すっかり定着した「ファストパッキング」というワード。その言葉と共に歩み続けた名作が今期、満を時してリニューアル!!ストイックなザックだと思ったら大間違い!ランナーはもちろんハイカーにもオススメ!気が利くギミック満載のパーゴワークス rush30!ファーストインプレッション!!(文・コータロー)

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マイナーチェンジの終着点

ファストパッキング(以下FP)というシーンを牽引してきたバックパックは?

そう聞かれて多くの人は「OMM」classic25&32を思い浮かべるかと思います。

 

それと同時にパーゴワークス の「rush28」を思い浮かべる方も多いはず。

そんなFPシーンと共に歩んで来た「rush28」が今期「rush30」として生まれ変わりました。

前モデルのrush28は限定モデル等もリリースされ、少しづつマイナーチェンジをしてきたFPの定番ザック。

今回のリニューアルはいわばマイナーチェンジの集大成。

 

パッと見た感じ大きな変化が無さそうでも“別物のバックパック”になっていました。

今回も、もちろん自腹購入のファーストインプレッション!!

全体像と各部

全体像

カラーはミッドナイト(ダークグレー)の一色のみ。

旧モデルの明るいグレーに比べてよりスタイリッシュな印象です。

パッと見大きく変更は無いのかと思いますよね

重量はカタログ値で690g。

実測で680gでした。

 

容量が2L増えているので比較にならないかもしれませんが、前モデルはカタログ値で610gです。

 

ショルダー側はこんな感じ。

こちら側は随分と印象が変わりました。

ショルダー周り

まずはボトルポケット。

生地はライクラからメッシュ素材に変更。

20%以上の軽量化に成功しました。

色々なサイズのボトルに対応する為、ポケットにはプリーツが入っています。

下の画像は前モデル。

随分と使ったのでご参考までに。

旧モデルは少し伸びやすい生地だったんですよね。

ライクラという生地でした

TMEオリジナルのボトルを入れてみました。

ボディは色々なメーカーもコラボしているスペシャライズド社の

ピュリストボトルです。

パンパンですなぁ

自分達で作っておいて申し訳ないのですが

rush30とピュリストの相性は良くありませんでした。

違うものを使った方が良いと思います。

詳細は後述します。

 

オススメはソフトフラスクや薄めのボトル

潰しやすいペットボトルです。

ほとんどのスマホは入るはず

ボトルポケットの上には、もう一つポケットを装備。

スマホにベストなサイズ感です。

私の6.2インチのスマホもスッポリ。

時代に合わせたアップデートです。

もちろんジェル等補給食入れにもバッチリ。

 

チェストストラップは一本だったのが二本に変更。

ガッチリホールド

よりフィット感&固定力が増し、安定感バツグン。

今回からバックルにホイッスルが付きました。

いい音鳴ります

しっかりと大きい音が出ます。

ミリタリーにも強いITW社のバックル。

 

位置調整は旧モデルの無段階調節タイプからトグルタイプのポジション固定式に変更。

全部で5つの穴があり調整域は十分。

どなたもベストなポジションが見つかるはずです。

一本でOKという人は取り外す事も可能です。

 

ショルダーの調整はこのZ型のストラップを引きます。

重い荷物を入れていても少ない力でフィッティングが可能。

キュッと気持ちよくザックが上がります。

BUDDY33も同じシステムでしたね

ショルダーパッドの裏側は大きな穴のメッシュに変更。

見るからに汗抜けが良さそうです。

旧モデルと重ねるとその差は一目瞭然。

明らかに大きなメッシュです。

上が旧モデル

新モデルの方がパッドの厚みがありそうに見えますが…

私の旧モデルは使いすぎててだいぶヤレちゃってるんですよね。

 

正確な厚みの比較はできませんが、コシがありかなりしっかりとしたパッドが入っています。

 

ついでに旧モデルのショルダー周りで気が付いた所を比較してみました。

まずは新旧の形状を比較。

下から新モデルがコンニチハ

どうでしょうか?

