こんなこといいな。できたらいいな。あんな物、こんな物、いっぱい運べるCARGO55!!何を運ぶかは君の自由!!四次元バックパック遂に発売!!いざ、実食!!(文・コータロー)

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ソフト背負子

背負子(しょいこ)ってあるじゃないですか。

山小屋に荷物を運ぶ歩荷さんが使ってるアレです。

二宮金次郎が背負ってるアレです。

パックラフト&スノーシュー

背負子は最もシンプルで自由な荷運び道具。

それをもっと使いやすく、背負いやすく、楽しく、現代風にアップデート。

パーゴワークス のCARGOシリーズはそんな商品。

言うなればソフト背負子。

スノーシューもバッチリ

三代目になる今回のモデル。

展示会の時点で随分と話題になっていました。

早速、TMEで購入したのでファーストインプレッション!!

初日から魅せるCARGO55

実は当初の予定より発売が遅れていたCARGO55。

いいじゃないですか、山も川も海も逃げません。

とは言え、今年のうちに発売されて嬉しい。

CEOからの入荷連絡と同時にTMEオンラインにて購入。

数日後に職場で受け取り、背負って帰宅。

もうすでに様子がおかしい?

そう、これ実は通勤用のバックパックを飲み込んでいます。

こんな感じで約30Lのバックパックがスッポリ。

上部はかなり余裕あり。

帰宅途中にスーパーに寄りました。

割引商品、いささか買い過ぎ。

今日はでっかいパンが140円。

大物もしっかりとホールドしてくれるCARGO55。

底には2Lの水。

もう一本横に並べても余裕のサイズ感。

三本のストラップがいい仕事しています。

帰宅するまでしっかりホールドしてくれました。

初日から魅せるCARGO55に期待が膨らみます。

サイズ感

55Lともなると大きさもなかなかです。

178cm85kg

ウエストベルトの位置は上下に大きく変更可能です。

幅広い体格の方に対応するはずです。

個人的にこういうタフな見た目のバックパックは是非、女性にも背負って頂きたいです。

カッコイイと思うんですよね~。

細部紹介

それでは細部の確認です。

今回は撮影が夕方になってしまい、少々お見苦しいのですがお許し下さい。

激しく少ない休みの合間に撮影しております…。

駐車場経営が夢です…。

cargo55
付属品は全部付けた状態

こちらが全体像。

素材は420Dナイロン。容量は55L。

何とも男らしい面構え。

 

カタログ値では1300gとの記載でしたが

実測では1800g。ん?笑

 

これはですね。

雨蓋、ボトルポケットx2、サイドポケットx2でちょうど500g

ですので、それを全て外した重量が1300gと,いう事なんですね。

cargo55
左の状態で1300gです

メーカーは単体重量と表現していますが

ちょっとわかりにくいですね。

上の写真の状態で約1300gと覚えておきましょう。

ショルダー

CARGO55
素晴らしいショルダーです

さて、気をとり直してまずはショルダー。

幅広め&硬め。重い荷物にも負けなそうなルックス。

とても立体的で美しい曲線を描きます。

CARGO55
コシがあります

「優しく包み込む」タイプではなく

「しっかりホールド」タイプです。

どこか背筋までシャンとする感じはとても気持ちが良い。

厚みは1cmほど

薄めなショルダーですが、背負った瞬間に

「あ、これいいぞ」と期待させる背負い心地です。

 

ショルダーの最大幅は約7.5cm。

安心感と安定感があるフィット感。

ポジション自在の胸ストラップ。

一部分はゴムになっており

身体の動きに合わせて伸縮。

ウエストベルト

幅広なウエストベルトは外から内に絞るタイプ。

僕はこのタイプが一番好き。

骨盤をしっかりホールドしてくれます。

万年腰痛持ちにはありがたい笑

ウエストパッドは薄すぎず厚すぎず。

程よい厚みです。

裏側はメッシュ。

ウエストベルトは取り外しも可能。

ザック下部を引き寄せるベルト。

振れが少なくなり、安定性が向上します。

重い荷物にもしっかりと対応している構造です。

背面パッド

cargo55

お馴染みの背面パッドは最下部にご注目。

腰荷重だと擦れる部分です。

厚手の生地で補強してあります。

もちろん取り外し可能です。

右上に大きなループも付いています。

休憩中に木に吊るして乾かす。なんてことも可能です。

雨蓋

cargo55

雨蓋部分は止水ジップ仕様。

取り付け位置が絶妙です。

開口部は直線ではなくラウンドしています。

 

