観光地としても有名な「箱根」を舞台に、BBGにてフワッと結成されたトレランチーム”ROAM FREE”の記念すべき初イベントが開催された。芦ノ湖をぐるり一周する箱根外輪山で、「クソおせーけど」をスローガンに掲げる『ROAM FREE』のメンバーが一周50kmのトレイルに挑む!総勢8人の漢達が新緑の野山を駆け巡る2日間。最高の山旅となるか、はたまた男塾となるかは山のみぞ知る。今回はトレラン1年生の鬼ころしSがお送りします。

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第1章 男塾開催 〜ガイリーン大地に立つ〜

「箱根」と言えば、皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか?

美しい山並みと芦ノ湖、豊富な温泉に名所旧跡、美術館に小田急ロマンスカー・・・見所は実に様々ありますが、都内からのアクセスが抜群な事もあってどこを取っても魅力的な観光地ですね。

でも、そんな箱根になんと全長約50kmのトレイルコースが存在するのをご存知でしょうか。

その名も箱根外輪山一周トレイル、通称『ガイリーン』

なんだか突然変形したりビーム撃ってきたりしそうですね。古き良き時代のロボットアニメを彷彿とさせます。

父親から「まずはエヴァンゲリオンを全部見ろ!」と言われて育った小学生時代を思い出しました。箱根・芦ノ湖は作品の舞台でもあるため非常に感慨深いです。

そんなガイリーンを舞台に開催された、BBG史上・初のトレランイベント!

事の起源は、「なんかカッコイイTシャツが出来たから、お揃いで着たりしちゃったり、ゆるく走ったりとかしてみたいよね」という、なんだかフワッとした理由。

形から入るタイプですが何か?

しかも参加者は”挙手制”というこれまたフワッとした構成。要は誰でも自由に参加可能というゆるーいコンセプトです。

そんなフワフワした経緯にて結成されたチーム”ROAM FREE”が走るにあたり、掲げる言葉は「クソおせーけど」

今回走ったり歩いたり道草を食ったりしたガイリーンのコースは、「箱根湯本駅」を発着点として周囲の山を巡りながら芦ノ湖をぐるっと1周し、累積標高3300mを走るラウンドトレイル。

そのコースは「ワンデーで達成すれば一人前のトレイルランナー」と言われているが、クソおせーROAM FREEがもちろんワンデーなんかで走れるはずがない。

と言うわけで我々のスケジュールはコースを2分割し、中間点にキャンプを構えて温泉浸かったりBBQなんかも楽しみつつ2日間掛けてゆるく走ろう!というチャッピーな計画。

今回、平日での開催にも関わらず「クソおせーけど走りたいぜ!」と声を上げた漢達は総勢8人。

「クソおせーけど気合いだけで頑張ります」と足を引っ張らないことを願いつつ近所の低山でコソ練を開始した鬼ころしSであった。

第2章 戦場は箱根 〜塾生出撃す〜

5月某日、時刻は朝6時。トレイル開始の前に、まずは必要な下準備を。

ベースキャンプ地となるのは芦ノ湖の北側、湖畔沿いに存在する芦ノ湖キャンプ村。

ここへ車とキャンプ装備をデポし、箱根登山バスを利用してトレイル発着点の「箱根湯本駅」まで移動します。

バスは箱根全域を網羅していて、路線は沢山あるようですがこちらは小田原と桃源台を繋ぐ”桃源台線”。

キャンプ場から一番近い停留所はその路線の「箱根レイクホテル前」キャンプ場の駐車場からは歩いて5分ほどです。

バスだろうと登山道だろうとどこでも寝られる頑丈な私、朝はまだ早いためここはもちろん重要な稼ぎポイントです。

バスに揺られヨダレを垂らしながらウトウトすること40分ほどで、箱根湯本駅に到着。

ここで駅で待っていたコータローさんと無事に合流!

しかしトラブルはすでに水面下で発生している。コータローさんの実兄・すけさんが「ユーコンばりの腹痛」という事情により、電車に乗り遅れていたのだった。

なかなか現れないすけさん。

「うちの兄はきっとまだやらかしますよ。さらに電車の乗り換えとかまでミスしますからね。」と言うコータローさんの冗談に「そんなBBGみたいな展開なかなか無いよ〜」と笑う一行の元に、「電車の乗り換えに間に合いませんでした」というすけさんからの連絡が入る。

弟の想像通りにやらかしてくれるとは、なんとも兄の鏡なすけさん。

「どうやってシメようかな?」と会議の結果、アツシオガワが ”たったひと言「いい加減にしとけよ!」という冷たいメールを送り放つ” という、初対面の人間にとってはなかなかビビってしまいそうなドッキリに決定した。

ドッキリの内容どうこうよりも、相手がこんな悪人顔では並大抵のメンタルではたまったものじゃないだろう。

アツシオガワ

ちょっと強めだったかな?

