鉄道で行く冬のパックラフト旅と装備、癒しの川は天国か地獄か?

寒くなってもパックラフトで川を下りたい。せっかく軽くてコンパクトなのだから車ではなく鉄道の旅をプラスして楽しみたい!。そのために必要な装備と川下りの様子などを紹介してゆきます。(文・テズリンY)



出発まで

ご挨拶

みなさまお久しぶりです。2018.5にココペリ・ホーネットライトの記事を書かせていただいたテズリンYです。

シンプル イズ ベスト!最軽量クラスのパックラフト、ココペリ ホーネットライト ファーストレビュー

2018.05.11

私がパックラフトを買ってちょうど一年。その間いくつかのバトル(川下り)にも参加して、

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すっかりパックラフトの虜になってしまいましたが、今回はパックラフトの持つ「機動性」を広げるための試みについて、いろいろ紹介して行こうと思います、笑。

どこへ行こうか?

パックラフトは軽い。「だったら担いでどこへでも行けるよね?」と考えて購入したのですが、いざ出かけるとなるとどうしても準備が楽で何かと便利な車で毎回出かけてしまいます。

ココペリ・ホーネットライト

ココペリホーネットライトは、たったの2.2kg

「これではいか~ん!」と一念発起して長野県飯山市を流れる千曲川(信越トレイルの近くですね)へ電車に乗って一泊で行こうと計画しましたが、「下ノ廊下へ行ってからヒザが痛い」とか言ってグズグズしているうちに飯山は初雪の季節になってしまいました、涙。

飯山線の車窓から見た千曲川

一年前の冬に飯山線の車窓から見た千曲川、雪が降る前に行きたかったぞー!

ではどこへ行こうか?
鉄道と川が並走してカヌーで漕げる区間はいくつか心当たりがありますが、良く知っている天竜川(飯田線・市田-唐笠)や長良川(長良川鉄道・美並刈安-みなみ子宝温泉)は結構な瀬があって、スプレーデッキの無いホーネットライトではフネに水が入ってきて寒いことになりそうです。

大きな瀬が無く(濡れなくて)、あまり寒くなくて、鉄道で日帰りで行ける便利な川。
そんな初心者向けの穏やかな川はどこかに無いのか?。

そうだ、京都の南の方にある木津川(関西本線・笠置-加茂)へ行こう!
そう思い立ったのは、12月も中旬のことでした。
ちょうど青春18切符も発売になるので「鈍行列車でパックラフトの旅」が出来そうです。
(注:初心者の方や不慣れな方は、冬場やソロでの川下りは正直お勧めしません。「こんなこともできるんだ」という事で、今後の川旅や装備選びの参考にしていただければと思います)

パックラフトに至るまでの道のり

実は、私は学生時代に自転車を分解してキャンプ道具とともに鉄道やフェリーで各地を旅する「自転車・輪行野宿旅」をやっていたこともあり、カヌー遊びを始めた当初から、折りたためるフネとキャンプ道具を持って鉄道などでいろんな所へ自由に行きたいと思い続けていました。

しかし既存のファルトボート(折りたたみ式のカヤック)やダッキー(空気を入れるタイプのカヌー、頑丈な代わりに重い)では他のカヌー用具やキャンプ道具も合わせると30kg近い重量になってしまい、何度か挑戦しましたが気軽にできるものではありませんでした。

エアー・トムキャット

エアー・トムキャット(ダッキー):激流との勝負にはめっぽう強いが2人乗りで10㎏以上と重い!

なので軽くてコンパクトに収納できるパックラフトを知った時には、これで長年夢だった「鉄道&カヌー旅」ができる!と大変うれしかったのです。

装備はどうやって運ぶ

みなさんが山に行かれる時も同じだと思いますが、車だったら忘れ物をしないように思いつくまま適当に放り込んでゆけば良いですよね。
でも鉄道の旅となるとバッグの容量を考えて装備を厳選するところから、すでに戦いは始まっています。

また、防水バッグというと荷物を濡らさないためのものと考えるのが普通ですが、鉄道の旅では漕ぎ終わった後に「濡れてしまったもの」を入れて帰るためのものと考えなければなりません。

これが真夏であれば全装備をコンクリート上に30分も広げておけば、フネから海パンまですぐに乾いてしまうのでIKEAのバッグに突っ込んで持ち帰れば良いのでしょうが、網棚の上から川の水がしたたり落ちては大ヒンシュクなので、荷物が乾かない冬場はそういう訳にもいきません。
しかも防寒のための装備が増えて容量もかさみます。