人が自然に開けやす位置に開けやすい角度で縫いつけてあります。

止水ジップの開けにくさをデザインで解消しています。

よって開閉は非常にスムーズです。

雨蓋の容量も十分です。

最近のレインウェアでしたら難なく上下収まるサイズ感。

内部にはマチの無いメッシュポケット付き。

地図や財布等を入れるのに重宝します。

ちなみにこの雨蓋。

自転車のハンドルバーバッグとしても最高に調子が良いです。

狙って作ったのかと思っちゃうほど笑

サイドポケット

続いて取り外し可能なサイドポケットです。

二個付属。

止水ジップではありません。

cargo55

500mlペットボトルと比較。

台形型にマチがあり

見た目以上に荷物が入ります。

500mlペット、小ポーチ、救急セット、行動食。

全て収まりました。

ジップの両端にはちゃんとツマミがあり、開閉はスムーズ。

細かいところですが大事な気配りです。

裏側です

裏側です。

こちらのデイジーチェーンにストラップを通します。

総じて作りは頑丈です。

ボトルポケット

こちらも二個付属しています。

大きさは1Lのナルゲンがピッタリ。

裏側にはベルト通しが2箇所。

上の穴はサイドの細いストラップのサイズ。

下の幅広の穴はウエストベルトを通せます。

お好みの位置でどうぞ。

cargo55

両方の穴を使えばサイドの高い位置に取り付けも可能です。

この位置もカッコイイ。

ザックを下ろした時に取りやすい位置です。

ナルゲンが入るサイズなので色々と入ります。

行動食、ウインドシェル、コンデジなんかの収納場所としてもよろしいかと。

底にはちゃんと水抜き穴もございます。

気が効いております。

その他

バンジーコードが付属しています。

取り付け箇所はBUDDYシリーズでお馴染みのこの部分。

ロゴは同色で雨蓋部分に。

本体の素材はいわゆるPVCナイロン。

この時期の低山でお馴染みの泥汚れ。

cargo55

濡れタオルで拭けば簡単に落とせます。

ドライバック大・小

CARGO55にはドライバックが二個付属しています。

大は30L・小は15Lとのこと。

cargo55
右上が小・右下が大

ドライバック・小

まずは小サイズのご紹介。

小は止水ジップ仕様のドライバックです。

メーカーは完全防水とは言っていませんのでご注意下さい。

cargo55

ダウンとレインウェアを入れても余裕があります。

cargo55

2〜3回折るとベルトループの穴がちょうど良い位置に来ます。

このベルトループにストラップを通すことでしっかりと固定が可能です。

少し見にくいですが下の画像見たいな感じです。

cargo55

裏返してみます。

メーカー説明では簡易的なドライバックとのことですが

シーム処理はしっかりしています。

恐らくジップ部分、開口部にさえ気を付ければ

防水性は高いのではないかと思います。

と、言うことで

水を入れてみました。

外側からの防水性を見たいので裏返しています。

半分ほど水を入れた状態がこちら。

もう、たぷんたぷん笑

すげービクビクしながら持ち上げました。

しばらく放置。風呂入りました。

風呂入ってきました。

うーん、全然大丈夫そう。

水を捨てて表面を触ってみます。

なんか少し、しっとりした程度です。

開口部に気をつければ防水性能は高いと思います。

ドライバック・大

続いて大きいサイズのドライバック。

こちらの開口部はジップではありません。

中にスリーピングマット入れてます

クルクルと巻く

いわゆる普通のタイプですね。

容量は30Lとのことですがもっと大きい印象です。

ロールの回数にもよりますが、40L近く入りそう。

こちらもシーム処理が施されています。

cargo55

大・小二つを使えばかなりの荷物を運べます。

テント泊装備も余裕ですね。

フレーム

写真左のフレーム。

上1箇所、サイド3箇所x2

バックルを外すとびろーんと一枚布になります。

この部分で荷物をサンドイッチします。

長さを測って見ると…。

バックル含めて約80cmとなっています。

何かに使えそうなスリーブがあります。

BE-PALが余裕で入るサイズです。

CARGO55

背面には金属フレームとフォームパッドが入っています。

厚みの違う2種類のフォームパッドが入っているのが興味深い。

サイドのストラップも測ってみました。

3本ともに約39cm、バックル含めて40cmといった所でしょうか。

上部のストラップも測ります。

約41cm程度でしょうか。

全部伸ばした状態で大きな物を挟んでみました。

厳冬期用のシュラフを入れた袋です。

縦70x横55x奥行き30

柔らかい物は何とでもなりますね。

 

