今回は軽井沢のオススメスポットを紹介!!ではなく、たまたま見つけた軽井沢不人気スポット探訪記!!これを読めば混雑する軽井沢とオサラバできる!!はず!!(文・コータロー)
軽井沢
軽井沢が好きだった。
20代後半から30代前半は毎年のように行っていた。
レトロ好きな私にとって、昭和やバブルの残り香がする街の雰囲気がたまらない。
美しい別荘地は歩くだけでも目の保養になる。
ジョン・レノンが家族と幸せな時間を過ごした場所でもあり、私のようなにわかファンには聖地でもある。
だが、そんな軽井沢も、最近はめっきり行かなくなっていた。
当時は小僧だった、ベタなスポットしか行っていない。
つまり、私はまだ軽井沢の「表」いわばA面しか知らない。
今こそ、軽井沢のB面と向き合う時なんじゃないか?
そこに軽井沢の真実があるんじゃないか?
そう思いついた私は、夜中の3時にアクセルを踏み込んだ。
碓氷峠(うすいとうげ)
最初は高速で行こうと思ったが、私は何時間運転しても疲れない豪の者である。
今回は約4時間かけて下道で行ってみる事にした。
その土地の「匂い」を強く嗅ぎたければ、下道を走るのが一番である。
自宅から飯能を経由し、寄居、富岡、松井田へ。

悪魔の根城のような妙義山が見えたら碓氷峠の入り口。
バイカー時代には何度も走った。
大小184ヶ所あるカーブは四輪だと両手が忙しい。


途中、あまりにも美しい紅葉のロケーション&気になる林道があったので停車して調査。
今回は自転車も積んできたので行動範囲は無限である。
よっ!遊び上手!!

残念ながら望んだ結果は得られなかったが、膝下まで落ち葉に埋まるという貴重な体験ができた。
これだ、この感覚だ。
今日の俺はアンテナがバチバチに勃起している。
きっと面白い発見ができるはずだ。

先日の日光もだが、黄色と赤だけの世界は実に美しい。
両親が生きていたら、連れて来てあげたかった。
(まだ生きてる)
旧軽井沢銀座通り

事前に調べた駐車場は軽井沢プリンスホテルスキー場。
ここは平日なら24時間¥500円で駐車できる。土日でも¥1,500円だ。
そう、自転車を積んできているので少し離れた場所でも問題ない。
よっ!遊び上手!!
旅と自転車は実に相性が良い。

軽井沢駅周辺は標高約940m。
やはり東京よりはグッと気温が低い。
まずは旧軽井沢の銀座通りに漕ぎ出す。

最初に訪れたのは、とあるパン屋さん。
ここは例のイマジニストがパンを買いに来ていた店だ。
店内にはパンを買いにチャリで来た彼の写真も飾ってある。
この店に来たのは10年ぶりだろうか?
パンを数点買い、歩きながら食べる。

脳が腐っているので、どうしてもちんちんをイマジンしてしまう。
実際はソーセージを巻いたトルティーヤである。
そこで日本人の仮性包茎の割合を調べてみた。(は?)
なぜ?俺が必要だと思ったからだ。
しかし、調べてみると5割、6割、8割と、数字がブレブレ。
決定的なエビデンスが見つからない。
さては…国家機密なのか…?

軽井沢、イマジニスト、パン屋さん。
今回、この組み合わせが無ければ、日本の闇を知る事は出来なかった。
俺はちんパンを噛み締めながら、絶対にこの闇を暴く!!と、決心した。

そんなこんなで、普段は山崎パンしか食べない私は「真実のパン」を知る事に成功した。
余談だが、山崎パンでは10代の頃にバイトをしていた。
つまり私はパンのプロだ。

ある夏の日、とある山パン工場。
パートマダムのボス(T橋)に、食堂で毎日同じメニュー(うどん)を食べている事を笑われた私は、つい口が滑り
「黙れ、クソバ◯ア」
と、言ってしまった。
当時の私はゴリゴリのパンクス。
山パンで働いた理由は金髪でもOKだったからである。

そして、次の日からマダム軍団の壮絶な無視が始まった。
まるで、そこに私が存在していないかのような徹底的な無視。
本当の孤独は集団の中の孤独。
ダルすぎる展開に疲れた私は、昼休みにうどんを食い、そのまま帰宅した。
いわゆる「飛んだ」というやつだ。

