アクティブベースレイヤー!〜スマートウール「PhDライトフーディー」〜

ベースレイヤー特集第4弾!上質なメリノウールの着心地が高評価の「スマートウール」の中において、アクティブでテクニカルなラインナップである「PhD」シリーズ。今回はその中でも、寒い時期の激しめのハイクやランに最適な「PhDライトフーディー」をピックアップ。上質メリノ+化繊+機能性が融合したそのベースレイヤーを試してみました!



Smartwool(スマートウール)「PhD Light Hoody(PhDライトフーディー)」

素材と特徴

今回のベースレイヤー特集は「メリノウールと化繊の混紡素材」に焦点を当ててチョイスしている。

「メリノの保温性・しなやかさ・防臭性」+「化繊の速乾力・耐久性・抜けの良さ」をミックスした今注目のカテゴリーだ。

 

そんな中で、メリノウールの上質さで定評のあるスマートウールが打ち出している“メリノ+化繊”の高機能ウェアシリーズが「PhDシリーズ」

今回チョイスしたのはその中でもフード付きタイプの「PhDライトフーディー」だ。

まず一番の特徴は2つの素材が使い分けられているという点。

冷やしたくないボディを覆う本体側(黒い部分)はメリノウール多めの「ウール56%、ポリエステル44%」の素材。

そして通気性や速乾力が求められる脇下と前腕下部は、化繊多めの「ウール54%、ポリエステル46%」でメッシュ状になっている。

脇のメッシュ部分を裏から光当ててみるとこんな感じ。

どちらにしてもメリノ多めの混紡率となっており、メリノの弱点である通気性と速乾力は発汗の多い場所をメッシュにすることでカバー。

こうすることでスマートウール自慢の上質メリノの恩恵を失うことなく、化繊の機能とメッシュの換気によって適切な体温調整をしてやろうってな意気込みが感じられる。

 

では実際に体験してみて保温性や吸汗性なども含めた実感はどうだったのか?

秋冬の5〜8℃くらいの肌寒いような状況で何度か使用してみましたよ。

 

着心地

ここはもうさすがスマートウール。

着た瞬間のイメージは、混紡素材にも関わらずメリノウール主体の「ホワッ」とした優しい感じの気持ちよさ。

チクチクもなければ、化繊的なごわつきも一切ない。

全体的に「しなやかで柔らかい」というイメージがあり、メリノが強い分、若干「しっとり」とした感じ。

肌触りはとても良い。

 

この着心地の良さには上質なメリノウールが一役買ってるのはもちろんなんだが、もう1つ秘密がある。

裏返して縫い目部分を見ると「メロウシーム」と呼ばれる縫い方がされており、これが柔らかくてまた肌当たりが良いんですよ。

肌当たりがいいのはもちろん、ほつれたりしなさそうで耐久性もグッド。

ドライレイヤーとか着ずに直接肌に着る人には最高の着心地だろう。

 

フィット感

171cm73キロぼってり体型の僕でSサイズでちょうど良い感じ。

ピッチリな感じはなく、多少余裕がある感じ。

かといってダボつくわけじゃなく、しっかりと体の動きに追従してくれる。

これにも秘密があって、先ほどの別素材部分が「ボディマッピング」に基づいて配置されているから、

岩場や梯子などで腕を上げ下げする時に脇下で生地がヨレず、非常にスムーズな動きが可能だった。

アクティブな使用を想定しているアイテムだけに、冬場のランニングにも非常に適したフィット感だと思う。

 

吸汗性と速乾性

吸汗に関しては「吸汗スピード」って意味では特にすごいってわけではなく、可もなく不可もなくといったところ。

湿気をコンスタントにじっくりと吸い取っていくっていうイメージ。

そして吸い取った汗は、メリノが強いんですぐには乾かない。

しっとりとした感じでウェア内に保水され、これまたじっくりと体温によって乾いていくという印象。

保水されると汗冷えの原因にもなりかねないが、そこはメリノパワーで大冷えすることはなかった。

むしろ化繊100%ウェアのように、速乾によって蒸気と一緒に体温が逃げていって体幹が冷えるってことの方がデメリットだ。

 

メリノ100%ほど保水しまくるわけでなく、化繊100%ほど速乾じゃない。

今回の特集では全てがこれに当てはまるわけだが、これって結構ベースレイヤーの理想形な気がする。

 