新モデルのショルダーは下部が少しだけ大きい。

身体を覆う面積が大きくなりました。

 

次はショルダーの付け根。

付け根の間隔にご注目下さい。

だいたい4cmとします

ここは背負い心地に影響してくる部分です。

新モデルはどうかと言うと…

明らかに広くなっています。

だいたい8cmとします

実はそもそものショルダーの形状が変わっているんです。

そこで、最新の測定機器を使い比較をしてみました。

最新測定機器、白T

旧モデルのショルダーは肩から下にスーっと伸びてる印象です。

誤解が無いように言っておきますが旧モデルも背負い心地は良いんです。

 

では新モデルは…。

わかりますか!?この立体感!!

背中側から胸側に巻き込むように続く綺麗な曲線。

比較すると一目瞭然。

Tシャツをもう少し綺麗に畳めばよかったんじゃ無いか?

いつかパーゴワークス の皆さんにボコボコにされるんじゃないか?

そんなモヤモヤした気持ちが吹き飛ぶくらい驚きました。

アツシオガワ

たたんだ状態の必要があったのか…?

サイド&トップポケット

続いてサイドポケットです。

こちらもフロントポケットと同じ素材に変更です。

下の画像は旧モデルです。

ここのゴムも伸びてるなー

以前はもう少し硬めのメッシュでした。

縫うの難しそうだよなぁ…

新モデルは生地自体も伸縮しますがプリーツも入る事で容量はフレキシブルに可変。

大き目のボトルはココがオススメです。

TMEボトルはココがオススメ!

前傾したポケットのデザイン。

背負った状態でボトルを取ることが可能です。

ウインドシェルなんかを入れても良いですね。

 

次はトップにあるポケット。

生地は同じでもちろん伸縮&プリーツあり。

下の旧モデルはプリーツは無し。

形状も少し違いますね。

旧モデル

ポケットの中にはキーフックがあります。

新モデル

容量がしっかりありつつ、伸縮する素材なので

レインウェアくらいなら飲み込んでしまいます。

メンズLサイズ

レインジャケットを入れてみてもまだ少し余裕があります。

最近の軽量レインなら上下入ってしまう容量です。

もう少しいける

ウェアはもちろん行動食、地図等、頻繁に取り出したい物はここが最適です。

メインコンパートメント

続いてはメインコンパートメントへ。

旧モデルと決定的に違う開閉システムがこちら!!

肩にある二つのバックルにご注目!!

そう、ショルダースタビライザーにバックルが付きました。

これ、待ってました~。

バツグンに開閉しやすくなりました。

 

ちなみに旧モデルはこんな感じ。

旧モデル

ショルダーにバックル等は無く

ショルダースタビライザーを緩めて開閉しないといけなかったんです。

ここを毎回緩めて開閉

この開閉方法は正直、使いやすいとは言えませんでした。

限定モデルでサイドにジッパーが付いた時には

「うん、そうだよね」って思いましたもん。

 

でも新モデルはそんな悩みとはオサラバです。

 

バックルをパチンと外し

雨蓋を開ければ

真ん中を通るストラップ。

こちら新モデル

ココにはスリーピンングマットや

ウェアなんかを挟めます。

こんな感じ

そのストラップを外せば

私の大好きなクイックシンチクロージャーがお出迎え。

僕はコレが好きでねぇ

ズバッと開く新世代の開閉システム!

持ちやすいハンドルに手を通して

片側は指が4本入る

反対側のループに指を通して

横にズバッと引けば世界まる見え!

ザックの横幅以上に大きく開くので

中身の視認性はバツグンです。

中が見やすい!!

形状的に絶対自立はしないよね。

と、思いきや意外とします。慣れるとコツを掴みます。

 

さて、メインコンパートメントの中には

新たに小さなポケットが追加されました。

小さいけど一人前

こちらメーカー曰わく完全防水。私もシャワーで確認済み。

直接シャワーを当てても浸水しなかったです。

台風の中ダッシュしたり、滝に打たれたり、川を泳いだりしない限り

おそらく中の物が濡れる心配は無いと思います。

 

ですのでこちらのポケットは

大きなスマホも余裕のサイズ

濡らしたくない電子機器の部屋としてベストです。

 

続きまして、なんと今回から背面パッドが取り外し可能になりました。

これは嬉しい!