今ならわかる。
あれは、いつも一人でハードコアパンクを聴きながら飯を食っていた金髪野郎への、マダムなりの優しい声掛けだったのだ。
コミュニケーションだったのだ。
私が悪かった。

世の中には絶対に怒らせてはいけない人達がいる。
目には目を、ザコは無視で排除。
それが工場内最凶、パートマダムの鉄の掟。

飛んだパンクスにもキッチリと給料を支払ってくれた山崎パンは、本当に誠実な企業だと思う。

あの日から日々、懺悔のつもりで山崎パンを食べている。
T橋さん、俺、ちゃんと罰を受けてるよ。
人生で。
旧碓氷峠遊覧歩道

真実のパンを食べた後は、イマジニストも行った見晴台へ向かう。
こう書いているとイマジニストのファンのようだが、私が好きなのはジョージ・ハリスンだ。
イマジニストは教科書にも載るような偉人だが、少し調べればとんでもない奴だとわかる。
いつの時代も、スタジオに彼女を連れてくる奴はクズであり、それがトリガーとなり、バンドは崩壊する。
一歩引いた立ち位置で刺激と調和をもたらしたジョージこそ、私の目指す大人像なのである。

なんと!自転車通行止めである。
近くに自転車ラックがあったのでデポして歩いて向かう。
すると、遊歩道を発見した。

道路をそのまま歩いて行く予定だったが、これも何かの縁だろう。
私は遊歩道を歩き始めた。
正式名称は「旧碓氷峠遊覧歩道」と言うらしい。
歩き始めて驚く…!!

そこは軽井沢の中で最も紅葉が美しい場所(当社調べ)だったのである…!!
やや風が強かったこの日、森は大きく、ゆっくりと揺れていた。
その度にパラパラと赤と黄色の葉が降ってくる。


そうか、本当の紅葉は降るのか。
たまたま入った遊歩道で、私は「真実の紅葉」を知った。

どうやらこの遊歩道は見晴台へ続いているらしい。

「歩き旅」である、ロングトレイルブームの昨今。
長距離移動や海外に目を向ける人は多いと思う。
こんな誰も注目しない短い遊歩道を歩く人はどれだけいるのだろう。

平日とはいえ、紅葉真っ盛りの軽井沢である。
誰かいてもよさそうだが、本当に誰もいない。
ちょと怖いくらいだ。


いや、例の熊のアレでホントに怖いんですけど…!!
そんな恐怖も美しい紅葉がマイルドにしてくれる。
そう言えば秋に来た事は無かったな。


遊歩道は少しずつ標高を上げ、葉の落ちた木々が目立ち始める。

すぐ近くには一般道もあり、危険箇所は無い。
普段山歩きに慣れていない人を連れて来ても大丈夫だろう。

想像よりもしっかり歩かされて(約3km)人が多くなってきたらゴール。
この遊歩道は静かで本当にオススメ。
誰も知らない「真実の遊歩道」を見つけて大満足である。
碓氷峠見晴台

遊覧歩道入り口から約60分で見晴台へ到着。
ここからは妙義山はもちろん、浅間山、八ヶ岳、北アルプスまで見える。



快晴のこの日は、素晴らしい景色を堪能できた。
超一級品の展望台には熟年カップルが多かった。
平日だ、そうだ、みんな不倫しているのである。

またか、またセックスか。
私はセックスピストルズ以外のセックスを認めていない。
動物だ。
人間は所詮、ケダモノだ。

ふと目をやると石碑に文字が刻まれていた。

「山深水寒」
山は深く、水は寒い。
あたりめぇだバカ野郎!!
心の中のパンクスが吠える。

だが、筆者の名前を見て震えた。
「鈴木大拙」である。
禅の伝道師として欧米に渡り、イマジニストはもちろん、スティーブ・ジョブズにも影響を与えたZENムーブメントのレジェンドである。

山は深く、水は寒い。
目の前の事に、目を向けなさい。

そんなメッセージを感じた私は、もう一度、曇りなき目で熟年不倫カップルを凝視した。
そうか、愛だ。
どんな形であれ、愛は愛なんだ。
イマジニストはヨーコの他に「妻公認の愛人」がいた。
それを望んだのはヨーコだった。

イマジニストは「LOVE」で唄う。
「愛は自由。自由は愛。」と。
いや、全然わかんねー!!笑
「真実の愛」を見つけたが、理解できなかった私は次の真実を探す。


それはすぐ近くにあった。

熊野皇大神社と書いてある。


行ってみて驚いた。
間違いない!ここは…!!


