OMM BIKE 2024!!念願の初出場!!しかし初日は雨!!キラキラしたイメージとは真逆の泥試合!!BBGらしい展開になりました!!まずはDAY1の模様をお届けします!!(文・コータロー)

前日受付へ

土日に開催されるOMM LITE / BIKEは

前日の金曜日から受付可能だ。

バタバタするのも嫌なので、私は金曜から現地に向かうことにした。

SUZUKI/スペーシア ギア

珍しくレンタカーを借りて遠征。

運転は久しぶりである。

家から白馬まで約300km。

ナビによると約5時間で着くそうだ。

最近の軽は広いですね…。

自転車の前輪を外さなくても積めたんですが

後方の視認性が悪かったのでバラしました。

慣れない運転でヒヤヒヤしながら白馬に向かう。

みんなスピード出し過ぎ。

車間距離も詰め過ぎなんだわ。

その2つを気をつければ事故は減るんだわ。

と、双葉SAの小松菜奈が申しております。

諏訪SAでは七夕の願い事が貼ってありました。

44才プリキュア候補生の切な願いに涙。

途中で安曇野のLEISURES(レジャーズ)さんにも寄りました。

店主の桜井くんの趣味全開の素敵なお店。

近くにあったら毎週通っちゃうなー。

訪問の模様は記事にしますので、しばしお待ちを。

アウトドアギアジンさんもちょうど取材に来ていてびっくり。

ブログ界隈の話ができて面白かったです。

その後はナビの意地悪でクソみたいな山道を走らされたものの、何とか到着。

おかげで釣れそうなポイントを発見したけど、まぁ疲れた。

結局、今回は疲れて果てて釣りはできなかった。

それどころじゃ無かったっす笑

会場は白馬岩岳マウンテンリゾート。

冬はスキー場、夏はMTBのダウンヒルコース。

周辺には民宿やバンガローも多いので、そこに泊まる人も多かったみたい。

DJブースがあるのもOMMの定番。

電子音が流れて、いささかウェイな雰囲気になるのも見慣れた景色。

私みたいな、ぼっち・ざ・陰キャも多いから安心してエントリーしてね。

コチラは飲食&メーカー出店ブース。

色々なメーカーや大手代理店が出店していました。

FLOATの高橋くんがいたのでご挨拶。

先日、川に流されたモデルを再購入。

今度こそ落とさないぞ笑

こちらは開放的なテントサイト。

水場とトイレが近くて快適そう。

前日でも、いい場所は結構埋まっている感じでした。

今回、我々は駐車場併設のオートキャンプサイトを借りました。

これが大正解。

車を宿にしてリビングスペースを作れるので、本当に快適でした。

同じく前日入りしたマツモト軍曹と合流。

ベースキャンプを設営して明日の作戦会議。

本戦と大きく違うのが、前日に地図が配布される事なんです。

スタート直前に地図が配布される本戦と違い、作戦を練る時間があるのです。

もう一つの違いは

DAY1もDAY2も同じ地図なんです。

ポイントがある場所も同じ。

ただ、同じポイントでもDAY1とDAY2では配点が違います。

DAY1では50ポイントだった場所がDAY2では10ポイントなんて事も。

正の字で書くの渋い

だもんで、DAY1とDAY2の配点は自分で書き込む必要があります。

2色ペン必須。

エリアはザックリと南側の「街エリア」と

(言うても坂とかめちゃくちゃある)

北側、等高線詰まり気味な

「山エリア」に分かれています。

強いサイクリストなら縦横無尽に走り回ると思いますが

我々のような一般おじさんサイクリストは

南か北かで、エリアを絞ってポイントを取りに行く事になるかと思います。

夜になると雨がパラつき始める。

予報では明日のスタートまでには止むそうだ。

雨音を聴きながらリラックスした時間を過ごした。

余談だけど軍曹が持ってきたmakitaのライトがめちゃくちゃ明るかった。

ライトセーバーみたいでカッコいいしオススメ。


天候の回復を祈り、この日は23時頃に就寝。

DAY1

土砂降りじゃないか…!!!!