背面パッドは実測で34g

背面パッドを抜いた場合のザックの重量は646gとなります。

不思議な形だ

ちなみに私がよく使う

エバニューのFPマットはザックに綺麗に収まりました。

私のは幅を1cmカットしてるのでもう少し高さが出ます

ちなみにここも脱着可能。

開口部にあるこちらのフレーム。

樹脂だと思うのですが金属みたいに硬いです。

こちらは実測25g

背面パッドとこちらの棒を抜くとザックの重量は621gとなります。

どちらも場合によっては背負い心地とトレードオフになるかと思います。

用法容量を守ってお好みでどうぞ。

 

ハイドレーションスリーブは2L対応の大容量。

もちろん使い方は自由。

折りたたみテーブルも入りますし…。

サンダルなんかも入るサイズです。

28cmのサンダルを入れても

この余裕です。

ハイドレーションのフックはベルクロタイプ。

キーフックみたいに使っても良いかも。

メインコンパートメントへのアクセスは横からも可能です。

クイックに取り出したい時は本当に便利。

かなり下まで大きく開きます

背面パッドと付属品

背面パッドはもちろん脱着可能。

BUDDYシリーズのDNAはここにも生きています。

ベリベリっとな

これは使ってみると想像以上に快適です。

汗を大量にかくファストパッキングには最高のギミックだと思います。

休憩明けに乾いた背面パッドで走り出せる爽快感。

 

ウエストベルトは細めの物が装着されています。

高めの位置で背負いますし

ハイク程度ならいらないかもしれません。

そんな時はもちろん取り外す事も可能です。

必要ない装備は外せる。

アルパイン系のザックは細かくカスタマイズできる物も多いのですが、FP系のザックは意外とできなかったりします。

その点、rush30はかなり自分好みにカスタマイズ可能です。

 

そしてこの装備も必要であればどうぞ!!

こんなところにジップ

ボトム部分のジッパーを開けると…。

何やら黄色い物が…。

何だこりゃ!!

そうなんです!!

何とレインカバーが付属しているんですね。

ホント気が利きます

パーゴの半分は優しさで出来ています。

「今日、雨降るかもしれないから持って行きなさい」

そんなオカンの優しさを思い出す優しい気遣い。

 

ハイクで使う人はレインカバーは嬉しい特典なんじゃないでしょうか。

30Lクラスのレインカバーって2000円位はしますからね。

軽さ重視でレインカバーを持って行かない方は55gの軽量化になります。

ボトムのポケットはウインドシェル等を入れる事も想定して作られているそうです。

余裕で入ります

私は手ぬぐいなんかを入れたいですね。

底にはちゃんと水抜き穴を装備。

rush30用のレインカバーを購入する必要はございません。

お得!!

 

他にもこんな付属品がございます。

そう、みんな大好きバンジーコードですね。

開封するとこのように

バンジーコード、謎の輪ゴム2本、プラパーツ。

バンジーコードの通し方は自由です。

自分の好きなように縛り上げて下さい。

付属のプラパーツを使うとバリエーションも増えて面白いですよ。

 

さて、この輪ゴムはどうしたもんかと…。

とりあえずボトムに付けて…。

これであってんのかな?

とりあえずロールマットを固定する用に…。

 

切れちゃう切れちゃう!!

ギチギチだよ!!

これは無理だなー。

何なんだろうこのゴムは?

 

はい、何とソフトフラスクのノズルを固定するゴムでした。

ボトルポケット内にゴムを通すループがあります。

ソフトフラスク持ってないのでTMEボトルですいません。

全てのパッキングが終わったらセンターのコードでコンプレッション。

揺れが少なくなり、より快適に背負えます!

装着感

実際に背負ってみた感じはこんなです。

178cm83kg

腰の上部で背負えて非常にバランスが良いです。

逆台形のフォルムが特徴的。

センターのコンプレッションコードもこのザックのアイデンティティですね。

遠くから見ても一目でrush28or30だとわかります。

 

ベスト型のショルダーは旧モデルとは別物のフィット感。

ストラップが2本になったのもあり

ホールド感が段違いです。

ストラップが余ってバタつかないようにプラパーツが付いています。

パーゴの半分は優しさ。

優しい世界

さて、ボトルの話なんですが。

先ほど大きな物はオススメしませんと言いました。

その理由とは…。

これは600ml、ちょっとキツイ!!