なんと別ルートで後から合流する予定だった ふかわバンドOさんの方が、先に登場してしまった。

「先に行ってると思ったんですけど、何でここに居るんですか?」と不思議そうに質問されるのも仕方ない、なぜならもう今の時点で本来の集合時間を30分も過ぎているのだ。

そこへ「遅れてすいませんでしたぁぁ!!」と猛ダッシュで現れたかと思いきや、華麗なジャンピング土下座をキメるすけさん。

ユーコンカワイもびっくりの美しい土下座のお作法から、ひしひしと伝わるBBG愛。

背中にはBBG手ぬぐいがすでにセッティングされているという献身っぷり。

ここで「テッテレ〜」とドッキリのネタばらしも済ませ、一同が打ち解けたところで記念撮影。

左よりアツシオガワ、すけさん、コータローさん、鬼ころしS、ふかわバンドOさん。

今日のコースを走るメンバーが揃ったのは予定より30分以上後だったが、ROAM FREEの初陣はこうして初日を迎えることとなった。



第3章 芦ノ湖防衛線 〜関所を越えて〜

箱根湯本駅を出発して、まずはガイリーンの入り口へ向かう。

朝という事もあり駅周辺のお土産屋さんは全部閉まっているものの、ふかわバンドOさんの背中にはすでに箱根のお土産「温泉まんじゅうクリーム味」がひょっこりはん。

これを背負って走るだなんて色んな意味でベテラン感がすごいと思ったら、なんと以前ガイリーンは日帰りワンデーで走られているとのこと(!)

まさかのガチなランナー登場で「ではお土産だけ頂いて・・・」と早速帰りたそうな鬼ころしSに「後で皆さんで食べようと思って!」と牽制するふかわバンドOさん。

しかし心配しても今さら帰ることも出来ないので、とりあえず先に進みます。

川を渡り、国道1号沿いに少し歩いて行くと看板がある場所がトレイルコースの入り口。

国道1号の南を並走する形で、湯坂路のハイキングコースを登っていく。

「芦ノ湯」まで185分。ここから芦ノ湯って、今日のコース全体の3分の1程しかないはずだけど・・・3時間!?

数字はあくまでも歩く時間の目安・・・と見なかったことにして、開始直後より始まるなかなかの登りをウォームアップを兼ねてゆっくりと高度を上げていく。

が、少しずつ生まれるベテランメンバーとの距離感で、ふと見逃せない最重要事項に気付いてしまった。

皆さん普通に早い。クソ遅くない。笑

どんどん差が開いていく。

しかも、コータローさんとふかわバンドOさんはテント泊装備を担いでの参加。漢!

日帰り参加のすけさんもテント泊を想定してのパッキング。漢!!

それに対して、ほぼ何も持っていないくせにヒーヒーと必死な鬼ころしS。

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・・

休憩ポイントでようやく追いつく亀足。しかし登りが始まって1時間弱、体もようやっと暖まってきました。

休憩のたびに誰となく始まり繰り広げられるギア談義もBBGならでは。

ここでの話題は「靴」だが、ひとたびギアについての論議が始まるとなかなか止まらないBBG御一行。

「ここのメーカーのソールパターンは・・・」と靴を脱ぎ出し、インソールまで取り出して「中の縫製がちょっと・・・」と真面目に議論しているけれど、”大の大人の男4人が顏を付き合わせて靴の中をじっと眺めている光景”というのは側から見ればそこそこヤバい感じを醸し出している。

誰かが来たらこの状況をなんて説明しようかなぁと言い訳を考えている私の心配をよそに、無邪気なヒゲ男たちのギア談義は続く。

走れる所は走りながらも「あそこの新作ザックがですねぇ」「あの生地の対水圧は・・・」と更にヒートアップする会話内容。

BBGというものは、つくづくギア好きな人々の集まりなのである。

浅間山(804m)に到着。長野の「あさまやま」と違って、こちらは「せんげんやま」と読むんですね。

そんな浅間山の青空に映える健康的な肌色に、タンクトップがめちゃくちゃ似合っている越中コータローさん。

よく見ると「ペットボトルは2本持ちなんですよ〜」と片手に2本のワイルド飲み。

テント泊装備を詰め込んだおニューのBUDDY 22すらもコンパクトな日帰りザックに見えるけど、これはコータローさんのサイズ感によるもの。

BUDDY22のレビューはコチラ

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左:178cmガチムチレスラー体型 右:156cmわがままBODY体型