ウウム、手持ちの防水バッグのサイズとギアの収納をどう組み合わせるのが一番良いのか?、難しいが楽しくもあるパズルを自分なりに解いてみました。

出発当日

関西本線をひたすら西へ

ゴソゴソ準備をして当日の早朝。最寄駅から始発電車で名古屋駅に向かい、関西本線に乗り込みます。
三重県の亀山駅で電車からディーゼルカーに乗り換え、通学の高校生に混じって(この日は平日だったので)京都府へ向かって長い峠越えの路線を進んで行きます。

関西本線ディーゼルカー

途中の伊賀上野駅を過ぎるとほとんど乗客はいなくなり、ローカルムード満点のディーゼルカーはゴトゴトと山と川の間を進んで行くのでした。

笠置駅に到着

関西本線のディーゼルカー

ここがスタート地点もよりの笠置駅、スタートする笠置キャンプ場は駅から3分の好立地。

笠置キャンプ場

駅の反対側の河川敷にダダっ広いキャンプ場が広がっている。

笠置キャンプ場

防水バッグを肩に担ぎ、昔の船乗りスタイル?でキャンプ場まで歩いて到着

持ち物を広げてみよう

では実際にどれぐらいの量の荷物を持ってきたのかというと。

アークテリクス、シアトルスポーツ

シアトルスポーツの55L防水バッグと、アークテリクスIndex 15 バックパック

カヌーの道具と着替え類は手持ちの中で一番大きい55Lの防水バッグに余裕で収まりました。防寒着の少ない冬場以外だったらもっと少ない荷物だったと思います。電車の中で出し入れする手回り品などはアークの15Lザックに収納しました。

防水バッグに入れてきた装備、背景が派手で見づらくてすみません~

今回は最小限に装備を厳選。左側から

  1. ドライバッグ/シアトルスポーツ「ドライバッグ55L」(旧モデル)
  2. 空気を入れるタイプのライフジャケット/Anfibio(個人輸入品)
  3. パックラフト/ココペリ「ホーネットライト」【モンベル
  4. ジャケット/モンベル「リバーツーリングジャケット」(旧モデル)
  5. ウェットスーツ/モンベル「ネオプレン パドリングジョン Men’s」【モンベル(172cm、63kgでLサイズ)
  6. パドリングパンツ/モンベル「ドライパンツ」(旧モデル)
  7. サンダル/クロックス「クロックサンダル 」【楽天AmazonYahoo!
  8. フロアレステント/モンベル「カモワッチテンチョ」【モンベル
  9. タオル/ダイソー(上陸後に体を拭いたり、フネや装備を拭くのに使用)
  10. パドル/nortik「グラスシャフト4分割、220cm」【元気商會
  11. ネオプレーンソックス/MORGEN SKY「3mmダイビングソックス」【楽天AmazonYahoo!(足サイズ26.5cmでL サイズで少し余裕あり)
  12. グラブ/ホームセンターコーナン「合成皮革製作業用手袋」
  13. BBGてぬぐい【BBG
  14. ベルト/ダイソー「荷造りベルト2本組」
  15. ブランケット/Grabber「オールウェザーブランケット OG」【楽天AmazonYahoo!
背負ってきた装備

アークに入れて背負ってきた装備

手持ちの28Lの防水ザックに入れて来ても良かったのですが、ウレタンの入ったショルダーベルトが濡れてしまうと帰路で困ると思い小型のザックに手回り品を入れて背負ってきました。川下りの最中は濡れないように大型の防水バッグに入れておきます。左側から

  • 眼鏡ケース/防水サングラスケース(カナダのKanoe Peopleで購入)
  • 水/富士山麓の美味しい天然水
  • 防水バッグ小/モンベル「ライトドライバッグ15L」【モンベル
  • スタッフサック/イスカ(旧モデル)中にはお風呂セット
  • ザック/アークテリクス「Index 15 Backpack」【楽天AmazonYahoo!

一番重要な装備は着て帰るための服

川では何が起きるかわかりません。予期せぬ沈で防水バッグの中に水が入る可能性もあるので(実際に何度か痛い目に遭っている)着替えや財布の入った防水バッグは二重以上にします。

ゴール地点にユニクロでもあれば良いのですが、そういった店も無いので絶対に濡らす訳にはいきません、笑。

着替えはこの中に

着て来たダウンやズボン類はまずビニール袋に入れ、この15Lの防水バッグに圧縮して詰め込む(圧縮するのでコンパクト化にも貢献)。この防水バッグは登山用の防水スタッフサックではなく、カヌー用なのである程度厚みがあって強度・防水性は高い。これらをアークのザックなどといっしょに大型の防水バッグに入れる。

