昨年11月、遅めの夏休みをいただきネパールへ行ってきました。もちろん目的はトレッキング!今回は9日間のランタントレッキングの様子を前編・後編にわけてお伝えします。正直かなり長いので暇つぶしにでも是非お読みいただけると幸いです。
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DAY1.羽田~バンコク~シャブルベシ
今回の旅は、白馬三山で登場した私の同級生「ジュンコ先生」との女二人旅。(ジュンコ先生の登場する過去記事はコチラ)
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ジュンコ先生は旅慣れているため、すっかり安心しきっていたら「じゃあ私は早めに現地入りしてるから、カトマンドゥ集合ね」と。
ポンコツ英語力の私、無事ジュンコ先生と合流できるのか….不安を抱えながら羽田へとむかうのであった。
ネパールの首都カトマンドゥへは日本からの直行便は無く、一度バンコクで乗り継ぎが必要。
トランジットが5時間もあるので空港内をふらふら。
ソファーや電源、Wi-Fiもあったので、快適に時間を潰すことができた。
機内に乗り込むと早速カレーの登場。
バターチキンと豆のカレーのハーフ&ハーフ。
豆カレーのクセが強い!笑
バンコクからカトマンドゥ行きの飛行機は、右側の席に座ると窓からヒマラヤ山脈が見えるのでおすすめ!雲より上に山々が!
事前にオンライン申請しておいたビザも無事パスして遂にカトマンドゥに到着。
ゲートを出ると客引きの中にジュンコ先生の姿を発見!ホッと一安心。
早速用意されていた車に乗り込んで、ランタントレッキングの出発地、シャブルベシまで移動。
こんな感じが8時間続く(動画酔い注意)
遠くに目的地であるランタンが!
あんなところまで行くのかー。
小さな村のひとコマ。
お母さん、ただいまー。
みんな長い距離を歩いて学校に通っているそう。
トレランやらせたら早いんだろーなー。
とにかくチェックポイントが多い。荷物チェックも何回か受けた。
夕方6時すぎ、一旦車から降りてごはん休憩
「ジンブー」というお店のモモ(蒸し餃子)。
モチモチしてて美味しい♪今回のベスト オブ モモ!
また食べたいなー。
チョウメン(チベット焼きそば)
ここのチョウメンはタンドリーチキンいり♪
食事中にいきなり停電!
お店のママが「ごめんねーあはは」って。
この辺りではしょっちゅうなのでみんなは慣れっこ!
やっと、やっとホテルに到着。
私は日本からずーーーっと移動しっぱなしだったので、お尻が痛くていたくて(T_T)
2015年の大地震前までは、初日の目的地「シャブルベシ」まで4〜5時間で着いたらしいが、道が悪くなってしまった事と、治安の問題で軍によるチェックポイントが多数あった為、結局宿に着いたのは22時をまわっていた。
ホテルに到着して小腹が空いたので、またモモを注文。
蒸しすぎてちょっと皮のパサついたモモ。ちょっと残念。
ホテルの枕カバーに「関東鳶」のプリント。
どういう経緯でこの枕カバーがネパールまで来たのか非常に気になる。
初日はほぼ移動でおしまい。長い長い一日だった。
DAY2.シャブルベシ~バンブー~ラマホテル
朝食はホテルのレストランでチベタンブレッド(チベット風揚げパン)とパンケーキナクバターのせ
美味しいんだけど朝から油たっぷりの揚げパンは重かった…。
お世話になった「Malla Hotel」
壁の装飾が凝ってて可愛い。
今日はランタン・コーラ沿いを歩く、約5時間の工程。
昨日の車揺れが酷く、まだ体がユラユラする。
橋でさらにゆらゆら〜。
オレンジのザックカバーの彼が今回の私たちのガイド、ブッディ!
ポーターや登山隊の料理人を経て、ガイドになったそう。
初めて会った感じがしない誰もが一度は会ったことのあるような顔…。
けど、誰だか思い出せない不思議な顔。
彼にはこの旅行中本当にお世話になった!