ギアやウェアの使用感やサイズ感は必ずと言っていいほど個人差があるものなので、BBGは被験者のサイズも豊富に取り揃えて徹底的にギアレビューを行っております。

サブリミナルな企業努力アピールはこの辺りにしておきますね。先を急ぎます。

さて、そんな箱根トレイルの間にはこのような地図や看板が立てられていて「山と高原地図」などとも照らし合わせて行けるため、初めての人でも割と安心。

「方向は合っております」・・・?

示す方向は合っているけど天地が逆さま・・・といううっかり八兵衛な看板なんかもあったりするけれど、登山道自体はあまり迷う心配のないような分かりやすい所がほとんど。

欲しい所で現れる看板。箱根湯本をスタートして8km、今日の3分の1ほどの工程を終え順調に来ている様子。ここからはトレイルを抜け、芦ノ湖畔までロードを走って行く。

ロードと言っても、何でもないような道路じゃありません。

何でもないような事が幸せだったなぁとはふと思うんですけどね。

ガイリーンについて詳しいふかわバンドOさんいわく、ここは”箱根駅伝のコース”なのだそう!

ここで歴代数々のドラマが生まれているかと思うと、ただの道路とは思えませんね。

そんな国道1号線は徐々に湖畔へ。緩やかにカーブを描きながら、ほんのり見え隠れしている芦ノ湖をめがけて一気に駆け下りる。この爽快感はクセになりそう!ゆずの「夏色」脳内再生が始まります。この下り坂を自転車の後ろに乗せてくれる男性はどこにいるのでしょう。高田純次みたいな素敵な人がいいなぁ。

ここはロードがちょっと得意じゃない私でも、大変気持ちよく走れました。

湖畔沿いに来ると観光客も増え、鳥居やお食事処なんかも出てきます。

そんなウキウキストリートを汗だく黒光りの男達が軽快に歩く光景。

芦ノ湖遊覧船乗り場の近くからは、富士山と箱根神社の鳥居が一望できます。

ここは今回初の観光チックなスポット。しかしこれがこの2日間のうち、最初で最後のウキウキポイントになろうとは誰が想像したことか・・・。

その脇には江戸と日本各地を結ぶ交通の重要拠点であり、芦ノ湖と屏風山に挟まれ鉄壁の守りとされていた「箱根関所」があります。

140年の時を超え完全復元されているとのことで、なんとも風情のある石畳が素敵な街並み。

”サングラスの名司会者が歴史を紐解きながらブラブラする” という某人気番組のロケでも訪れていた観光名所ですね。

だがしかし、ブラブラと観光をしている時間など我々には無いのである・・・

・・・というストイックな姿勢は、もちろん我々は持ち合わせていませんね。

とにかく寄り道したくて仕方ない鬼ころしSの猛プッシュにより、関所通りにある「傳兵衛蕎麦」さんでお昼を頂くことに。

全員がオーダーしたのはざる蕎麦。香り高く喉越しが良いお蕎麦は勿論のこと、トレイルで酷使した体にもスッと染み込む「蕎麦つゆ」これが本当に美味しい!汗をかくと、塩っ気のものが美味しく感じるもの。