爽やかな朝を想像していたが、そこは地獄絵図だった。

雨はもちろん、風もハンパじゃない。

タープは煽られ、ペグは抜けた。

オートキャンサイトはペグ効かない

雨の中、ペグを打ち直す最高の朝。

ポンチョ持って来て大正解。

ある意味、今回のベストギア。

スタート10時なのに5時に起きちゃう初老ムーブ。

ホント、やること無くてですね笑

軍曹が淹れてくれたコーヒーを飲みながら

「若旦那のコーヒー狂いは異常」

と、悪口を言って眠気を覚ます。

朝飯を食べてもまだまだ時間は余ってます。

本戦はスタートも早いから、不思議な感じ。

こんなのんびりスタートもいいですね。

豪雨の中、フジタ氏が到着。

今回は管理人、軍曹、フジタ氏の3名で戦います。

ちなみに1チーム、MAXで5名まで参戦可能です。

自転車紹介

それでは今回の使用車種の紹介です。

JONES BIKES / 29 Spaceframe

私は前回の記事でも紹介した、29インチのシングルMTB。

10年ほど前のモデルなので規格も古いんですが、乗って楽しい自転車です。

結論から言うとシングルでも意外とイケました。

軍曹は29インチのフルリジッドMTB

KONA / UNIT X

自転車好きから評価が高い&コスパが異常に高いKONAのベストセラー。

今回のOMMにはかなり合っているバイクだと感じました。

フジタ氏は26インチ&カンチブレーキの長距離旅行用自転車

SURLY / Long Haul Tracker

これはDAY2スタート前の写真なんですが、DAY1は後ろにキャリアとカゴも付いてました。

買い物ついでにOMMに来ました感が凄かったです笑


車体に統一感が無いチームの結果やいかに!?

DAY1スタート

スタート地点へ向かうと、レインウェアを着た選手達でごった返していた。

予報だと、しばらく雨は止まなそう。

ゲレンデ上部に霧がかかり、何とも不穏なスタート。

しかし、会場では爆音テクノ&MCの盛り上げで、雨の中でもみんなハイテンション。

「OMM!!OMM!!」

MCが煽ると、会場のみんなも

「OMM!!OMM!!」と、叫ぶ。

常に日陰を歩いてきた管理人にはウェイすぎる状況。

…ボキには…無理だ…!!

来世は

一緒に盛り上がれる人に

私はなりたい。

写真を撮るなどして茶を濁す。

ポンチョ&短パン&サンダル

なぜか中南米スタイルになってしまった管理人。

見た目はともかく、この格好は正解だったと思います。

さぁ!!小雨がパラつく中、OMM BIKEスタート!!

田んぼ

まずはスタート近くのCK(10)を取りに行く。

最初の1ポイントはとても大事。

ここを落とすと、なんかリズム狂うんですよね。

スタート時は人が群がり、それにつられて流される事も多い。

我々はその群れから離れ、軍曹の冷静なナビゲーションでポイントを発見。

周りもまだ気が付いていないようだ。

トレイルはご覧の通り、ドロドロの「田んぼ」状態。

下半身はあっという間に泥だらけになった。

続いてはBK(10)を取りに行く。

雨は降ったり止んだりの状況が続いた。

晴れそうだけど、なかなか晴れない。

白馬村の標高は山と言っていいレベル(約700m)なので仕方なし。

サクッとポイントをゲット。

今回、平地の配点はほとんど10ポイント。

取れそうなポイントをサクサクと繋げていく。

軍曹のナビゲーションスキルがハンパじゃ無い。

狙った獲物は逃さない。

2日間通して、狙ったポイントは全て見つけていた。

これはなかなか凄い事なのである。

…その時!!!!!!

フジタ氏ーーーーー!!!!

なんでもないカーブで転倒したフジタ氏!!

何が起きたんだ!?

すかさず私が声を掛ける!!

「そのまま!!動かないで!!」

写真を撮るまでは動かない。

それがBBGスタイル。

そこに「大丈夫?」は無い。

タイミング良く、墓標のような場所にポイントがあった。

転倒記念碑である。

車体のチェックをするフジタ氏。

地図しか見てない軍曹。

いいネタが撮れて満足そうな管理人。

ショートカットだ!!