今回の旅のキーデバイス

今回の鉄道&カヌー旅を成功させるために必須の装備を簡単に紹介してゆきます。

①4分割パドル
これまで2分割のパドルしか持っていなかったので新たに購入しました。nortikパックラフトを扱っている元気商會(洞窟探検のアガタ隊長のお店)で購入しましたが、グラスシャフトの4分割で2万円以下とリーズナブルで、ナイロンブレードのためカーボン製のパドルほど気を使わずガンガン使えます。

②ネオプレンソックスとクロックスのサンダル(激流でない場合)
ネオプレーンの渓流足袋と陸上用の靴を別々に持つのは重くてかさばるので、一度濡れてもタオルで中を拭けば陸上でも問題なく使えるクロックスサンダルとネオプレーンソックスの組を合わせて使うことにしました。またクロックスの柔らかいスポンジソールが川の岩やコンクリートの凹凸をうまく捉え、思ったよりもグリップ性能が高いことも見逃せません。川や海ではいまだに定番のシューズです。

③空気を入れるタイプのライフジャケット(激流でない場合)
今回持って行ったAnfibio製は知り合いの方に依頼して個人輸入してもらった商品(2気室、メッシュポケット付き)ですが、これがあれば荷物の容積を大幅に減らすことができます。

それではフネを膨らませてスタート

パックラフトの準備

10分ほどでパックラフトの準備は完了、簡単で素早く準備できるのもパックラフトの魅力のひとつ

寒い風が吹く中、1時間近くかかってギア撮りと出艇準備をしていたらすっかり体が冷え切ってしまいました。

木津川・笠置キャンプ場

2日前に雨が降ったのに水が少ないなー

しかも、水が少ないので少しでも深いところまでフネを引いて行って乗り込むのに、ネオプレーンソックスに水がしみ込んできて、かなり冷たい!!

水の上は気持ちいいー

でも水に浮かべば自由な世界で気持ちい~。
人工物も少なくなり景色が良くなってきた。

自撮りシーン

自撮りってなんか恥ずかしいから、ほとんどしたことないんですよ笑

水の透明度

上流にダムがあるが、思いのほか水はきれい。
ちょっとした1級の瀬を越えて流れが緩くなったところで右岸に河原があったので迷わず上陸します。

カモワッチテンチョて何?

体が冷えたので温かいものでも食べようと、ささっとモンベルの「カモワッチテンチョ」を張ります。
これはテントにもポンチョにもなるというモンベルの面白商品なのです。

テンチョ、建てる前

120cm以上のストックで自立する三角錐(上から見ても三角形)のテントですが、分割パドルがちょうどの長さなのでそれを使って建てることもできます。

テンチョのサイズ感

サイズ感はこんなもんです、床面が三角なので広さはミニマムですが、前を閉じればフロアレステントになります

張った時の長辺は260cmなので、少し狭いですが中で横になることができます。
でも一番の使い方はこうした無人の河原や砂浜で風よけにしたり、真夏は日陰を作って昼寝をしたり。また寒ければ羽織って休憩したり、雨天時は傘を持っていなくても川や浜から近くの店まで買い出しに行ったり、なかなか便利に使ます。

そして、カヌーでは必須の「ナマ着替え」を他人の目から隠すことができるというのもうれしい機能。

ブランドモンベル
品名カモワッチテンチョ
画像
重量590g
素材■本体:70デニール・ナイロン・タフタ[耐水圧1,000mmウレタン・コーティング] ■ペグ:7075超々ジュラルミン
BUY NOW

※画像クリックでメーカーHPへ

着替えマナーの看板

イケメンでマッチョのお兄さんばかりなら良いのかもしれないが、長良川にはこんな立て看板もあります

モンベルのラインナップではカヌーの装備に分類されていませんが、これ一つあれば海でも川でも何かと使い勝手が良い商品なのです。
布が丈夫なので少し重い(590g)ですが、山でもツェエルト代わりやULテントの一種として使えるのかもしれませんね。

以前はもう少し薄い生地で軽量な青色のモデルもあったようですが現在は廃盤になっています。カモフラージュ柄は趣味の分かれるところですが、現在のモデルはファスナーの隙間から望遠レンズを突き出して鳥や野生動物の撮影をする人が、カモフラージュのために使うことを想定した商品になっているのかもしれません。

さて、風を避けながらドリンク缶を加工した自作アルコールストーブで、小さなラーメンを作って暖を取りホッとひと心地。

アルストとクッカー

早く食べたくて出来上がったところの写真は撮り忘れた!