パッドが浮いてしまうんです。

せっかくの素晴らしいフィット感が損なわれてしまうのです。

重複しますがソフトフラスクか薄めのボトル、潰しやすいペットボトルがオススメです。

このフィット感を損なうのは勿体無い!

本当はTMEボトル使いたいんですけど

コレですからね笑

パンパン!!

身内でもダメなものはダメと言うのが本当の優しさ。

それでも残るのが本当の関係。

TMEボトル君、君はサイドポケットが似合ってる。

 

ついでにロールマットの装着感も。

かなりガッチリホールド出来ます。

エバニューEXPマットUL99を挟んでます

丸太一本ぐらいなら運べるんじゃないかと思うレベル。

ウソですごめんなさい。

大根くらいなら余裕だと思います。

本当にそろそろパーゴさんに怒られそう…。

 

マットを装着するとこんな感じです。

首の長さ、固定するマットは人それぞれなのでご参考までに。

上を向いてもさほど気にならない装着感です。

とは言え、これ以上大きいマットだと少し邪魔かもしれません。

後ろから見るとこんな感じです。

逆台形のフォルムがより強調されてカッコイイ。

就寝時のマットは可能な限り好きな物を使いたいですよね。

このクラスのザックはロールマットの外付けが難しい物も多いです。

しっかり取り付けられる選択肢があるだけでも嬉しいですよね。

フィールドテスト

今回、仕事で泊まりは無理だったんですが、一泊二日の山行を想定してパッキングしてみました。

TMEボトルは持って行かなかった笑

一応、6月中頃の八ヶ岳縦走を想定しています。

自分の中では少し重め。

ストイックには削っていない装備です。

TMEボトル写ってるんですけど前述のフィット感の問題でペットボトルを使いました。

水抜きで4.54kg

これに水2Lが加わりだいたい6.5kgでした。

 

現地に到着してすぐに思ったのは

とにかく旧モデルに比べて開閉がしやすい!

サクッと開いて必要な物がすぐ取れる。

小さなタイムロスが少なくなる。

 

登山口の時点でもう暑かった!

着ていたウインドシェルはトップポケットへ。

この程度は余裕です

ウインドシェルくらいは余裕です。

行動食もココに詰め込みました。

 

ゆるい登りはジョグ程度で走り

急登は大股のパワーウォークで登ります。

すごい暑かったー

すぐに思ったのはそのフィット感

非常に肩に重さを感じにくいです

肩と肩甲骨の間あたり、あまり重さを敏感に感じない部分に重心があリます。

 

先日レビューしたウルトラスパイア社のEPIC XT

体を前後から挟み込んでフィットさせるのに対し

これもフィット感は素晴らしかった

rush30は肩甲骨上部を支点として

身体に覆い被さるように、気持ちよく荷重を分散する感じです。

先日、友人の子供をおんぶしたんですが、その感覚に近かったです笑

 

そんなフィット感から思ったのは

「ウエストベルトいらないかも」そんな感覚でした。

非常にフィット感が良いのでウエストベルトをしていなくても

ザックの揺れがさほど気にならない。

6.5kgの荷物が入ってるのにです。

(もちろん、ウエストベルトをした方が揺れは少ないです)

 

ならば下りではどうだろうとテスト。

ここ山梨の扇山から百蔵山までの縦走路は谷底に落ちるようなダウンヒルが特徴です。

このコースはとにかく下りがえげつない

平日の誰もいないトレイルを足早に下って行く。

やはりウエストベルト無しでも揺れにくい!!

これには下りながら唸ってしまいました。

 

山頂に着いたら休憩しながら背面パッドを干しました。

天気さえ良ければ本当にあっという間に乾きます。

乾いた後は座布団として活躍してくれました。

その後も低山や帰宅ランメインで使用していますが

非常にハイレベルなクオリティのバックパックです。

気になったところ

もちろん使っていると気になる所も出てきました。

一つはテント泊装備を入れて走ると山行の後半あたりで

ショルダーパッドの外側が食い込む感じがあることです。

チェストストラップを外して歩いていたりすると特にです。

指で持っている辺り

ベスト型のショルダーは基本的に外側に開きやすいです。パッドに厚みがあればなおさら。

私個人の肩の形状もあると思います、旧モデルでも同じ症状はありました。

パッドに厚みがあるぶん新モデルの方が症状は軽いです。

 

痛くて走れないほどのレベルでは無いです。

でも、気にはなる状態です。

こうやってモゾモゾすること数回

私の場合、5kg以上の荷物を5時間程度背負うとこの症状を感じる事が多いです。

今の所、対処方は一つだけ。

チェストストラップを外さない笑

俺はどんな時でも外さない!!