担ぎながら薮に突っ込む管理人。

ぬるぬる斜面は滑る滑る。

泥の上ではメガグリップもゼログリップ。

履き込んでソールが減ったBEDROCKサンダルでは厳しい場面も多かった。

CJ(50)をゲット。

ゲットって死語?大丈夫?

次のポイントに向かう軍曹。

ブルドーザーのようにタフな男である。

今回、後ろ姿の写真が多いのは、私が追いつけなかったからである。

この辺りは路面状況が悪すぎて、ほとんど乗れなかった。

途中でチェーンが切れた人がいたり、他チームも苦戦していた。

私が想像していたOMM BIKEはもっと明るくて爽やかだったはずだ。

なぜ…こんなにジメジメドロドロしているのだ…!!

やっとこさ舗装路に出る。

タイヤに付いた泥を飛ばしながら走る。

雨のOMMは泥よけ必須である。

そしてまた泥の世界へ。

序盤はずっとこんな感じだった気がする。

川に入ってキャッキャしてる写真が撮りたかった。

そんな世界はここには無かった。

先ほどの転倒でディレイラー(変速機)が少し曲がってしまったフジタ氏。

車体に大きなダメージが無くて良かった…(本人談)

長袖長ズボンで本当に良かった…(本人談)

マッド沼ックス、イカれたデスロードを制してCH(40)ゲット!!

頑張りました。

雨上がる

デスロードを抜けると雨は上がっていた。

各メンバー、シェルやポンチョを脱ぐ。

やっと俺達の爽やかOMMが始まるぞ!!

しかし、この場所は蚊のテーマパークであった。

立ち止まると10匹は群がってくる(ホント)

雨か汗かわからないビショビショの体、ドロドロの足で逃げるように漕ぎ出した。

4カ所ほど刺された足を掻きながら、雨上がりの白馬村を進む。

ガスが晴れると、突然ドカンと大きな山が見える。

ロケーションは最高なのだ。

見えないだけで笑

基本的に平坦な場所はほとんどない。

ここも実は上り坂である。

緩くて長い坂をダラダラと登って行く。

次のポイントDH(40)への入り口を探す。

どうやらゲレンデの途中にあるようだ。

ここも、乗車できる場所では無かった。

汗だくになりながら押し歩く。

私の感覚だと、DAY1の乗車率は40%。

あとはずーーーっと押し歩いていた気がする。

これでは「OMM 荷物」である。

ゲレンデの中腹にポイントはあった。

皆、心なしかグッタリしている。

DH(40)ゲットである。

過酷ではあるが、ここまでいいペースでポイントを取っている。

次に狙うのはDK(50)

ゲレンデの最上部にあるようだ。

絶景を背に、急斜面を押し歩く。

上昇する気温、焦げるような日差し。

天空の草原、瀕死のおじさん。

僕が倒れたら、鳥葬にしておくれ。

鳥達の血肉となり、空を飛ぶんだ。

26インチ。ダメ。絶対。

暑さと疲労で頭がおかしくなっていると

池がある不思議な場所に出た。

どうやらゴンドラの駅みたいだ。

なんと!!自販機があるではないか!!

地獄に仏ならぬ、地獄に自販。

OMM BIKEは買い食い自由。

ありがたく頂きまっす!!

はぅあ!!

自販機前に響く野太い声!!

なんだなんだ!!

管理人は疲労のあまり指先が痙攣していた。

ライク・ア・おじいちゃん。

ドブに金を落として悲しみジョニー。

友情、努力、勝利で金を回収。

失った汗と涙をポカリで補給。

他チームも自販機を見つけて続々と集まってくる。

山側のエリアは自販機が少ないので貴重なチルスポットだった。

汚れた自転車は本当にカッコいい。

泥化粧した愛車にハァハァしながら写真を撮る。

山道具も使い込んだ物はカッコいいですよね。

しばしの休憩でリフレッシュしたチームおじ。

次のポイントDK(50)に向かう。

この時、もう地獄のファンファーレは鳴っていたのだ。

写真だと斜度が伝わらない

とんでもない斜度のゲレンデを頂上に向かって歩いて行く。

一見すると歩きやすそうな芝生。

だが、芝の背が高く、ぬかるんでいて足を取られる。

おかしい…。

中日の吉見を彷彿させる精密ナビコントロールをしていた軍曹に異変が…!!