  • カップ/スノーピーク「ソロセット焚にセットのカップ」(旧モデル)
  • 燃料ボトル/ナルゲン「広口丸型ボトル60ml」【楽天AmazonYahoo!
  • 缶ストーブの材料/ハウスウェルネスフーズ「ウコンの力 100ml」【楽天AmazonYahoo!
アツシオガワ
ウコンのリンクいりますぅ?

元気が出たところで初の三脚を使ったカヌー自撮りに挑戦します。
これまでのパックラフト旅では他にもカメラマンがいたので自分の写真を撮る必要は無かったのですが、今日はソロなので初挑戦。

三脚自撮りの様子

自分のカメラに5秒間隔×6枚のインターバル撮影機能がある事をここで初めて知った、笑

うー、パックラフトに乗ったり降りたりするたびにネオプレンソックスに水が入って冷たい。

風と瀞場に苦しめられる

その後は、ノンビリと景色を楽しみながら木津川を下ろうとしましたが、川の流れはほとんど無くなり、西からの向かい風がどんどん強くなってきます。力いっぱい漕いでも歩くより遅いスピードでしか進んでいません。この長大な瀞場(とろば=水の流れがほとんどないところ)を漕ぎ切るのは本当に大変でした。

瀞場で逆風に逆らって進む

白い生春巻きのような防水バッグがまともに風を受け止めて大きな抵抗に

どれぐらい風に逆らって漕いだのか、パドルを持つ手の握力が無くなり、肩の筋肉が悲鳴を上げ始めます。
ようやくカーブを曲がって先を見渡せてもふたたび瀞場が続き心が折れそう。
ファルトボートなら苦も無く進むような水面と風でも、ゴムボートのようなパックラフトでは2倍のパワーで漕いでも3分の1も進まないのです。

「何が癒しの川だ!何が初心者向けの川だ!」あまりの苦行に悪態をついていると、ようやく流れが二手に分かれて「進みだした」と思ったら、今度はザラ瀬(水が少なくてフネの底が引っかかるような浅い瀬)の真ん中で立ち往生してしまいました。

流れを下る

ようやく水が流れ始めたと思ったら、、、、

ザラ瀬に引っかかり立ち往生

ザラ瀬に引っかかり立ち往生

冷たい流れに足をつけてフネをパドルで押さえながら水の深い場所まで歩いてついて行きます。ヒャー!!

ココですっ転んでフネだけ流されたりしたら、フネを確保してくれる仲間もおらず本当に目も当てられない最悪の状態になるので、足元に注意しながら慎重に進んでゆきます。

その後も瀞場が続き、もうやけくそになって漕いでいたら、ようやくゴールの目標である恭仁大橋が見えてきました、ヤレヤレ。

ようやくゴールに到着

橋の下流にあるゴール地点は、急な坂を越えて土手を登る必要があったが、軽量のパックラフトなら楽々

アツシオガワ
全然楽しさが伝わってこない!

危険な生着替えシーン

土手に荷物を担ぎ上げ、着替えをしようとしたその瞬間に軽自動車が堤防道路の上に停車。どうやらここでお昼休みにするようです。
向こうも私の着替えなんか見たくもないでしょうが、私だって見せたくありません。
しかも土手の上は寒風が吹き抜け、こんなところで裸になったら一瞬で風邪をひくか低体温症になってしまいそうです。

軽自動車が現れる

そんなとこに止まらんといて~!!

こんな時に役に立つのが、先ほどのテンチョ。
カモフラ柄のお陰で相手も私に気付いていないはず。
ササッと着替えて一件落着。

登山中でもインサレーションやタイツなどを、暑くなって脱ぎたくなった際に便利な装備かもしれません。

着替え中

フードはかぶらず帽子をかぶって使用しています。機能紹介のためとはいえ、少々恥ずかしい、笑

アツシオガワ
素足に黒ソックスが変質者レベル爆上げ!職質&通報レベル!笑

濡れたものは防水バッグに、濡れて困る着替えや貴重品、カメラや三脚はアークの15Lザックに入れて準備完了。

温泉に寄ろう

水を吸って重くなった荷物を肩に担いで堤防から1kmほどの加茂駅まで歩いてゆきます。

今回のルートでは、スタート地点の笠木に温泉とキャンプ場があり、ゴールの加茂に食堂とコンビニ、スーパーがあるという「逆だったら最高なのに」という立地になっています。
ちょうど、一時間に一本のディーゼルカーが来るので駅の改札に急ぎます。(この加茂駅から西側は電車で、東側はディーゼルカーなんですね)

