粋でいなせな浅草合同展示会〜後編〜

前日の酒も抜け 、さらに展示会場奥深くに侵入していくBBG。東京浅草で行われた粋でいなせなアウトドアメーカー合同展示会。男達は目を真っ赤に充血させながら、さらなる注目新商品の情報収集に邁進していくのである!



PETZL(ペツル)

さあ、ビッグブランドが続くぜ。ついてこいよ!

お次は天下のペツルさんだぁ!

まずはあの軽すぎて大ヒットかました超軽量奇抜ヘルメット「シロッコ」がバージョンアップしたってんだから、一発見とかないわけにゃあいかねえぜ。

さっきオスプレーさんとこでバックパック界のフリーザが出て来たがよ、こいつぁ見た目からまんまフリーザの頭だぜ。

今のアウトドア業界のトレンドはフリーザなのかい?

見てわかるように、以前のモデルに比べて頭頂部にポリカーボネイト製クラウンが配置されて、前作の「小石は防げても小枝が刺さるじゃねえか!てやんでぃ!」と言う要望にお応えした形だぁ。

ライナー含めて3層構造になって強化されてて、後頭部や側面も広くなってより広範囲にカバーするようになってるところにも注目でぃ。

細けえところで言うと、前モデルに比べて後頭部のショックコードの取り付け取り外しがしやすくなってたりよ、

変なふうに装着して破損しがちだったマグネット式バックルの構造も、こんな感じで見直して耐久性もアップよ。

そして一番声を大にして言いてえのが次のことだ。耳かっぽじってよく聞けよ。

あの頭がデカすぎてあらゆるヘルメットの挑戦を退けてきたというユーコンカワイのデカ頭にもジャストフィットなんだぜ!

グリベルのサラマンダーXLしかヘルメットの選択肢のなかったこの顔デカ族に光明が射したんでぃ!

これで松井秀喜級の顔デカ野郎達も、安心してその膨張しすぎた頭部を守ることができるんだ!

もうヘルメット売り場で試着するたびに「馬鹿にしてんのか!顔デカは山行っちゃいけねえのか!」ってキレてた日々にグッバイってなもんよ。

 

そいでお次はこの超軽量クランポン「レオパードFL」(一番手前)に注目だ。

こいつぁしっかりした10本爪で、コバ付きじゃない登山靴にもしっかり装着可能だ。

その上、このアルミボディと、この工作感溢れるダイニーマのコードで、ペアで360gていう軽量さだっていうからありがてえじゃねえか。

このコードテックっていう連結システムのおかげで持ち運びもコンパクトだし、調整も超アナログで簡単なのさ。

こいつぁ現行品だからよ、今夏白馬あたりの大雪渓行こうと思ってたり、来期残雪期にも挑戦してえって奴にはもってこいの代物だぜ。

 

さあ、そんでもってペツルさんといやあやっぱヘッデンとくらぁ。

目を引いたのは、激しいアクティビティでやたらライト使う奴らに向けたパフォーマンスシリーズよ。

こいつには「センサー」なんていう小洒落たもんが搭載されててよ、勝手に状況を判断して明るさを調整してくれるって言うんだぜおい!

これ今指でセンサー抑えてるけど、こういう時は照度が下がるんでぃ。

例えば地図見る時とか、近えくせにハイパービームで目の前の紙照射されたら眩しいじゃねえか。

これならそんな時も、遠くを照らしたい時も、足元だけ照らしたい時でも自動調整してくれっから省エネったらないぜ。

今までだと手動でダブルクリックだの長押しだのってしちめんどくさくて光量調整なんてろくにして来なかったけどよ、こいつなら勝手にやってくれるからいいじゃねえか。

まるでできた女房だぜ。

俺が「おい、おまえ」なんて言う前によ、こいつは「あい、お前さん」つって茶ァ持って来やがるんだぜ。

ヘッデンはいつも行動を共にする相棒なんだからよ、これくらいの阿吽の呼吸が欲しいやな。

 

LA SPORTIVA(スポルティバ)

