アナタは山を35km走ったことがありますか?私はありません。じゃあやってみようじゃないの。そんなこんなで走ってきました。日光国立公園マウンテンランニング大会!!今回はコータロー編!!(文・コータロー)
日光国立公園マウンテンランニング大会
例年ならこの時期はOMM本戦に出場するのだが、少し変化が欲しかったので今年はトレラン大会に出る事にした。
その名も
「日光国立公園マウンテンランニング大会」
世界遺産である日光東照宮を起点に開催されるトレランレースだ。
我々が出場したのは約35kmで累積標高が約2400mの「ミドル」カテゴリー。
ロードでも35kmなんて走った事が無い。
トレランレースは累積標高が2000mをこえると「キツイ」と言われているそうだ。
それなりには練習はしたが、足りているとも思えない。
不安を抱えながら大会当日を迎えた。
出発はAM1:30
前日は仕事だったので2時間しか寝れなかったが、元気な私です。
まずはギアループ仲間のカエデちゃんをピックアップ。
その後、スリーピークス八ヶ岳を一緒に走った玉田をピックアップ。
小さなバンに人と荷物をパンパンに詰め込んでいざ日光へ。

不慮の事故で鹿を轢いた経験があるカエデちゃん。
「ここ…鹿が出そう…」
「そこ!!鹿注意の看板ありますよ…!!」
「看板の場所は…鹿との事故があった所なんです…!!」
「あぁ!!また看板が!!」
へずまりゅうも知らない鹿情報を聞きながら会場に到着。

駐車場でアツシオガワと合流。
まずはシャトルバスでスタート地点の東照宮へ移動する。


会場は予想よりも寒くなかった。
FLOATのタカハシ君と合流。

ここで早速、トラブル発生。
荷物を預ける場所がわからない…!!
広い東照宮を右往左往しながら探す。

スタート地点にはすでにランナーがいっぱい。
我々が荷物を預けると同時にミドルがスタート。

完全に出遅れた!!
まぁ何とかなるでしょう!!

いざ、35kmの旅へスタート!!
スタート

アツシ、カエデ、タカハシのガチ勢グループはあっという間に見えなくなった。
私と玉田は毎度お馴染み、楽しもう勢である。


「紅葉綺麗だねぇ〜」
「登りは疲れるから歩こうぜ!」
「屁だと思ったらちょっと出ちゃったかも…」
と、オシャレな会話を楽しみながら、写真を撮りつつマイペースで進んだ。

しばらく進むとオフグリもビックリの大行列!!
どうやらこの先の急登で渋滞が起きているようだ。

しっかり汗冷えする程度には待たされ、急登を登る。

登りきり、尾根道に出た途端に強風が…!!寒い…!!
汗冷えした体に冷たい風がバンバン当たって寒いのなんの。
体温を上げようと急いで先を進む。

稜線に出ると白いながらも、なかなかの絶景。
思わずみんな立ち止まって写真を撮っていた。
何を隠そう、この日の日光は雨予報。

玉田は走るレースは全て雨という
「稀代の雨男」である。
毎度、毎度、貴様のせいで…!!
少しパラつく場面はあったが、霧雨程度で済んでいるのは不幸中の幸い。
しっとり濡れたトレイルを気持ちの良いペースで下って行く。

登りは歩き、フラット&下りは走り。
これをするだけでも着実に順位は上がる。
マイナスからのスタートだった我々だが、気がつけば着実に順位を上げていた。
第一エイド

下った先にあったのは渡渉ゾーン!!
ビニール袋を履いて靴を濡らさないようにしている人達がいた。
そんな裏ワザがあるのね…。
男塾出身の我々は直進行軍で一気に通過。
クソ冷たかったです…。

その後は走りやすいトレイルを気持ち良いペースで進む。
ここで最初のエイドに到着!

色々な物が置いてあったが、一番嬉しかったのは「暖かい麦茶」である。
冷え切った身体に流し込むと、麦茶が今どこを流れているのか手に取るようにわかった。
いつも思うが、ボランティアの皆さんは本当に優しい。

クソ寒い中、選手を待っていてくれるボランティアなくしてトレランレースは成り立たない。


エイドで元気になったので出発!!
ロード区間を挟みながらゆっくりペースで進む。
相変わらず紅葉は綺麗!!
紅葉時期に日光が大渋滞するのも納得である。

その後はエグい登りが延々と続く。
キツくてうなだれる選手も出てきた。
我々はスローペースながら、立ち止まることなく通過。
速くはないけど強くはあるのがコー玉コンビ。