一駅間を漕いだだけですがディーゼルカーでも約10分。今日はまあまあの距離を漕いだようです。逆風の瀞場だらけだったので体力的には20km漕いだぐらい疲れました。

亀山方面へ出発した列車を見送る

亀山方面へ出発したディーゼルカーを見送る

朝降りた笠置駅に到着。カートにキャンプ道具を載せた若いキャンパーと私を降ろしたディーゼルカーは、すぐに出発してゆきました。コロコロカートにキャンプ道具一式を積んで来るなんて、このお兄さんもなかなかやるな~。

駅から歩いて200mほどの場所にある「天然わかさぎ温泉笠置いこいの館」に到着。

お約束の展開とはならず、この日は開館日でした

お約束の展開とはならず、この日は開館日でした

湯船につかってしばらくすると、無感覚になって赤と白のまだら模様になっていた足指とカカトの辺りが普通の感覚に戻ってきました。
もう少しでしもやけになりかけていたのかも。
あー、体が冷えた後の温泉と温かい食事は本当に最高でした!

温泉を出て駅とは逆方向に少し歩くと、地図上で「こうもり博物館」という謎のスポットがあり、ぜひ見学したかったのですがウロウロしていると風邪をひきそうなのでおとなしく笠置駅に戻り、この日のカヌー旅は無事に終了しました。

今後の冬パックラフトと鉄道旅に必要な物は?

やはり背負うところが無い防水バッグでは駅の乗り換えや、長時間歩くがつらいので大型の背負えるザックが必要ですね。
今回使用した防水バッグは約55Lなのでそれぐらいの容量の防水ザックを買うか、もう少し小型の40Lクラスにして、電車移動中はダッフルバッグを併用するか?という所です。

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進撃のタフガイ!ORTLIEB オルトリーブ「ギアパック32」レビュー!

2018.05.26
(記事で紹介されているのは32Lですが40Lもあります)

●シールライン「バウンダリーパック

今回は、体はともかく予想以上に足が冷たくて参りました。
ネオプレンソックスは中に入った水が温かくなれば問題無いのですが、登山と違って足を動かさないパックラフトでは血行が悪く、いつまでも冷たいままだったのが良くなかったようです。
完全防水のドライスーツが買えなくても、ソックスだけでも防水のものにするか、長靴で水が入らないようにするか?などの方法を考えれば冬のパックラフト旅も楽しめそうです。

川では寒さと向かい風で散々な目に遭いましたが気持ち良い温泉にも入れ、冬でもパックラフト&鉄道旅が充分可能な事が分かりました。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

最後に(ギア中毒診断テスト)

突然ですが友人のために作った「ギア中毒診断テスト」を載せておきます。みなさんのスコアはいったい何点でしょうか?笑

  1. 人と同じモノはいやだ、そのモノの評価が高ければ高いほど
  2. 作り手の想いやストーリーが感じられるモノは愛着が湧く
  3. 定番アイテムでは面白くないが、キワモノすぎてギラギラしてると思われるのは少し恥ずかしい
  4. 一つの道具で二つ以上の機能を持つ物は常にえらい
  5. 直感とは長年の経験から瞬間的に導き出された答えであり、正しい事が多いと思う
  6. 自分の道具選びには自信がある
  7. ギア選びは常に理詰めを心がけているが、感性にビビッときたら理屈ではなく心の声に従えば良いと思う
  8. 防水、防塵、対衝撃と書いてあれば他の性能については目をつぶってしまう
  9. スタッキングやシンデレラフィットに幸せを感じ、きっとこれは運命の出会いだと思う
  10. ベストな組み合わせが完成した瞬間に、これまでの散財の哀しみが襲ってくるので、できればそんな日が訪れない方が幸せだと思う
  11. いろいろな事が出来る幸せと、シンプルな美しさの両立こそが永遠のテーマだ
  12. 究極のギア選びとは、人類の文明が滅ぶ最後の瞬間までつづく旅だと思う
  13. ギアを手に入れてからよりも、手に入れるまで苦悶している時間の方が楽しい。
  14. サイフが軽くなったぶん、心が軽くなる
  15. 買わずに後悔するよりも、買って後悔する方がマシだと思う

最後まで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

18 件のコメント

  • テズリンさんこんにちは、
    すけでございます。

    あぁ!テズリンさんの記事でとるやないか久々やん!
    って楽しく拝見させて頂きました!