何を挟むかはホント自由です。

山で使う大概のものは運べそうです。

 

注意点としてはこちらの底部。

奥行きが約24cmあるのですが

この奥行きを超える物を運ぶときは少し注意が必要です。

特に硬いものなんかはパッキング出来ない場合もあります。

例えば底部の奥行きが約30cm

上部奥行き約36cmのどこにでもあるRVボックス。

何となくこの辺りが限界な感じがします。

 

まあ、普通こんなの運べないので十分凄いですが笑

これ以上のサイズは通常の背負子の方がよろしいかと思います。

過積載にご注意下さい。

サイドのバックルはお互いに連結することが可能です。

ですので、こんな風にストラップのみで

抱き締めるようなパッキングも可能です。

こちらは灯油のポリタンク。

下が10L、上が18Lです。

奥行きは約19cm。この程度は余裕です。

cargo55

ガッチリとホールド。

これで車が故障しても灯油を買いに行けます。

冬キャンプのサイトまでの移動にも使えそうですね。

キャンプといえばコールマン。

ホームセンターでも売ってるこんな椅子も運べます。

さよならヘリノックス。

とにかく挟めればこっちのもんです。

挟めれば運べます。

挟めれば担げます。

後はガッツの問題です。

山のテン場でこの椅子使う事も可能です。

私はやりません笑

続きまして、5Lのクーラーボックスを底部に。

これで気温が高い時期でも食材を色々と運べます。

amazonで1400円なり。

上には好きなスタッフサックを乗せましょう。

積み荷の色でCARGOの印象も随分と変わります。

スタッフサックのサイズによってはこんなに細くもなります。

これはこれでカッコイイですね。

 

スタッフサックをスリーピングマットで巻いてみるのはいかがでしょう?

スタッフサックの容量は最大限に活かしつつ

かさばるマットを綺麗にまとめられます。

cargo55

タフそうな見た目でカッコイイ。

組み合わせは無限。ユーザー次第です。

これから色々な人がSNSやブログで面白いパッキングを紹介してくれると思います。

その他の機能

取り外したウエストベルトと雨蓋。

こちらを組み合わせると…。

なんと!!

cargo55

ウエストバックに変身です!

容量も十分です。

山頂へのアタックはこちらでいかがでしょうか?

以前ご紹介した同社の多機能ポーチ

パスファインダー

こちらに付属のパーツを使えば雨蓋を前面で使う事も可能です。

ドラえもん状態ですね。

バカっぽい?

便利なんですよ笑

 

ちなみにこちらのアタッチメントだけ別売りもしております。

こちらです。

フィールドテスト

それではフィールドテストです。

積載能力だけに目がいきがちですが

バックパックとしての背負い心地はどうなんでしょう。

cargo55

容量が55Lと大きいのでテント泊装備をパッキング。

わざと重めのギアをチョイスして全部で約15kgにしています。

トレッキングポールは付属のバンジーコードで固定。

珍しく三脚も持参です。

このショルダーは良い!最高!!

まず感じたのはショルダーとウエストベルトのフィット感です。

堅めのショルダーが少し心配でしたが、私にはバッチリ。

重い荷物が気になりません。

ウエストベルトも体の一部のように追従してくれます。

そもそも最近は肩荷重のULザックが多かった私。

やっぱり腰荷重は楽ですね笑

フレーム入りの背面も吸い付くようです。

ショルダー、ウエストベルト、背面フレーム。

劉備、張飛、関羽。

 

そう、全員が主役級です。

みんなで天下を取るのです。

大事なのはバランスです。

秋ですね

気になった点はボトルポケットでしょうか。

ナルゲンもペットボトルもやや背中側に倒れる傾向がありました。

不満というほどでもないのですが。

 

行動中にすぐに飲みたい方は下の写真のようにウエストベルトに装着するのが良いでしょう。

ただ、ここに付けると腕振りに少し干渉しますね。

1L満水のナルゲンだと重みでウエストベルトを外した時に落ちやすいのも気になりました。

3回落としました。

学習しない36歳です。

製品としてはユニークな積載能力が魅力。

ところがどうでしょう。

僕がフィールドで感じたのはとにかく背負いやすさ。

バックパックとしての基本性能が非常に高いです。

CARGO55

旅が似合うバックパックです。

ハイキングではなくバックパッキング。

そんな言葉を使いたくなる相棒です。

オマケ

今回のフィールドテストは快晴でした。

陣馬山周辺をウロウロとして昼休憩。

ザックを下ろした時に事件は起きました。

ロゴが!!