ルート上の各村々にロッヂがあるので、ツアーでなくても宿や食事に困ることはなさそう。
ここは恐らくヒッピー達のたまり場。
途中でお茶休憩。
ネパールの人たちは本当によくお茶を飲む。
マムート?の靴下のお兄さん。カメラ目線いただきました。
道は整備されているのでとっても歩きやすい。
川沿いを上ったり下ったり。
ロックビーの大きな巣 この岩壁を登って蜂蜜を採取する、ハニーハンターと呼ばれる職場があるらしい。
その蜂蜜は大変貴重な為、高値で取引されるそうな。
日中の平均気温は10℃前後。
モンベルの「ジオライン(長袖)」とノースフェイスの「バーブライトスリムパンツ」で行動中は快適。
バンブーにてお昼ごはん
注文を受けてからご飯を炊くのでしばし待つ。
外に出ると滑落停止訓練をするワイルドな男の子発見。
将来は立派なガイドさんになるのかな?
カメラに興味津々。
小さなおじさん人形が怖い…
猫「にゃーにゃーなんかくれや。」
昼食はネパールの日常食『ダルバート・タルカリ』
ダル=豆スープ
バート=炊いたご飯
タルカリ=野菜のおかず
日本で言うところの定食。
基本おかわり自由!
お腹いっぱい食べて出発!
チラッと見えるのが『ランタンⅡ(6,581m)』
まだまだ遠いので小さい小さい。
PM14:00
本日の宿「シェルパホテル&ロッヂ」に到着!
カラフルで可愛らしい食堂。
夕飯まで時間があるので、ジュンコ先生は川で前髪をセルフカットしていた。
やっぱり前髪は命なのね。
夕飯は「チョウメン(左)」と「ダルバート(右)」
チョウメン(チベット焼きそば)はニンニクが効いていて、好みの味付けだった!
可愛い男の子が「ポテチをどうぞって」手渡してくるので、受け取ろうと思うと手を引っ込めてあげなーいとニヤリ。
意地悪な男、嫌いじゃないわよ笑
明日の天気は?とブッディに聞くと「この時期(乾季)はほぼ毎日晴れ」とのこと。
やっぱり希子とジュンコは晴れ女’s。
シャワーのお湯は期待できなそうなので、ウェットティッシュで体を拭いておやすみなさい。
DAY3.ラマホテル~タンシャップ~ランタン村
朝食のアップルパンケーキとオムレツにニヤつく私。
味は普通。
ブッディの言う通り今日も晴れ。
気温は5℃前後、ほんのり肌寒い。
冷える朝晩はパタゴニアのレトロパイルフーディ(フリース)を羽織っていた。
村から村へと歩荷する人々とロバ?じゃなくてお馬さん。
ずんぐりむっくりしてて可愛い。
だんだん見通しがよくなってきてランタンリルンが近づいてきた!
ヤクとランタンリルン
ツノが大きいのが雄(ヤク)
ツノが小さいのが雌(ナク)
地震で山から落ちてきた岩。
PM13:00
タンシャップでお昼ご飯
ここのチョウメンはなんと手打ち!(チョウメン食べ過ぎ笑)
モチモチした食感で味付けは薄め。
どこの小屋でも作りたての温かい食事を出してくれて本当に感謝。
チベット仏教の仏具、マニ車を回すおじいさん。
山の神様に安全をお祈りしてくれてるのかな。
この辺も地震で崩れてしまったようで、ところどころ崩壊していた。
お昼寝中の野良くん。
そんな野良くんが突如仲間に加わり、4人パーティへ。
時々振り返っては、私達がちゃんと付いてきてるか確認してくれる立派なガイドさん。
しかし村の手前まで来ると、どこかへ行ってしまった。
ガイドサポートありがとね♪
PM16:00
ランタン村に到着
今日の宿は「チベタンゲストハウス」
小じんまりとしているが、寝るだけには十分なスペースとベッド。
基本的にどこの村の宿も、扉が歪んでいるのかスムーズに鍵が閉まらない。
ジュンコ先生、前髪いい感じ♪
宿の外に出ると雄大な景色が目の前に広がっている。
ランタンリルンの姿も見える。
槍ヶ岳に似てるね。
ジュンコ先生もシャッターを切る手が止まらない。
このランタン村周辺は特に地震の被害が大きく、雪崩と地滑りで村ごと全て埋まってしまった為、多くの村人やトレッカーが命を落としたそう。
彼らの名前が彫られた碑とマニ車。
2人の子供(人形)の子守中の男の子。
お兄ちゃんになる練習中かな?
夕食はシェルパシチュー(カレー味のすいとんみたいな感じ)とベジピザとモモ。
料理に使われているチーズはナクのチーズ。
ちょっとクセがあって美味しい。
明日はいよいよランタン谷の最奥、キャンジンゴンパへ!
~後編へ続く~