    知識とご経験に基づくギアリスト、川旅やらなくても興味深々でよみこんでしまいました。

    電車旅のドライバック肩担ぎスタイル、
    3500kmのアパラチアントレイルを67歳で歩いたエマおばあちゃんのスルーハイクULスタイルそっくりで衝撃でした。

    もうこれ、テズリンスタイルとしてパックラフト電車旅に定着させるべきかと。

    中々初期投資の額で二の足を踏んでしまいますが、川旅憧れます

    カモワッチョテント⛺️もポンチョにもなる一石二鳥ぷりが素敵です‼️

    生着替え覗かれリスクも、カモワッチョで無事回避出来て何よりです
    がしかし、僕はあのポンチョ靴下スタイルでテズリンさんが己撮しているのを想像して吹いてしまいましたスンマセン

    青春18きっぷでの川旅想像するだけでも素敵です。
    学生時代よく使ってて、京都から岩手まで行ったの思い出しました。あのネーミング考えた人天才かと。

    のんびり鈍行に揺られて現実逃避したいっす

    川旅の魅力、これからも楽しみにしております!

    押忍

    追伸
    因みにテスト結果は…
    12/15
    でした。
    このテスト、ハイスコアであればあるほどマズいんじゃねぇかと思いますが、他のBBG好きの皆さんのスコア気になりますね‼️

    そして、今日行ったイベントでシールラインの靴下1900円だったんですが、イベントから帰った後に記事見て結局買わなかったことを激しく後悔しました…

  • すけさん、こんにちは。
    長文にお付き合いいただきありがとうございます。エマおばあちゃんスタイルは、意外と肩と首に負担が掛かることが判明しました、1kmが限界です、大人しく防水ザックか背負子を買います、笑

    ギア類は電車旅ということで非常に厳選したものをご紹介出来ました。テンチョはなかなか面白い一枚二役のギアで、私のカヌー旅には欠かせない相棒になっています。

    写真の格好は、帽子、サングラス、中はスッポンポン、ネオプレンソックス、クロックス、以上。うーむ、網シャツどころのヤバさではないですね、テンチョが風で飛んだら完全にアウトです。

    18切符は最初に発売された時からお世話になってますよ、当時はシールも付いてましたね、笑。鉄旅シリーズはこれからも続けて行きたいです。

    スコア12/15、おめでとうございます。ギア依存症確定です。
    全てを買って物欲が無くなるか、財布の中身が超ULになるまで治りません。今後も一緒に沼に浸かって生きて行きましょう。
    我、買わずに後悔よりも買って後悔するなり!の精神で、笑

  • めっちゃ寒そうですが、
    なんかのどかで良いですね!
    今年は山だけでなく、
    川にも興味持ってるので、
    是非記事アップよろしくお願いします!

    後、
    以前のショップ探訪で紹介されてたSokitさんに行ってきました!
    CEOのことも、
    もちろんBBGの事も覚えていましたよ!

    • そーちゃんさん、いつもありがとうございます!
      Sokitさん行かれたんですね!
      長島さんには店舗のことでよく相談に乗ってもらってるんですよー。
      いつも親身になってくださって、ほんといい人なんです。

    • そーちゃんさん、こんにちは。
      長文読んでいただき、コメントもありがとうございます。
      私が行った時は、残念ながら水量が少なかったのですが、本来ならノンビリ下れそうな良い感じの川でした。

      また、川にも興味を持たれたとの事、いいですね〜、笑。
      BBGを読まれている多くの山登りファンのみなさんにも川旅の面白さや参考情報を、今後もお伝えして行けるとうれしいです。記事リクエストありがとうございました!。

  • ども!テスリンさん!
    たかにぃです!

    良いですね良いですねー!楽しそう!
    そしてパッキングサイズが思ったより小さくて驚きです!
    たかにぃも早くパックラフトデビューしたいー!

    自撮りの苦労も身にしみて分かります。
    パックラフトの自撮りなんて、、、

    ちなみに私の診断テストの結果は11点でした。
    あれ?病気かな?笑

    • たかにぃさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      いいでしょ、最高に楽しいですよ!、笑。