あれ!!?

ロゴが剥げてる!!!!

AGO(アゴ)55になってる!!

AGOーーーー!!

最初はトレッキングポールが擦れたと思ったのですが。

犯人はコイツ。

バイクのボックスの出っ張り笑

もう剥げている

山道のクネクネ運転で擦れまくったんでしょうね。

そう、登山口に着いた時にはもうハゲていました笑

最悪…。

不幸は続く

気をとり直してトップ画像の撮影の為、

何となくバンジーコードを外したワタクシ。

撮影は無事終了。

 

無い!!

コードロックが無い!!

(上の黒いプラスチック)

無い無い無い!!

あんな小さなパーツでも大事なもんで。

結ぶだけだとひどくみすぼらしい。

 

落ち着いて周辺を探したが見つからず。

結局、テンションが完全に落ちて飯も食わずに下山。

色々と持って行ってたんだけどね笑

オマケ パート2

そんなこんなで下山後に細部を撮影するのが遅くなっちゃった。

気がついたら日も暮れてきてね。

朝からたいしたもん食ってないから腹もグーグーだわ。

 

そんな失意の中で閃いたのがこんなパッキング。

CAGO55

(カゴ55)

たまたま撮影用に持って来てたモノだけで

即席で完成した熱いパッキングです。

漢なら椅子はコレ一択

まずはアウトドア番長!!

泣く子もさらに泣くキャプテンスタッグの椅子をご用意下さい!!

 

なに!?持って無いなら買って下さいまし!!

タイミング良ければamazonで400円!!(ホントだよ笑)

コレ、11年使ってますよ!!笑

底にONして!!

狙ったみたいにピッタリで震えた!!

背もたれは畳んでおいて!!

中身は何でもいいよー

ここで15LのスタッフサックをON!!

「ぷよぷよ」ってゲームあったでしょ!?

あの要領!!

ここでカインズホームで買ったカゴをON!!

確か1200円くらい!!

カゴなら何でもいいよ!!

ちなみにコイツは

スーパーバスケット…。

サイドのストラップは隙間からどうぞ

んで、コイツをバチっと止めて完成!!

何でもいいからネット被せるといいよ!

自転車用のとかいいかもね!

何だか70年代のフレームパックを彷彿させる見た目です。

もしくはウチの親父が収穫で使ってる背負いカゴ笑

はい、まだ終わりませんよー。

目的地に着いたらカゴと荷物を下ろして背もたれを出して下さい。

どうせトレッキングポールお持ちでしょう?

ブチ込んで下さい!!

何という事でしょう!!

ハイバックチェアの完成です!!

もう疲れた…

私は何をしてるんでしょうね…。

でもコレ、座り心地良いですよ

良かったらCAGO55やってみてね。

ピクニックハイキングに最適だよ…。

CARGO55まとめ

商品名 CARGO 55
画像
価格 ¥28,000 +tax
BUY NOW  

※画像クリックでメーカーHPへ

そんなこんなで現時点で私が感じた事をまとめてみました。

ここが良いね!!

  • 自由すぎるパッキング
  • 組み合わせ自在なポーチ類
  • 高い防水性
  • 耐久性の期待できる生地
  • 快適な背負い心地

ここが気になった!!

  • ボトルポケットの収まり具合
  • 55Lは少し大きい?
  • 正直、そのくらいかも…。

なんか正直な意見としてなんですが

自分が現時点で使った範囲ではさほど気になる所が無いんですよね…。

 

55Lという容量も最近の軽量コンパクトな山の装備だと大きい気がするのですが、

この商品のコンセプトはそもそもアウトドア全般のギアを運ぶ事なんですよね。

パックラフトなんか詰めるにはこの容量が必要でしょうし。

良いザックですよ、本当に

ですので購入のアドバイスとしては

何を運ぶのか?

コレが明確にある方の方がより楽しめるのではないかと思います。

遊び上手な人が多い海外でもウケそうな気がしてなりません。

 

もちろん私みたいに衝動的に飛びついても楽しいバックパック。

用途は買ってから考えればいいんです笑

しばらく色々な場面で使い倒してみたいと思います。

気がついた事があれば追記します。

 

以上、CARGO55のファーストインプレでした!

最後までお付き合い下さいましてありがとうございました!

AGO!!