塩分を欲した一行の怒涛のそば湯おかわりラッシュに、お店のお姉さんも苦笑い・・・。

「アツシさーん。そろそろ出発しますよ。」・・・?返事が無い。

山にゴルフに釣りにと多趣味なCEO、この頃さらに黒く焼けた様子。

それになんだか毛深くなったみたいだけど、デリケートな事だからあんまり言えないなぁ。

”鼻の穴に指を入れたなら、罰金一万円頂きます” こんな注意書きがあるということは、よく鼻の穴に指を突っ込まれちゃうんでしょうか。

罰金だぞ♡

こんな顔してると指を突っ込みたくなる気持ちも分かりますが、どうか突っ込まないであげてくださいね。

第4章 灼熱のスカイライン 〜死闘!BBQ〜

食事が終われば時刻は正午。記念撮影なんかも含めて1時間弱ほどのんびりしちゃいましたね。

お腹がふくれた所で再び国道1号へ。観光地という事もありとにかく車の往来が凄いうえに歩道は狭いので、背後から来る車に気をつけて一列で進む。

芦ノ湖スカイライン方面へと、ランエボからハコスカやらランボルギーニがビュンビュン走ってくるのでなかなかのスリル。

この橋の下をトレイルが通っているので、柵の横から下へと降りていく。

しばし木漏れ日の気持ちいい道へ。石が敷き詰められ、よく整備されております。

「ヒィィ。蕎麦が鼻から出る〜」とここでもベテラン勢に置いていかれてしまう初心者鬼ころしS。

”天下の険(けん)”と唄われた旧東海道『箱根八里』箱根峠の辺り。箱根八里ってどこかで聞いたぞと思いきや、演歌界のプリンス氷川きよしさんのデビュー曲でした。

あれから18年、まさか好き好んで箱根八里を走る人がいるなんて当時の氷川きよしは思わなかった事でしょう。演歌シリーズの旅路ならば、個人的な希望として次回は天城山の”天城越え”に行きたいな。

下りもメチャクチャ早い皆さん。

峠周辺のトレイルは、その名に違わぬ険しさ。登ったかと思えばすぐ下りがやって来て、繰り返すアップダウンと午後の暑さに私は蕎麦がリバースしそうなほどバテバテでした・・・うっぷ。

アツシオガワ

コータローに先頭任すんじゃなかった。あのドーナツヒゲおじさん早えーんだよ!!

途中に登場する道の駅・箱根峠ではお手洗いや軽食コーナーがあるので、箱根関所をスルーした場合はここで昼食を取ったり一息ついて行くのも良さそう。

その先は芦ノ湖スカイラインに沿って、直線的な開けた道をどんどん登って行く。

クソ遅くない上に、クソあちー日照り地獄。

BBGらしからぬ晴天が続き、振り返ると「ソフトクリーム食べた〜い」と舌をペロペロするアツシオガワ。

思わず鼻の穴に指を突っ込みたくなる気持ちをグッとこらえます。

海ノ平(941m)に到着すると、目の前には富士山が!

「富士山見えない県民」愛知県民の私、富士山が見えるだけで嬉しい気持ちになるもんです。

この壮大な景色を思う存分に味わうことができるトレイル。これだけでも箱根へ来た価値は十二分にありました。

お腹の調子もすっかり良くなり、軽快に飛ばして行くすけさん。今日の晴天でスッキリ乾いたトレイルはまるですけさんの腸内環境のよう。NO MORE ゲリ道!もう東のユーコンとは呼ばせない!

しばし並走して来た芦ノ湖スカイラインの真横に出れば絶景。燦々と輝く陽の光を浴びてコータローさんの黒光り具合にもより一層の磨きがかかります。

さぁ!貴方はどちらがタイプ?

清廉な芦ノ湖と雄大な富士山の交互アプローチ。もはやフローラとビアンカどちらを花嫁にするかの板挟み。

清楚なお嬢様のフローラと積極的な幼馴染のビアンカ。どちらもそれぞれ魅力的で毎度プレイ中の皆さまの頭をさぞ悩ませることでしょう。義理人情を重んじる私はもちろんビアンカちゃん。フローラはお金持ちだから結婚相手には困らないわ、きっと。幼馴染みを捨てるなんて言ったらひのきのぼうでボッコボコにしちゃうからね!

本日の最高地点・三国山へ向かってまだまだ登ります。

ここ、スカイライン横の茶屋の先の分岐では「展望ルート」と「巻き道」があり、少しだけ迷った結果満場一致で巻き道をチョイス。

あまりにも雨やガスや吹雪にまみれてばかりのBBGご一行にとっては、本日だけでもう半年分ぐらいのご褒美を得ていたのだった。もしもこれ以上の眺望を望んでしまっては、この先1年は酷い災厄にまみれるに違いない。

ふたたび樹林帯に戻ると「眺望のない登り!待ってたぜこの苦痛!」といつものマゾイ追い込みを始める”歩荷鬼六”アツシオガワ。

「ベンチなんて必要ねぇ!まだまだやれる俺のハムストリング!」とお助けベンチを華麗にスルーして行く。

「急登上等!天上天下唯我独尊!」ともう一つのベンチをスルーするも、若干アドレナリンが切れ始めた様子。

箱根トレイル1日目にして早くも「ほしーの」を至近距離で見せつけられる後続メンバー。

アツシオガワ

コータロー てめえ…ドーナツばっか食ってるくせに動けるじゃねーか!

しかしここまで来れば、本日のゴール地点まではあと少し。が、少しのはずの登りすらも20kmぶん酷使した体にとってはメチャクチャきつい。

とにかく階段とか微妙に歩きづらい石畳が連続して襲ってくるので、もう勘弁して〜。

本日のゴール地点「湖尻峠」に到着!明日はここから再スタートです。お疲れ様でした!