抜けた先は美しい稜線。
晴れていれば、さぞ絶景だったろうな…。
そんな事を思いながら幻想的な風景の中を進む。
ダメ。絶対。

下り基調のトレイルで思わずペースも上がる。
だが、どうも後ろを走る玉田の様子がおかしい。
いつもなら私を鼓舞するようにガンガン先を走るはずだ。

後ろを振り返ると目が座っている…ボーッとしている…。
「ロキソニン飲みすぎた…」
膝を痛めている玉田はレース中にロキソニンを服用。
だが、用法容量を間違えてダウナー状態になっていたのだ…!!
(良い子の皆さんは用法容量を守りましょう)

トー横キッズもビックリなアクシデントに戸惑いつつ、玉田は何とか回復。
レース後、彼は
「足がオイルの中に沈んでいるようだった」
という迷言を残す。
薬の濫用、ダメ。絶対。
地獄階段
背の低い木が密集するトレイルを通過すると、遠くから法螺貝の音が聞こえる…。
幻聴か…?

なんと、エイドで山伏の人達が激励の気持ちを込めて吹いていたのだ。

このエイドで面白かったのは湯葉があったこと。
エイドにはご当地モノも多いので、ありがたく頂戴する。

わさび醤油味でサッパリしていて美味い!
意外とスポーツに湯葉は合うかもしれない。

そして、今大会のハイライトである1445段の階段が出現!!
トイレに寄ってから、いざ出陣!!
壁のような天空の階段を前に武者震いで残尿が飛び出る!!
なんせ約240mを一気に登るのだ!!

この時、スタッフの人達の
「12時に関門だから〜」という会話が聞こえた。

関門?ああ、ウルトラ(75km)の人達か。
ウルトラの人達はクソ寒い真夜中スタート、リタイアする人も多いので関門があるのだろう。

1445段の階段は最初こそ良いペースで進めたが、中盤以降は傾斜がキツくなる。
みんなヘロヘロになりながら登っていた。

我々も何とか立ち止まる事なく最上階へ。

そこから見えた雲海は絶景そのものであった。
だが、まだまだ登るのが日光マウンテンランニング!!

階段の先にある山の頂上まで行かなければならないのだ。
山頂で小さく動くランナー達を見ながらゲンナリする。

もはやトレランではなく縦走登山である。
フラフラと登り、なんとか頂上へ。
頂上の衝撃


頂上からは階段から見た景色を超える絶景が待っていた。

ヤバすぎる景色に玉田が
「すいません!写真お願いします!」
と、スタッフさんにお願いする。

撮影後に
「関門迫ってるよ!!急いでね!!」
と、言われる。
ここで私は全てを理解した。
ミドルにも!!
関門があるのだ…!!

てっきり15時までにゴールすれば良いと思っていたが、途中の関門も設定されていたのである!!
残り時間は25分。
落ち着け、下のエイドからここまで30分程度で登って来たのである。
どう考えても間に合うだろう。
我々は少し急いだペースで下り始めた。

予想通り、しばらくすると下のエイドが見えて来た。
あと10分程度で下りきるだろう。
だが、雲行きが怪しくなる。
一直線に下るのではなく、登り返しがあったり横移動が長かったりと、いつまで経っても下に着かない。
あれよあれよと時間は無くなり
「あと3分!!」
と、スタッフの叫び声が聞こえる。
まだ着かないの!?
やっとの思いで舗装路に出たのは残り20秒の時点。
で、どこまで行けばOKなの?
スタッフさんが指さしたのは50m以上離れた場所にある第3エイド!!
遠いな!!笑
坂の斜面をダッシュで向かう!!

「はい!ここまでー!!!!」
なんと、関門の10メートル手前で失格となってしまった…。
時間にしたら5秒程度だろう。
しばらくは2人とも放心状態。
え?終わり?
とりあえず近くのベンチに座り込む。
俺たちの日光

運営はちゃんと説明している。何も悪く無い。
完全に我々の下調べ不足である。
ちゃんと定刻でスタートしていれば。
あそこで歩いていなければ。
あそこで写真撮っていなければ。

タラレバを言い出したらキリがない。
関門アウト組の中には運営に対する愚痴を呟いている人もいたが、それは違う。
私は仕事でも何でも、結果が出ないのは基本的に「準備不足」だと思っている。

ルールをよく読むのも準備。
練習して走力を上げるのも準備。
やる気になるのも技術のうち。
じゃなくて準備のうち。

自分で自分の準備を万全にし、それでも結果が出るかはわからない。
それが自然相手のトレイルランニングだ。

その後、関門アウト組は回収バスに乗ってスタート地点へ戻る事に。
だが、人数が多く一台では乗り切らなかった。
何なら次の便でも乗れなそうだ。
めちゃくちゃ寒い中を長時間待つ事になり、まぁまぁ過酷。
寒いのはもちろんだが、頭のモヤモヤもスッキリしない。