      電車旅なんで思いっきり装備を絞り込みましたが、UL派のたかにぃさんからは、「まだまだ甘い、もっと軽く出来る」と突っ込まれそうですね。

      パックラフト、ぜひデビューして下さい。
      川は荷物を担がなくても、歩かなくても進む自由で貸し切りのロングトレイルです。

      自撮りは意外と難しく、見るとやるでは大違いでした。もっと自然な感じで撮れるように、わたしも精進が必要です。

      診断結果は11でしたか?、たかにぃさんも本当は14ぐらいでは?、笑

  • お疲れ様です。コータローでございます。

    今回の記事は非常に刺さりました。

    電車はいいですよね。

    ぶらり途中下車の山旅、川旅、キャンプ旅

    ホームで本数の少ない電車を待つ時間さえ魅力的に感じます。

    意外とそんな時間こそ旅の記憶に残っていたりするので不思議なものです。

    いかにも寒そうな12月の川旅、そしてテズリンさんの着替えシーンでは爆笑してしまいましたが

    電車移動が多い関東のパックラフターの皆さんにも非常に参考になったのではないかと思いました。

    さて、ギア中毒診断ですが

    結果は14となりました。

    もうほとんどじゃねえか!という感じです笑

    これ、よくできてますよね。

    各項目、非常にギア好きの心理を汲み取ったものだと思います笑

    ちなみに選ばなかったのは10番

    「ベストな組み合わせが完成した瞬間に、これまでの散財の哀しみが襲ってくるので、できればそんな日が訪れない方が幸せだと思う」です。これは私は当てはまりません。

    理由は、ベストな組み合わせを完成させても、違うギアで違うベストがないかを探すからです。

    ベストは一つとは限らないと思っているからです。

    数学は答えが一つですが、ギア学は複数の答えがあるはずです。

    同率首位があるかもしれないのです。

    もし完全なオールタイムベストな組み合わせを発見しても、そこに至る過程を「散財」だとは自分は思わないはずです。

    「必要経費」だと思うはず笑 

    むしろ今まで楽しませてくれてありがとうと感謝するはずです。

    最近の世の中のミニマリスト、断捨離等の流れからすると私がやっているのは真逆の「過剰消費」なので人によっては嫌悪感を抱く方もいらっしゃるかと思うのです。

    コイツバカだなとか、資本主義に踊らされていると思う方もいらっしゃると思います。

    「足るを知る」

    パタゴニアもThe more you know,the less you needと言っております。

    ただ、私に言わせれば「そんなの知ってるよ」です笑

    私は物に囲まれても人間は満たされない、心から幸せにはならないのをもう知っています。

    欲望には終わりが無いからです。

    その欲望を無くすのが悟りだと言うのであれば悟りは一種の諦めだと思っております(完全に悟りの解釈間違ってる笑)

    人間は諦めたら終わりです。試合終了です。

    私が知りたいのは足るを知っている者がさらに突っ込んだ向こう側です。

    そこに挑んだ人は何人いるのでしょうか?

    もっと、もっと知りたい

    知的欲求が行き着く先は?

    もっと、もっと欲しい

    物欲が行き着く先は?

    私はそこは「無」だと思っております。

    息をするようにギアを買う。

    そこには私とギアがあるだけ。

    そこが私の目指す場所です。

    頭おかしい!!笑 

    押忍!!笑

    • コータローさん、いらっしゃいませ。
      いま私は、南紀の北山川で冬の川下りパート2(追加装備の実戦テスト)を終えたところで、ただいま電波の届く地域に戻って来て、コータローさんのコメントを読破させていただきました!、ありがとうございます!。

      いい日旅立ち、日本のどこかに私を待ってる川がきっとある、そう思ってこれからもあちこち、旅情を求めて放浪していきたいと思います。また、私の情報が参考になった方が居られたら本当に嬉しいです。

      中毒診断は14ポイント。すでに治療は不可能な領域ですね。そして10番が該当せずですか。

      なるほど、私は「全宇宙のギアを統べる真理は一つ。答えは簡潔にして美しくあるべき」と思っていました。しかし私の部屋にはギアがあふれ、嫁に怒られてもレンタル倉庫にフネを7艇もぶち込む重病人です。

      実際には出来ませんが、全てを手に入れ、全てを試したとしても、答えはきっと出ないでしょう。
      いや東洋哲学の流れを汲むコータローさん哲学の言われる通りかもしれません。所有と未所有、購入と未購入の領域を超え、その間のカオスに身を委ねる。
      それこそがコータローさん哲学の実践であり、アウトドアショップ・パトロールなんですね!

      なんだか、だだっ広い北山川の下流域のように心が広々として、気持ちが楽になりました。
      コータローさんありがとう、わたしももう一つ次のステージに行けそうな気がします。

      でも春にはきっとSUPを買ってしまいそうです。

      • 誰か弟に精神と時の部屋の場所を教えてあげて下さい。
        テズリンさん、お願いですからこれ以上僕達をギア破道の道に引き込まないで下さい。
        でもSUP買ったらレビューで教えて下さい
        海でも使えそうなんで、むちゃんこ興味あります(笑)

        • すけさん、こんにちは。
          残念ながらすけさんも、コータローさんも普通の世界にはもう戻れません、一緒に冥府魔道の世界を突き進んで行きましょう、笑

          昨年、インフレータブル(空気を入れる)SUPを体験してそのスピードとポテンシャルに驚きました。
          また、旅の自由度や機動力も手持ちのシーカヤックに比べて圧倒的にありそうてす。
          こいつは、海のロングトレイルをキャンプしながら旅するのに最高の相棒になりそうです。
          一日も早く手に入れたい!