課金エンタメ系神社だ…!!

お参り、おみくじ、グッズ。
とにかく課金コンテンツが多いのだ。
儲けようとしているのだ。

私はこういう商売っ気がある神社が大好きだ。
金と神は表裏一体。
金という鏡に映るアナタを、神は見ているのだ。
金の前だと本性出るもんなぁ。


キラーコンテンツであるペットウェルカムなスタイルも最高。

かわいいワンちゃんが次から次へとバンバンやって来る。
ユーザーを楽しませ、その対価に金銭を得る!!
これだ、これが「真実の商売」だ…!!
資本主義の勝者たれ!!


私もグッドデザインのステッカーを購入し、おみくじを引き、大吉でホクホク。
気がつけば数千円を使っていた。
ここの宮司は経営者として超やり手である。

アウトドアブランドも儲かってデカくなると文句を言う人がいる。
でもね、金があるからできる物作りもあるんやで…。
私は尊敬の念を抱きながら「真実の神社」を後にした。
愛宕山
旧軽井沢の銀座通りへ戻ると、街の様子が一変していた。
観光客で溢れ返っていたのである。


メインは外国人、若者におじいちゃん&おばあちゃん
さらに、今にもおっぱじまりそうな中年不倫カッ…もういいだろう。
Googleマップを開いて周辺の渋い観光スポットを探す。

すると「オルガンロック」と言う奇石スポットを発見した。
観光エリアからも外れ、少し山の中にあるらしい。
私のアンテナが激しく反応したので行ってみる事にした。

別荘地のめちゃくちゃな激坂を登る。
最近見たYouTubeで、定年後に別荘を買った人の動画があった。
後悔していることのNo. 1が
「もっと若い時に買っておけばよかった」
だそうだ。

二拠点生活の楽しさはもちろんだが、別荘のメンテナンス等で体力を使うという反省点だった。
確かに山中にあることが多い別荘は、何をするにも体力がいるだろう。
そもそも車が運転できなければ行くことも、買い出しもままならない。
こんな激坂の別荘地では老後に訪れるのは大変だと思う。
別荘が欲しい人は今すぐ買いましょう!!

Googleマップにナビをしてもらっていたが、どうも様子がおかしい。
気がつけば山中に迷い込んでいた。
なかなか良いグラベルである。
違う、そうじゃない。
俺はオルガンロックが見たいんだ。

ちゃんとした地図アプリを起動し、現在地を確認する。
どうやら目的地の近くにある愛宕山に迷い込んだようだ。
どうせならと山頂まで行ってみる事にした。

別荘地の入り口からここまで、出会った人はゼロ。
風もビュービュー吹いてるし、熊注意の看板も出てるし、なんか怖い…。

熊鈴を鳴らしながら進むが、熊対策は何が正解かわからない。
みんな言うこと違うんだもんなぁ。

遠くに浅間山が見える。
数年前、弟がとんでもない軽装で厳冬期の浅間山に登り、厳しく叱った事があった。
そんな弟も夫となり、新しい生活を始めている。

弟よ、お兄ちゃんは今、最高に舐めた格好で山中をさまよっているよ。
一番山を舐めてたのは俺だった。

まさか今日、こんな険しいとこ来ると思ってなかった。


愛宕山の山頂には小さな神社が。
三笠成田山神社と書いてあった。

調べたが、千葉の成田山とは関係なさそうである。
詳しい事がわかる人がいたら教えて下さい笑

神社からは浅間山が正面に見える。
山岳信仰はもちろんだが、街を見守る意味も込めて、神社は高台に建っていると聞いた事がある。
ここもそんな理由で建てられたのだろうか。

人が来なすぎて道が荒れてるのが泣かせます。
で、目的地のオルガンロックはどこ!?


たまたま謎の看板を見つけたので、すぐに地図で確認。
それはオルガンロックがある愛宕神社に続く道だった。

サラッと書いているが、結構な時間山中を彷徨ってたんすよね…。
物音がするたびにビクッとしながら笑
この道見つけた時は嬉しかったなー。
一人OMM。

この道を歩く人は少ないのか、道も荒れ放題。
でも、これが俺が探してた軽井沢なんだ!!
そして、それは突然やってきた。

ふと見上げた先に岩壁が!!
これだ!!これがオルガンロックだ!!