思わず私は
「走って帰ろう」
と、玉田に提案していた。
そう、まだ20kmしか走っていない。
体力的にはまだまだ動けるのである。

ここからは俺たちの日光マウンテンランニング大会を作ろう!!
無茶な提案ににも関わらず、私の気持ちを汲み、玉田は快諾してくれた。
スタート地点の東照宮までは約11km。

小雨が降る中、下りの舗装路をザクザクと進む。
「いま3km!!」
1kmごとに走った距離をカウントする玉田。

「車来まーす!」
後方から来た車への注意を促す私。
それ以外の会話は無く、紅葉真っ盛りの下り坂に足音だけが響く。

走る瞑想のような時間は、気持ちを整理するには必要だったと思う。
俺たち、もう終わっちゃたのかな?
バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ。
映画の名シーンが頭の中でリフレインする。

学生時代も20代も30代も、キツイ時はいつだって玉田と乗り越えてきた。
次はきっとゴールできる。
今日は紅葉を見に来ただけなんだ。

なんとかスタート地点の東照宮に到着!!
結局、全部で30km弱は走ったのかな?
足はまだまだ元気で、自分の可能性を知る事はできた。
アツシ、カエデ、タカハシ組はどうなったか?
それはアツシオガワが記事にしてくれるそうなので、のんびり待っていて下さい笑

レース後はみんなで日帰り温泉に行き、ご飯を食べてプチ打ち上げ。
みんなそれぞれ今回の感想を言っていたが、天候含めてタフなレースだったと思う。

私は、今回の関門アウトで少しだけ心に熱いものが芽生えた。
もう少し頑張ってみたいと思ったのである。
それは玉田も同じだった。
高い場所からしか見えない景色があるのは、山好きなら知っているはずだ。
こんな気持ちが自分に残っていたのが、少しだけ嬉しかった。

男性のマッチョイズムが否定される時代にあえて問う。
男の中の男になるには?
私は勝った回数よりも負けた回数。
そこから立ち上がった回数だと思っている。
「天才」と呼ばれる人ほど立ち上がるスピードは速い。

自分に勝てるのは自分しかいないんだ…!!
俺達は少年ジャンプ黄金世代!!
友情!!努力!!勝利!!
珍遊記はバイブル!!
電影少女はおっぱっぴー!!

帰り道、そんな事を考えながら運転していると心の炎が燃え上がり、目頭が熱くなった。
そうだ!やるしかない!!
俺は、やる!!
来週は箱根にニジマスを釣りに行く!!
押忍!!
今回のレースで良かったモノ
ウェアは古着ばかりなので特に話す事はないです。
機能よりも好きなモノを選びましたが、豪傑なので問題ありませんでした。
道具にどうこう言ってるうちは豪傑にはなれません。
そこで、今回は補給関係の話をしたいと思います。
まず、レース前の一週間はカフェインを抜きました。
効果は素人すぎてわかりませんでした。
効果あったのかな?笑
ZEN NUTRITION / トラ

レース直前にはZENのトラを服用。
個人的にZENは効果を感じているので大好きです。

今回も最後までバテなかったのはZEN / トラのおかげだと思っています。

レース中には玉田がくれたコレを飲みました。
ZENも含めて、個人的にコレ系は都市伝説かスピリチュアルの一種と思ってるんですが
疲れが残らなかったのでやはり効果があるのかも。
皆さんはどう思います?笑
Mag-on / Lemon Flavor

ジェルは安定のマグオン。
濃いジェルなので好みが分かれそうですが、味が好きなので美味しく頂いてます。
今回は1時間ごとに1個を確実に補給しました。
空腹感も胃もたれも特になし、基本的に足攣りしない人なのでマグネシウムの効果はわかりませんでした。
POW BAR

POW BARも味が好きなので装備しました。
特にこの「ソルトピーナッツバター&チョコレートチップ」はめちゃくちゃ美味しかったです。
絶対に食べてみて欲しいです。
しっとりした食感はレース中のご褒美にピッタリ。

後半が腹減りそうだったので2本残していましたが、食べる機会がありませんでした笑
POW BARはホントに何食べてもハズレが無いので大好きです。
ガッツギア(サイダー味)

デブなのでゼリー飲料が大好物。
サイダーは水と同じ。
そんな私の為に作られたようなガッツギア、サイダー味でございます。
デカい、安い、うまい。
シリアスランナーは敬遠すると思いますが、小腹も満たされて満足度が高かったです。
BlackDiamond / Distance 8

直前にロストアローのアウトレットで購入しました。
サイズはLですが写真を見返すとMでも良かったかも。
もう少し荷重が上になった方がいいと思います。

とは言え、走っていて違和感はゼロ。
ポケット類も使いやすく、不満はありませんでした。
BDの純正ソフトフラスクは売り切れていたので中華製のモノを購入。
コチラも特に不満はありませんでした。
以上でございます。
押忍!!
