アークテリクス サトロAR レビュー

メリノウールと化繊のハイブリッドベースレイヤー特集の第三弾!あの”生意気番長”アークテリクスから『サトロAR』をピックアップ!特殊なハイブリッド繊維を使った高級ベースレイヤーは、コスパにうるさいBBGの二人を黙らせることができたのか?おっさん二人で着回すというハードテストで見えてきたアークの実力はやはり本物だった。



素材

素材はメリノウール81%、ナイロン12%、ポリウレタン7%のハイブリッド素材。

先日紹介したティートンブロスの「パワーウール」のように、表裏でウールとポリを使い分けたハイブリッド構造とは異なり、アークテリクスは「コアスパン ウールテクノロジー」という特殊なハイブリッド構造(繊維)を採用している。

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2017.11.20

それは、中心にあるナイロンフィラメントに18.3ミクロンのメリノウールを巻き付けた特殊なハイブリッド繊維

プリミノのように異なる素材を束にする混紡とは異なり、メリノウールをナイロンに巻きつけているので、肌に触れる面は常にメリノウールとなり、肌触り、吸湿性、保温性、防臭性というメリノウールのストロングポイントを損なわず、摩耗耐性を50%以上もアップさせた特殊繊維である

着心地&フィット感

173cm、72kgでMサイズ着用。

 

いやー、さすがアークテリクス。

着心地とフィット感が最高っす!

ストレッチが効いていて体にフィットするのだが、ピッティピティになりすぎないから1枚で着ても恥ずかしくない。

さらにトールカラー(ハイネック)のフィット感もちょうどいい。

ハイネック系のベースレイヤーってジッパーを上まであげると苦しかったりってこともあるが、サトロARは絶妙なルーズ感で締め付けられることがない。

顔デカ首太万年厄年悪天候中年男のユーコンは何を着てもハイネックが苦しく感じてしまうそうなのだが、サトロARは快適だったと。

「着ているのを忘れる」なんて安い表現は使いたくないんだけど、なんて言うかそのー、キツいとか苦しいとかダボつくとか袖が長すぎるとか、裾がめくれ上がってくるとか、ファスナーが顎に当たるとか、とにかくそういうウェアに対するわずかな不満が起こらないところがアークのすばらしいところである。

 

着心地&肌触りの良さにはアークらしい細部へのこだわりもあった。

「メローステッチシーム」という縫製技法が使われており、縫い目が最小限に抑えられ、肌に当っても縫い目のザラザラ?ゴツゴツ?感が全くしないため着心地がとってもいい。

プリミノの縫い目の処理と比べると肌触りがだいぶ違う。

こういった細かな点にまでこだわり尽くすのがアークテリクスである。

 

吸汗&速乾性

メリノの割合が81%と多めなので、正直「めっちゃ乾きがいい!」とは言えない。

ただ180g/m²と生地自体が分厚すぎないので、いつまでも汗が乾かないというような不快感はなかった。

実際、テストで行った餓鬼岳では写真のように背中が汗でびちゃ男になってしまったが、山頂で幕営をしてシュラフに潜り込む頃にはほぼ乾いていた。

熱を奪わない程度の速乾性は寒い時期のベースレイヤーに最適だ。

吸汗に関しては可もなく不可もなくといったところ。

ただ、フィット感がいいので体の汗はしっかりキャッチしてくれた。

保温性

今回テストした5種類のベースレイヤーの中で最薄の180g/m²という生地厚だったため、さすがに0〜3℃の北アルプスではアンダースペックかなーと思っていたのだが、予想を反する暖かさだった。

自分もユーコンも珍しく意見が一致したのが「薄いわりに温かい」ということ。

寒がりで自家発電能力の低いユーコンが初冬の北アルプスでも1枚で行動出来ていたのには驚いた。

情けない顔でアークを着るんじゃない!笑

もちろん、風が吹くと薄い分寒さを感じやすいが、そんな時はジャケットを羽織ればいいだけ。

この薄さと保温力の高さはオールシーズンで活躍してくれるだろう。

 