          ちなみに渓谷っぽい川でも漕がせてもらいましたが、難易度もスリルもパックラフトの5倍はありました。でも湖で遊ぶのならノンビリ楽しく漕げそうですね。

          すみません気になってるギアの話で、ついつい熱く語ってしまいました。手に入れたら詳細にレビューさせていただきます!!

  • テスリンさんのパックドラフト記事大変面白い試みかと思います。
    電車での旅は、車好きの自分としてはほとんどやったことがないので
    自分の好きなアウトドアと電車旅の組み合わせはいつかやってみたい旅のやり方と思い、参考にさせていただきます。

    それにしても生着替えがポンチョで隠せるのはいいですねー
    生足靴下には爆笑しましたけど(笑)

    それにしても、コメントでのコータローさんが別の方向で最高に笑ってしまった(笑)
    同じギア好きとして、これからも慕わせて頂きます!押忍!

    ちなみに私の点数は11/15でした。
    これは行けない気がします・・・
    財布のULがやばい・・・・、というかしまうところが最近なくなってきてます。

    だがしかし、やめられない
    買わずに後悔するよりも、買って後悔する方がマシだという精神で、これからも買うでしょう・・・

    • 海苔さんこんにちは。
      コメントいただきありがとうございます。

      鉄道旅は不便なこともありますが、なんというか男のロマンてやつでしょうか、笑

      テンチョ・ポンチョ、少しキワモノですがマルチプレイで実用性は高いです、是非お試しを!
      コータローさん哲学、さすが極められた方の領域は凄いです、脱帽です。

      海苔さんは11ポイント!、まだ4ポイントも伸ばせるじゃありませんか!。財布が軽くなれば心も軽くなり、心の平和が得られるのです、笑

  • テズリンさんこんにちは。
    川旅のんびりした感じがいいですね。
    幼い頃は近所の川で泳いだり釣りしたり夏は毎日のように通っていましたね。あの頃に戻りたい(笑)
    そんな貴方にはパックラフト!(笑)マジで欲しい!

    テストは14ポイント。
    あぁ病気ですね(笑)
    最後までこの病気と付き合います。
    買わずに後悔するよりも、買って後悔。
    これが私の進む道です。

    今年もいろいろ買っちゃうぞ~!

    • gokei さん、こんにちは。

      パックラフトでプカリ・プカリと川を流れて行くと、本当に心が癒されますよ〜。瀬があればワーワー、キャーキャー大声を出したりして。大人の心を子供に返す、そんな不思議な力がパックラフトには有るような気がします。

      テストの結果は14でしたか!、おめでとうございます。

      人はいろいろな病と付き合いながら生きて行かねばならない生き物です。今年もドンドン、いろんなものを買いましょう、笑

  • 押忍!
    パックラフトデビューの為の準備中のスナフキンです。
    旅は車を使わない主義のボクにどハマリの記事っす!
    川旅楽しそうだなー。

    旅を始めた当初から気になってはいるけれど買えない装備の代表「テンチョ」
    やはり、実際の着用画像は人心を惑わしますね。

    あ、テストはほぼ満点でしたよ。
    5番の直感だけ外しました。
    ボクにとって直感とは欲望を自己正当化した言い換えなのです。
    なので、ボクは常に直感に溢れてます!

    • スナフキンNさん、こんにちは。

      鉄道+川旅の企画を楽しんでいただき、大変嬉しいです。準備から、スタートしてゴールまでの流れも、これからパックラフトを始められる方の参考になれば幸いです。

      テンチョはクセが強すぎて、買うのになかなか勇気がいるアイテムですが、これが便利でいろいろ使える頼もしい相棒なんですよ。以前あったブルーのモデルなら、まだ購入のハードルは下がると思うのですが、、、

      写真は、私もフードを被って撮る勇気は無かったので、ブッシュハット着用で撮ってみました、笑

      テストはほぼ満点ですか!
      直感とは欲望を自己正当化した言い換えとは、これも目からウロコのご意見です。スナフキンNさんは直感の男だったのですね、しかし根っこの部分はみんな同じ気がします、笑

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    ABOUTこの記事をかいた人

    テズリンY

    もとは全国旅系の自転車・林道バイク野郎だったが、15年前からおじさんレースラフティングチームに所属。ダッキーやシーカヤックもたしなむが、近年は激流と激浪を相手のバトルに疲れ癒しの旅を求めている。浪費癖は結婚後もますますひどくなり、会社では恐妻家組合に所属中。