さあ、続いてはイタリーのアウトドア大好きっこたちがやってるブランド「スポルティバ」さんだ。

ほとんどのシューズメーカーが外部委託生産に頼るこのご時世でよ、こいつらは頑なにドロミテ山麓の片田舎の自社工場でコツコツいいもん作り続けてんだよ。

ちゃーんと何度も何度もテストしてよ、アンバサダーの意見聞いてよ、イタリア野郎だけどその情熱と根性は江戸っ子にも負けてねえぜ。

そんな職人どもが2018ssで送る注目新作シューズをざざっと見て行こうじゃねえか。

まずはこの「トラバースX5 GTX」さ。

アプローチシューズのカテゴリーだが、ヘビーめな道を行くハイカーやバックパッカー向けに作られてる堅牢なゴアテックス防水シューズだぜ。

アツシオガワも絶賛する名作トランゴシリーズからカフとシューレースシステムを受け継いでて安定感抜群よ。

そしてソールはBBG内で目下絶賛滑らねえって評判のビブラムメガグリップ使用で、スポルティバ独自のインパクトブレーキシステムでそりゃあもう間違いなしのグリップ力さ。

そいで、さらにファストハイカーにもオススメなのが、この「ブレードGTX」だ。

この折り紙の幾何学形状からヒントを得たっていう独特なソール形状が優れたクッション性を発揮してよ、そりゃあもうあらゆる状況のトレイルに対応するんだってよ。

そしてこの見るからに滑らねえだろうっていうソールパターン!どうでぃ!

最近買う靴買う靴ことごとく滑りまくってるBBGとしては、早くこいつを試してみたくて足がウズウズしてやがる。

2018年のファストハイク用シューズとして最重要チェックだぜ。

あとはトレラン系の新作として面白えのが「ユニカ」だ。

こいつの何がとんがってるかってぇと、なんとこいつにはインソールがねえんだよ!

クライミングシューズみたいに袋状になってて足をそのまま包み込むような形状だ。

どうでぃ、随分画期的だろう?

実際にこれで走ってねえが、「クッション性とホールド感のあるベアフットランニング」的な感じで走れるんだろうか?名前の通りユニークな奴だぜ。

他にも色々とシューズを見たが、俺ぁどのシューズからもイタリア野郎どもの魂の叫びを感じちまったよ。

来期BBGは、このスポルティバさんを要チェックシューズブランドとしてがっつりレビューして行くつもりだぜ!

※2018商品は仕様が変更になることがあります。







 

BLUE ICE(ブルーアイス)

まいど!元気にやってはりまっか!

べらんめえ調が急に大阪弁になったのには意味がありますねん。

実は浅草の会場から別の会場に移動しまして、今度は大阪に本社のあるケンコー社さんの展示会会場にお邪魔したっちゅうわけや。

相手がナニワもんってことで、なめられてたまるかとヒゲゴリラもご覧の気合の入れようや。

ピッケルを振り回して「ゴッホゴッホ」と暴れるBBGに対し、ケンコー社さんは今回も落ち着いてゴリラの頭にでもわかるよう丁寧な解説をしてくれはったわ。

このブルーアイスってメーカーはまだ知らん人も多いかもしれんけど、おフランスはシャモニーに拠点を置く、選ばれしプロ山岳集団が作った実戦第一主義な本意気クライミングメーカーなんや。

とにかく徹底的に無駄を削って、実戦において必要なものだけを残すという実にわかりやすいコンセプト。

そん中でも注目なんが、超軽量アルパインバッグの「イエティ50」や。

50Lという容量で、しっかりした背面パッドが付いていながらその重量はなんと1,350gや!

クライミング時における必要最低限な機能が確保されてるのはもちろん、普通に耐久性のある大型ULバックパックとしてもシンプルに使えるっていう実に玄人ウケする質実剛健な作りやで。

ギアループすら別で作らず、「ここでええやん」ってノリが実に好ましいやないか。

も少し容量の小さい「ワーソッグ40L」なんて1,130gなのにとにかく作りがタフなんやで。

アイスクライミングから沢登り、ファストパッキングまで、これ一つでハードにこなせる実力派や!

で、沢登りといえばこの辺りどないでっしゃろ?

こちらもオスプレー同様、Outdoor Industry Award 2017を受賞した世界最軽量アルパインダイニーマハーネスの「コーカスライトハーネス」や!