そしてここで再び生きてくるのが、前述した脇下のメッシュ部分。

これがあるおかげで、ハイクアップ中もオーバーヒートが防げ、結果的にかく汗の量が少なく済んだ。

だからちょうど良い発汗量だけ本体側にしっとりと湿気が溜まって、メリノ効果で体温を維持することができた。

元々バランスがいい「メリノ+化繊」に、さらにアクティブに動く人用の仕様になってるってなわけだ。

 

ただその仕様のせいで、動いてない時とかはやっぱ体温低下が早いし寒い。

なので休憩時は素早くインサレーションウェアなどで保温してやることが重要になってくる。

抜けがいい分余計な汗はかかないが、とにかく止まると寒いから、ここもやはりアクティブな人向けって感じだ。

 

保温性

まず着た直後はゆっくりと暖かくなっていく感じ。

で、汗をかいた時(メッシュのおかげでそんなにかかずに済むが)、体温でほんのりと体温キープ(暖かくなるということではなくあくまでキープ)。※ここで強風が吹いちゃうとやっぱ流石に汗冷えしちゃうんで、そういう時はアウター着てね。

風が少ない寒い樹林帯では、動いてる最中はほんとちょうどいい感じの保温性を感じる。

感覚としては「あったけーってわけじゃないけどちょうど良い」って感じかな。

ただここも前述の通りメッシュ部分があるんで、やはりスローな動きでストップ&ゴーを繰り返すような人は寒さを感じてしまうだろう。

 

あとはサムホールがあるおかげで末端からの冷えや、袖口から入り込んでくる冷気が抑えられる。

汗がたまりやすい内側はメッシュになっている。

そしてちょっと寒くなって来たなって時にはフードがいい感じ。

しなやかな肌触りで首回りも窮屈感を感じなくてほんのりあったかい。

首元からの熱抜けがないからちょうどいい体温維持になり、体幹からの冷え予防にもなる。

このように手や頭部といった末端まで保温調整がカバーができるのは地味にありがたい。

重ね着した時のフード渋滞が嫌だって人にはクルーネックタイプとジップネックタイプもありますよ。

 

まとめ

個人的には結構総合的に好きな感じ。

やっぱりスマートウールの製品はメリノウールの上質さを如実に感じることができるんで、その気持ち良さをキープしたまま化繊の良さが加わってる感じがとてもいい。

僕はそこまでアクティブじゃないし寒がりなんで、若干メッシュ部分に寒さを感じるが、そのおかげで汗をあまりかかないんで結果的にドライでいられる時間が長かった。

逆にランニング的にアクティブ使用する人にはかなりジャストな選択かもしれない。

 

1つ難点を言えば、結構毛玉ができやすいって点ね。

そのせいでホコリも付着しやすいんで、この辺りは改善の余地ありだ。

 

ちなみに2日間着続けた後に、ドキドキしながら匂いを嗅いでみたところ…

全然臭わない!

単純に蓄膿で鼻がつまってるだけかもしれないが、間違いなく上質メリノ効果でオイニーはシャットアウトされていた。

これなら大縦走後に電車乗っても大丈夫!(注:その代わり他の部分が臭かったからトントンだったりする)

 

ってなわけで、山で駆け回って「俺は止まらねえ!」ていうアクティブ野郎どもには最高の1枚。

メリノ成分が多いんで、厳冬期でも適切なアウターを着れば快適なハイクアップを提供してくれることでしょう。

 

Smartwool(スマートウール)「PhD Light(PhDライト)」シリーズ

アイテム名 PhDライトロングスリーブ PhDライト1/4ジップ PhDライトフーディー
アイテム画像
重量 207g 230g 230g
サイズ S、M、L S、M、L S、M、L
カラー ライトグレー、ダークブルー、ブラック ライトグレー、ダークブルー、チャコール ライトグレー、ブラック
メーカー価格 ¥9,400+税 ¥10,500+税 ¥12,100+税
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※画像クリックでメーカーサイトへ

どうでもいいけど、スマートウールのモデルさんってやたらムキムキでTHE日本人中年からすると困るんだよね。

同じ服着てるように見えないんだよな…。特に腹とかB地区あたりが…。

まあ痩せろってこったね!

 

みんなもシュッとしてムキムキになって、スマートウールのベースレイヤーが似合う男になろうぜ!

てな訳でまたお会いしましょう。

ファットウールカワイでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ユーコンカワイ

低体温・低血圧・低収入というギアレビューにもってこいの人体サンプル。いつも顔色は土色だったり汗冷えのスペシャリストだったりするが、今日も持ち前のマゾん気を武器に山に川にと出没する。 素材がどうとかの専門的な事より、フィーリングやロマン重視のあまり役に立たないギアレビューを得意とする男である。