サムホールはないが少し袖が長めなので、寒さから手首をしっかりカ保護してくれるので温かい。

着丈も長めの設定になっているので、行動中にお腹や背中が出て寒い思いをしにくいのもいい。

 

まだ記憶に新しい『プレゼンブリザード遭難事件』の際、命を救ってくれたのもこのサトロARだった。

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2017.10.31

体感マイナス40℃。

もし化繊のベースレイヤーだったら確実に命を落としていただろう。

サトロARには感謝してもしきれない。

 

その他

左胸にポケットがあるが、正直 何を入れたらいいのか・・・?

大きさ的にはiPhone6がぴったり入るサイズ。

ただスマホのような重いものを入れるには不向きなので、アメちゃんでも入れておく程度か?

 

アークさん細けぇー!って思ったとこがココ!

タグが本体に直に縫い付けられておらず、ちゃんと1枚布を噛ませてあるんです!細けぇー!

これならタグを切っても本体に僅かに残ることもないから、チクチクすることもなくていい!細けぇー!

 

まとめ

 

徹底的にこだわり抜いて製品化されているアークテリクスは「やっぱ高いだけのことはあるなー」と改めて実感しました。

特に肌触り&着心地の良さにはBBGの二人も唸らされました。

お値段は少々お高いですが、通年で使用できることを考えれば十分アリだなーと思います。

過酷な山&過酷なプレゼン時の勝負服にサトロARおすすめです!

以上、アツシオガワでした!

押忍!

アークテリクス サトロAR

アイテム名 サトロ AR LS ジップネック シャツ  サトロ AR LS クルーネックシャツ  サトロ AR LS ジップネック シャツ ウィメンズ サトロ AR クルーネック LS シャツ ウィメンズ
アイテム画像
重量 230g 205g 190g 165g
サイズ S, M, L, XL, XXL S, M, L, XL, XXL S/M/L S/M/L
カラー Black,Woad,Nighthawk Black,Pilot,Rigel Gunmetal Gunmetal
メーカー価格 ¥20,000+税 ¥18,000+税 ¥18,000+税 ¥15,000+税
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2 件のコメント

  • お疲れ様です!!

    やっぱアークカッコいいですね、値段に関しては聞くだけ野暮ですよね

    ちなみになんですが、胸ポケットはパタのキャプリーンの様にベンチレーション的な通気用にはなっていないんですか?
    記事内容では保温性は高いようなのでポケット内部がメッシュであればネックのファスナーを下げることなく通気が出来るのかと思って・・

    良くて当たり前に捉えられるポジションのアーク、期待を裏切らない出来のよさは流石としか言いようがないですね

    • お疲れ様です!いつもありがとうございます!

      とりあえず、アークに関しては値段のこと言うの置いときましょっか笑

      やっぱアークカッコいいっすよねー。
      希子ちゃんも「3割増」なんて言ってましたが、ほんとおっさん二人が着ても野暮ったくならないんですよね。
      生意気度数も3割増しですが笑

      ポケット内部はメッシュになってないです。
      そもそもこのポケットいるぅ??って感じなんですけどね笑

      高いだけで大した事ないブランドって沢山存在しますが、アークは違いますね。
      ほんとよく作り込まれたいい商品が多いと思います。

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    アツシオガワ

    1979年愛知県生まれ。 30を過ぎてから山の世界に魅了され、生き急ぐように日本100高山を制覇。 ULブームの中、あえて荷物をがっつり担ぐスタイルを好む。 ギア好きが高じてユーコンカワイと「BBG」を立ち上げ、体を張って「山・川」の魅力「ギアの大切さ」を発信し続ける。 歩荷鬼六の異名を持ち「国際山岳追い込みガイドS級」の資格を有する。 特技:アルプスマッサージ