今日の真のゴール「宴会会場」・・・もとい、キャンプ場へはそのまま徒歩で移動します。キンキンのビールはもう目と鼻の先。

1日目の工程はこれにて終了!

今朝車と荷物をデポした駐車場まで無事に帰還!走行距離は約25km、そんな疲労感は温泉で汗と一緒に流してやりましょう。

到着した温泉は「閉店まであと30分」しかし駆け込みだろうが間に合ったため、東のユーコン・すけさんが非難を浴びることはありませんでした。

右から味噌屋Kさん、SHIMちゃん、手前の切り裂きジャックが合流。

1日の汗を流した所で新たなメンバーも加わり、いよいよ「箱根一周トレイル・夜の陣」が開幕。

まずはそれぞれの寝床作りから。設営の最中はもちろん、各サイトにて「この生地って・・・」とまたもや聞こえてくるギア談義。

私は念能力「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」でSHIMちゃんのテントをコピー。戦闘力は無いし一見地味に見える能力だけれど、HUNTER×HUNTERの中では一番魅力的だなー。24時間で消えるからテントの撤収もしなくて良いよね!チートかよ!

というわけでお揃いのミラージュを仲良く隣に並べます。今日はおっぱい揉ませてくれるトリックスターSちゃんがいないのが残念。あっ、だから晴れたのかな?笑

アツシオガワ

SHIMちゃんが持ってきたVARGOの高級火吹き棒より、味噌屋KさんのAmazonで買った200円の火吹き棒の方がゴイスーだった!

設営が終わった所で宴会場の火起こし開始。見事な肺活量を披露してくれた味噌屋Kさんの作っているお味噌は、パッケージもスタイリッシュでとっても可愛い。作り手であるKさんの想いが伝わります。加藤兵太郎商店

私が心を込めて育てました!風

生産者の顔が見える安心感、人生をかけた作り手のこだわりは料理をより一層美味しくするんですね。

アツシオガワ

鹿児島「根深ねぎ」PR大使に任命される日も遠くなさそうだ。

そのお味噌を使ったKさんのお手製、サバ缶を汁ごと使ったお味噌汁。ホロリとほぐれる鯖の身とダシに、コクのあるお味噌のハーモニーが絶品!

肌寒い夜にホッと一息つける、ホットな1品。生の食材は使わないので、登山にもオススメなのだそう♪是非お試し下さい〜!

アツシオガワ

簡単!絶品!サバ缶みそ汁レシピはギアログで詳しく公開します!

初めて会ったとは思えないほど、みんな和気あいあい。

アウトドアではほとんどソロの山岳テントにシングルバーナークッキングしか経験の無い私にとっては初めてのキャンプスタイル。コンテナに座るの?こんな大きいランタンがあるの?革命じゃ!文明開化の音がする!

テキパキとこの宴会場をセッティングしたのは、実はGO OUTの雑誌にも掲載されるほどのキャンプマスターSHIMちゃん。伊達にシャベーわけじゃ無いぜ!

「コショウは粗挽きに限るっす!」と慣れた手つきでステーキ肉に味付けを施す。男の料理がキライな女性は、この世の中にはきっと居ないでしょう。えぇ私は大好物です。もちろんありがたく頂きます。

アツシオガワ

SHIMちゃん来なかったら皆んなでアルファ米食ってたよ!食材の準備からキャンプ道具諸々、ありがとう!

「食事の美味しさとお酒の美味しさは比例する」という己の公式は、今回も崩れることはありませんでした。

これは期末テストに出るからなー。覚えとけよー。って先生が言うときは絶対出るんですね。

損益計算書における減価償却費計算の公式は必ずと言っていいほどテストに出たもんです。そう、私の高校は商業科でした。

ちなみにこの写真は表の基本である「貸方と借方」を「ビールと缶チューハイ」で説明させて頂いております。

先生は酔ってハンモックから落ちたとか、小さい事は気にしません。

アツシオガワ

今回も写真取られるまで起き上がらなかったな!偉いぞ!鬼殺し!みんなドン引きしてたけどな!

経営成績は黒字が出れば万々歳、トレイルは無事にゴールへ辿り着けばゴールです。

鼻から蕎麦を出しつつもなんとか今日の行程を完走出来た初心者ランナーは、ささやかな充実感に浸りながら眠ります。アリーヴェデルチ!

後編へ続く。