キツイ登りとかのんびり歩きたいセクションでチェストストラップを外したくなる時も外さない!笑

外すとショルダーが浮いてしまい、そのうち食い込んでくる。

胸にピッタリと密着する状態を維持するのがとりあえずの僕の対処法です。

ショップでのフィッティングは是非5kg程度の荷物を入れてみて下さい。

 

もう一つはショルダースタビライザーの引き具合です。

下の写真はMAXで引いた状態です。

MAX引いてこの状態

完全に私のフィッティングの好みの話なのですが。

私はかなりしっかりザックを引き寄せたい人なんですね。

好みとしては下の画像くらい引き寄せたいんです。

理想はこのくらい

旧モデルは上の画像位引けたんです。

個人的にはその位のフィッティングが好きでした。

新モデルはちょっと物足りないです。

 

購入をご検討の方はこの辺の感覚もショップでフィッティングの際に気にしてみて下さい。

 

もう一点はほぼイチャモンですね笑

ココがねじれやすい!!ふと、気がつくとこの状態!!

背負い心地は変わんないんだけどさ

フィッティングをスピーディーに行う為、滑りが良い穴の大きなD環を使っています。

この辺は構造上、仕方がない部分でもあるのかなと。

むしろ、ねじれていても背負い心地が良いから関心します笑

とりあえず写真を撮る前には一度確認しましょう笑

rush30まとめ

商品名 rush 30
画像
サイズ 530X260X230mm
容量 30L(ポケット含む)
重量 690g
主素材 100Dナイロン
付属品 レインカバー、バンジーコード、コードロック
価格 ¥18,000 +tax
BUY NOW  

そんなこんなで現時点で私が感じた事をまとめてみました。

ここが良いね!

  • 重さを感じにくい荷重バランス
  • ウエストベルト無しでも揺れにくいバランス感
  • 旧モデルよりアクセスしやすいメイン気室
  • サイドジッパーからもアクセス可能
  • メイン気室内の防水ポケット
  • 汗抜けしやすく脱着可能なバックパネル
  • 取り外し可能な背面フレーム
  • デフォルトで付属のレインカバーとコード類
  • 軽量化されたメッシュ
  • スマホ対応のポケット

ここがもう少し!

  • テン泊装備で長時間背負うとショルダー外側が食い込む感じがする
  • もう少し引けると嬉しかったショルダースタビライザー
  • ねじれやすいショルダーのストラップ

 

総評

いつも通り色々と生意気な事を言わせて頂きましたが

今回のrush30はFP系ザックの中でもトップクラスのクオリティだと思います。

非常にバランスが良く、ハイカーにも自信を持ってオススメできます。

新モデルは一回り大きい

私個人が考えるrush30のベストシチュエーションは

1泊〜2泊の軽量装備での山行です。

 

ストイックに速く遠くに行くチャレンジ山行はもちろん。

のんびりULハイクも良いですね。

気持ち良いセクションだけ走るような使い方も良いと思います。

 

どんなスタイルの軽量装備山行でも

ちゃんとカバーしてくれる懐の深さがあるのがrush30です。

横から見てもサイズアップ

私は経験上、FP時はザックの総重量を7kgまでとしています。

走りメインの時は総重量を5kg以下にしないと難しい事もわかりました。

 

この「走れる重量」は人それぞれ違います。

より軽量な装備で走りを楽しみたい、より速く遠くに行きたい。

そんな方は同シリーズのrush20という選択肢もありますよ。

夏山シーズンはすぐそこですね

rush30は見た目ほどストイックなザックでは無いんです。

ビギナーからベテランまで。

ハイカーからランナーまで。

そして全ての世代のユーザーにオススメできるザックです!

パーゴさんは今後、動画に力を入れていくそうですよ。

チャンネル登録しておくと良いかもしれません。

最後までお読み下さいましてありがとうございました!

ウィスパーボイスのコータローでした!

押忍!!