探せど探せど、ポイントへの入り口が見つからないのである。

頑張って登った激坂を戻ったり…。

登り返してみたり…。

どうやら、一本横の道を探っていたようだ。

なんとか発見した道を登っていく。

すると、キャタピラ跡が刻まれた粘土質の作業道が現れた。

ここが本当にエグかった…。

先ほどのゲレンデが草野球なら、こっちはメジャーリーグオールスターゲームである。

ズンズン進む軍曹

写真では伝わらないが、ほとんど壁である。

あまりの斜度に、油圧ブレーキのオイルが偏って効きが悪くなってしまったほど。

三歩進んでは、立ち止まって天を仰いだ。

フラフラのゾンビ状態で休みながら進む。

滝のように流れる汗、たかる虫、見つからないポイント。


僕の想像していたOMM BIKEはこんなんじゃない…!!!!

背景には白馬の山々がドーン!!

暑かったら川にドボーン!!

ねぇ!!コンビニ寄ってアイス食べようよ!!

ところがどうだろう…。

僕の目の前には、ぶっ倒れた大木が横たわっているのである。

あれは…あれは僕だ…。

軍曹、僕疲れたよ…。

なんか…思ってたのと違うんだ…。

それでも!!我々はジャンプ黄金期世代!!

初めてのエロは電影少女!!

諦めず何とかDK(50)を発見!!

個人的には300ポイント欲しかった。

やはり、道も間違っていたようだ。

正規ルートと思われる場所を見つけてダウンヒル開始。

ダウンヒル後、なぜか泥だらけのフジタ氏。

聞けば坂の途中で一回転したらしい(!!)

今回、最もBBGイズムを体現していたのはこの漢である。

ちょっとコンビニに行くスタイルでOMMに出場。

「26インチではOMMに出るな。絶対に。」

そんな名言を残して走り去って行った。

制限時間が迫って来たので、近くのポイントを取りながらゴールへ向かう。

すると、突然!!

コーラの自販機を発見!!

コーラは運動時の万能薬。

刃牙に書いてありました。

バキバキに生き返りました。

朝の雨が嘘のような快晴。

美しい山々に見守られながら、踏み込むペダルに力が入る。

これだ!!これが僕の求めていたOMM BIKEなんだ!!

だが、視線の先には明らかにダメージを負ったパイセンが見える。

出るなよ!!26インチでは絶対に出るなよ!!

先輩が遺してくれた遺言。

それを後世に伝えるのが、残された僕の役目なんだ。

DAY1ゴール

DAY1、制限時間内にゴール!!

DK(50)に手こずった感はあったが、中の上くらいの順位だったので満足満足。

記録より記憶。

得点より回転。

LITEとBIKEの選手が続々と帰ってくる。

みんなそれぞれ満足そうな笑顔。

盛り上げ上手なボランティアさん達が出迎える。

皆さんのおかげで、会場は本当に良い雰囲気に包まれていました。

ゴール後は汗だく&泥だらけの体を洗いに

会場の隣にある「岩岳の湯」に向かう。

混んでるのはわかってたけど、移動もダルかったので芋洗いさせて頂きました。

メシはやたらと景色が良いガスト。

本戦ではありえないシチュエーション。

LITE/BIKEは本当に気楽でいい大会。

その後はスーパーで色々と買い出し。

本戦しか出た事がない人は、この「ゆるさ」を是非体感して欲しいです笑

私も初体験でしたが、これはクセになりますね!!

そんなこんなでDAY1は終了!!

何やかんや色々ありましたね。

次回はDAY2&OMM BIKEで良かったモノ!!です!!

押忍!!