Mサイズでなんと90gっちゅう殺人的な軽さや!

保水せえへんから沢登りの時とかにもぴったりやで。

このブルーアイスはまだ創業して10年も経ってへんけど、モノホンの人らがとことん現場テストしながらこさえとるから今後伸びてくること間違いなしやで。

今年からロゴも変わって、まさに要チェックなブランドや。

 

TERRA NOVA(テラノヴァ)

レーサーフォトン1に代表されるUL系テントで名を馳せるテラノヴァはん。

でもここ数年はトレランレースでの使用選手の多さから、軽量ランパックとしても飛躍的に認知されて来たんや。

新作に関してはまだ発表できないんで、現行モデルの中から注目アイテムをピックアップやで。

やっぱなんつってもこの「レーサー20プロ」や!

TJAR(トランスジャパンアルプスレース)で望月選手が使ってたことで一躍名を馳せたやつで、現在は細かなアップデートを遂げた日本別注モデルや。

なんせ軽い(340g)ってのと、節操なくガバッとご開帳してしまうセンタージップが使い勝手いいったらないんやで。

そんでもってこの手のタイプのバックパックには珍しく、マットとかくくりつけられる用のストラップもあるんや。

日帰り使用からストイックな泊まりのスピードハイクまでカバーできる名品っちゅうわけや。

ウエストボトルポケットも復活しよった上に、ショルダーハーネスにもボトルホルダーが付いたんやで!

日本の意見を元にイギリス野郎達が本気で作った名品。

まさにキン肉マンとロビンマスクがタッグを組んだかのような最強さなんや!

こいつは近々BBGでもフィールドテストしてみるつもりやで!

 

BIG AGNES(ビッグアグネス)

BBGでは軽量オススメテントとして度々登場をかましているビッグアグネスはん。

今回はテントではなく、ビッグアグネスはんこだわりの「スリーピングバックテクノロジー」に着目や!

ようく見てもらうとわかると思うんやけど、シュラフ背面のスリーブにマットとピローがガッチリ入り込んで一体となってるんや!

これでどんなに寝相が悪くてもマットから滑落する心配はないで!

シュラフのマット側もちゃんと中身が省かれてて軽量化に貢献や。

おまけにビッグアグネスのダウンシュラフ製品は撥水ダウンが使用されてるから、シュラフカバーもいらんのや。

ピロー部分の固定なんてまた見事なもんで、枕が毎回ずれてどっかいっちゃう人には最高やで。

そこで、かつて2段ベッドの上から何度も滑落した過去を持つほど寝返りを打つユーコンカワイがこのシステムを体験。

必死こいてシュラフ内で寝返りを打ちまくるが、もちろんマットから落ちることもなければ枕もずれることはない!

新種のゆるキャラ「ブルーめんたいこ君」に見えてなんやキモいけど、本人はとっても快適やゆうとったわ。

超軽量タイプのシュラフでこのシステムできたら山でも積極的に使っていけるで。

あんさんらぁも、快適なめんたいこになってみまへんか?

 

まとめ

ってなわけでざざざっとお送りして来ました、BBG展示会はしご旅。

ありがたいことにメーカーさんも熱心に説明してくれるから、全部を周りきることができなかったほど。

進化していくアウトドアギアってのは、ほんと見ていて楽しいね。

現行品はもちろんのこと、来シーズンへの期待は高まるばかりであります!

 

前日の飲みでほとんど寝ずに突入し、昼飯も食わずに会場を回りまくって再びはるか岐阜まで帰っていったBBGの二人。

目は充血しまくり、疲労の色は濃密だが彼らの動きは止まらない。

翌日から再び彼らは、とあるプロジェクトのために南アルプスに旅立っていったのである。

その模様はまた次回からお送りいたします!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ユーコンカワイ

低体温・低血圧・低収入というギアレビューにもってこいの人体サンプル。いつも顔色は土色だったり汗冷えのスペシャリストだったりするが、今日も持ち前のマゾん気を武器に山に川にと出没する。 素材がどうとかの専門的な事より、フィーリングやロマン重視のあまり役に立たないギアレビューを得意とする男である。