大したことねぇな!!笑
いや、そんな事はどうだっていい。

遠い地からやって来た外国人達は、この岩を見てパイプオルガンに似ていると感じたのだ。
故郷の教会にあったパイプオルガンを遠く離れた島国で見つけ、ふらりと訪れては故郷を懐かしんだのだ。
ママとパパを思い出して泣いたのだ。


人類は生きた証を残したいから、岩に絵を描き、名を刻んだ。
時代は変わっても岩は変わらない。
軽井沢の歴史とドラマを感じながら僕は思った。

ここは来なくてもよかった。
(一回は見て欲しいです笑)

「真実の岩」を見た私はお腹いっぱい。
腹も減ったし、アウトレットでも行こうと軽井沢駅方面に向かった。
峠のおぎのや

駅に向かう途中で見つけたのは、超一等地に建つ
パタゴニア軽井沢店!!

パタはん!!儲かってまんなぁ!!
三度の飯よりパタが好きな私は迷わず入店。
広い店内にはアウトレット商品もあって充実していた。
お店の内装もカッコよかった!!
半袖、短パン、ビーサンのスタッフさんがいて震えた!!11月!!

その後はアウトレットをチラ見。
うん、買うもんない。知ってた。
日が暮れる前に碓氷峠を抜けたいので帰宅する事に。
ここまで来たら帰りも下道で帰っちゃおう。
そうだ、ついでに…。

泣く子ももっと泣く、超定番駅弁!!
峠の釜飯である!!


バイカー時代もここはスルーしていたので初訪問。
中は売店やイートインスペースもあって充実している。

拓海!!拓海やないか!!
そう、頭文字Dの読者ならピンと来ただろう。
碓氷峠は頭文字Dの聖地でもあるのだ!!

作中キャラの中でも印象深い、女性ドライバー達との対決が描かれた碓氷峠。
しげの秀一が描く女性は、童貞の妄想から飛び出た感じでマジでキツい…
じゃなくて魅力的だ。
私はバリバリ伝説の方が好きなのでスルー。

赤福ライクな力餅と珍しい七味を購入。

こちらの七味、山椒が効いて独特な風味!良い!!
麺類によく合うのでお好きな方は是非。
ここでのみ販売されているらしい?どうだったかな笑

そして本丸の峠の釜飯!!
今、1,400円すんの!?
たっけぇ!!

うっめぇ!!
なんと、こちらの本店で買うと出来たてホカホカの釜飯が食べれるのだ。
帰宅してから食べるつもりだったが、我慢できずに車中食。
大トリで何を食うかで、そいつの釜飯に対するスタイルが出る。

俺は椎茸だ!!
俺も大人になったよ。
今まで俺に出会ってくれた全ての人に、物に、椎茸に、ありがとう。

崎陽軒のシウマイ弁当にも入っているが、あんずはデザートなので別にしておく。
大切な物をちゃんと守ってやれよ。

そう、あんずは創業140年の荻野屋から、今を生きる僕達へのメッセージだ。
崎陽軒はしっとり系、峠の釜飯はシャキシャキ系!!旨い!!

釜飯の容器は益子焼の土鍋、一合の米が炊けるらしい。
(強火だと割れるらしい)
UL全盛の今、コイツを登山に持って行けば友達がいなくなるのは間違いなし!

漬物が入っていたケースは毛鉤を入れるのにピッタリ!!
玄人感が出て、釣れなくても悦に浸れるぞ!!

小物入れとしてもオシャレすぎるので1,400円は破格。
こういうのを旅の思い出として部屋に飾れる自分でありたい。
やはり面白いモノはSNSよりも現場に転がっている。
釜飯ファンと頭文字Dファンは絶対に本店行って下さい!!


オシャレな場所には一つも行ってない。
だが、私なりの「真実の軽井沢」を見つける事ができた。
もうすぐ道も凍結するし、行くなら早めがいいでしょう。
アナタも自分だけの軽井沢スポットを見つけてみてはいかがでしょうか?
オススメがありましたら情報下さい!!
押忍です!!
