今回の記事作成中、ラッシュシリーズの新製品情報をキャッチ。
その名も、
「RUSH light(ラッシュライト)」
国産ヘッドライトメーカー、milestone(マイルストーン)。
その最上位モデルTrailmaster(トレイルマスター)が付いたウエストベルト!!
そして、わたくしスケは勿論コレを…
ベルトだけ買いました‼️
トレイルマスターはもう持ってるからね。
他メーカーのヘッデンも付けれるって聞いたからね!!ペツル付けたいのよ。
それに、ライト付きは16,280円(税込)だけど
ベルトだけなら4,400円(税込)だったからね。
ライトの話をすると終わらないので、今回はベルト形状だけお伝えします。
素材や配色はラッシュシリーズと同じ2トーンカラー。
半月上の前面全てポケットです。マチも無く、うっすいモノしか入りません。
バッテリーケースは、ナントHIPで所望してた内ポケット代わりになります。
TOADの時、直接聞いたのですが、マイルストーン代表の西岡さんからパーゴに話を持ちかけ、コラボが実現したそう。
断言します。トレイルマスター持ってない人は絶対ライト付を買った方が良いです。
俺ベルトだけ買ったけど。
もう一回言います。
絶対ライト付買った方が良いです。BBG期末テスト出ます。
PAAGOWORKS公式WEB STORE / RUSH Light
milestone公式HP / Trailmaster(RUSH Light専用モデル)
おまけ②今後のスケ
実際のUTMFは中止になってしまいましたが、
4/19(月)からはバーチャルUTMFが始まります。
25日までの1週間でどこ走ってもいいからとにかく累計100マイル(160km)をランニングアプリSTRAVAにUPすると完走ワッペン購入権&来年以降UTMF本選に出場するために必要なポイントが一部付与されます。
次月の彩の国100Kmに向けたトレーニングのためにもチャレンジ予定です。
連休も中々予定が立てにくい状況ですが、引き続き、手洗いうがいBBGで備えましょう‼️
最後までお読み頂きましてありがとうございました!
押忍!!