今回は、前回に引き続き「ザ・ノース・フェイス 2018-19 秋冬新作展示会」の模様をお伝えします。気になる商品が多すぎて今回の記事内では紹介しきれませんが、その中でも目に付いた注目商品を厳選してご紹介します。写真多めで進めていきますので、カタログ的に見てくださーい。
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ここ数年、各メーカーが注力する「インサレーションウェア」。
その中でも、ダウンとフリースのいいとこ取りをした動的保温カテゴリーは、今シーズンも熱い!
THE NORTH FACEは「ベントリックス(Ventrix)」というアクティブインサレーションシリーズを展開する。
[aside type=”normal”]ベントリックスとは、シート状の中綿にスリットが入っていて、それが開いたり閉じたりすることによって、中の熱(ムレ)を放出するという画期的なインサレーション(化繊綿)のこと。[/aside]
ベントリックスフーディ(Ventrix Hoodie)
注目のベントリックス(アクティブインサレーション)を使った行動用保温ウェアを紹介します。
まずは、ベントリックスフーディ。
バックパックなどで摩耗しやすい肩や袖にハードフェイス加工がされている。
フーディじゃなくてジャケットモデルの方をお借りして着てみました。
173cm、72kgで「L」サイズ着用。
厚手のインナーを着ても問題ないサイズ感。
第一印象は「軽い!」
表面生地と中綿(ベントリックス)がストレッチするので、動きやすくて着心地がいい。
サラッ(ザラっ?)とした表面生地が、汗をかいても張り付きにくそうな印象。
襟の高さも絶妙。
生地がとってもしなやかなので、首も疲れにくそう。
着用している(VG)バナディスグレーのハードフェイス加工は、ブラックに比べ目立たない。
内側には通気口があり、抜けがよさそう。
ポケッタブル使用。
コンパクトに収納した時もちゃんとロゴがプリントされている。
Lサイズで実測273g。軽い!
モコモコしすぎないので、レイヤリングがしやすそうなのもGood。
ウォータープルーフブレーサビリティベントリックスフーディ(WPB Ventrix Hoodie)
表素材にストレッチ防風防水素材のHYVENT®ESを使用した商品。
ストップ時にはスリットが閉じ保温モード。
行動時(ストレッチ時)には、スリットが開いて熱(ムレ)を排出するという、まるで呼吸するかのようだ。
コチラはサミットシリーズ。
先程の「ベントリックス フーディ&ジャケット」と比べると、よりアウター色が強い。
このアイテムも内側に通気口が空いている。
今期モデルからナポレオンポケットに仕様変更され、より使い勝手が良くなった。
ファスナータブにもサミットマークが付いているのがニクい。
裾のドローコードは2箇所。
フロントはダブルファスナー。
なんとこのジャケット、縫い目がほとんどないんです。
ストレッチ性を妨げないオーバーラップ接着による無縫製のシームシーリング加工。
ノースさんの技術レベルの高さシャベーっす。
この商品もポケッタブル仕様。
重量は「L」サイズ実測431g。見た目よりずっと軽い!
グローブフィットワッフルハイネック(Globefit Waffle HighNeck)&フーディ。
動画内で説明をしてくれたマネージャーの大坪さんオススメの商品がコチラ。
「Whole Garment®️(ホールガーメント®️)」と呼ばれる特殊な編み機を使い、どこにも継ぎ目のない無縫製の立体的なシルエットのニットウェア。
3Dプリンターで作ったニットウェアってイメージしてもらったら分かりやすいかな?笑
これは「欲しい!」と思いましたね。いや、買う。
デザインもシンプルでデイリーにも着れるし、何より着心地がいい。
それに、冬の登山でハイネックってアリだなーって思った。
折り返したタートルネックを伸ばせば、ネックウォーマー&ライトバラクラバ?にもなっちゃうしね。
ワッフル調の生地はフリース素材でも定評があるように、空気をたっぷり含んで温かいし、ムレにくい。
ポリエステル65%、毛35%で耐久性も高そう。洗濯にも気を遣わなくていいね。
サムホールも付いてて、お手々もあったか。
ミラージュサーマルクルー&シャツ(Mirage Thermal Crew)
個人的に気に入ったのがコレ。
ベントリックスを使った中綿入りシャツ&カットソー。
モコモコしたアウターを羽織るまでもないけど、ちょっと肌寒いなーって時に重宝しそう。
デイリーにも山にも使えそうだね。
同じシリーズのクルーバージョン。
こちらはニットの編み目がプリントで表現されてる面白いデザイン。
首元のボタンと左脇のファスナーが着脱をアシストしてくれます。
着心地いいし、軽いし、暑くなりすぎないし、これもいいなー。
トータス(Tortoise)
ロールトップ式のデイパック。
表面生地はコーティングされ強度を高めた素材。
見た目に反して約600g(34L)と軽量。
シーム処理もされて、突然の雨に慌てる必要もない。
同じ素材のトートバージョン「ポストマン(Postman)」も使い勝手よさそう。
展示会場には他にも気になった商品が沢山ありましたが、とても1つ1つ説明を聞いて回るわけにもいかなかったので、これ以降は写真によるダイジェストでお楽しみください。
2回に渡ってお送りしました「ザ・ノース・フェイス 2018-19 秋冬新作展示会」の模様、いかがだったでしょうか?
今シーズンも注目は、やはりインサレーションジャケットの動的保温カテゴリーではないでしょうか。
ダウンとフリースのいいとこ取りをしたノースフェイスの「ベントリックス」気になりますよね?
今シーズンBBGでもフィールドテストしてレビュー出来たらと思ってます。
それにしても、山でも街でもボーダレスに着られるノースさんのデザイン性の高さはさすが!
物欲を抑えるのに必死です笑
以上、アツシオガワがお送りしました。
押忍!